【「続かない」でいい】ゆる読書のススメ

本を読んだ方が良いと分かっていても、いざ読み始めてみるとなかなかページが進まず、しおりを挟んだまま本棚に眠っている・・・・。

そして、その積読本の山を見て、読み続けられない自分を、読み終えられない自分を、どこかで「ダメだな」と思ってしまっていませんか?


私は、社会人になってから、小説ばかり読んでいてはいけないな、と話題のビジネス書や名著といわれるものに手を出しては、冒頭で挫折してしまうということを繰り返していました。

「続かなかった」というちょっとした自己嫌悪でも、それを繰り返すと、なんだか自分ができない人間だと思えてしまうんでよね。

そしてその感情を味わいたくなくて、自然と読書から離れてしまってしまっっていました。


そんな私が今や月に10冊のペースで読書ができるようになった理由はずばり、「ゆるく読書をする」ようになったからです。

そんな「ゆる読書」のポイントは2つです。


1つ目は、「目次を見て、面白そうなところだけを読むこと」です。

本に苦手意識を持っているほど、最初から最後まで読まないと「読書した」という気になれない人が多いと思います。

でも、それは違います。

たとえ一言一句全てを読んだとしても、心に留めておきたい言葉や、人に語れる内容が残っていなければ、ただそれは文字を“目で追った”というだけで、何も自分の身になっていないですよね。

逆に、強烈に響いた言葉や、「ここがためになった」と人に語れるものが残りさえすれば、たとえ10ページしか読んでいないとしても、「読書をした」と言っていいと思うんです。

難しい本は特に、目次を見て一番興味がそそられたところをまず始めに読んでみる。

読み終えたら二番目に気になったところを読んでみる。

飽きたら本を閉じてみる。

それでいいんです。

1冊の本から、最低でも1つの学びを得れられればOKというふうに、ゆるく目標設定をして気楽に本と付き合うようになると、自然と本の山にも手がつけやすくなるはずです。


ゆる読書の2つ目のポイントは、「ジャンルの違う本を2〜3冊同時に読み進めること」です。

人によってどうしても好きな本や読みやすい本のジャンルが偏ってくると思います。

私の場合は、小説やエッセイは大好きでどんどん読み進めることができますが、長年に渡って名著とされるような本は昔ながらの親しみのない言葉が多く使われることから、読みづらく感じてなかなかページが進みません。

でも、社会人として読んだほうが良い本がたくさんあるということは分かっているので、避けることはしたくないんですよね。

そんなときにおすすめな方法が、得意なジャンルと苦手なジャンルを同時に読み進めるということです。

私の場合は「ちょっと重めの勉強用の本を30分読んだら、気分転換用の小説に切り替えて良い」というマイルールを作って読むようにしています。

でも、どうしても気が乗らない時もあるので、そんな時は気の済むまで好きな小説やエッセイに切り替えても良い、というふうに例外も認める、ゆるゆるのルールです。

そうすると文字から避けないでいられるので、小説を読み進めるだけでも頭が読書モードに切り替わっていき、最初は難しくて入り込めないと感じていた本も、いつの間にか読み始められるようになることもあります。


「読み続けられない」「読み終わらない」は決して悪いことではないんです。

むしろ時間を効率的に使っていると思って、読み飛ばしながらでも、気分転換をしながらでも、ぜひ気軽に本と触れあってみましょう。


それではまた!







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