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へっぽこ社会人 過去の自分の失恋エピソードに慰められ、また失恋を消化(昇華)するために…

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へっぽこ社会人 過去の自分の失恋エピソードに慰められ、また失恋を消化(昇華)するために戻ってきました

マガジン

  • バルセロナの中心で愛を嘆く

    バルセロナの中心で愛を叫ばなかったし、叫ばれなかった。代わりに失恋した。そんな私の立ち直るまでの記録。書いて消化、昇華、なんなら消火したい。

最近の記事

香水は「Forget Me Not」のメッセージ

forget-me-notという単語をご存知ですか?尾崎豊はじめ歌の名前になっていたり、ブランド名になっていたりするので、実は知られているのかもしれませんが、恥ずかしながら私は知りませんでした。 勿忘草の英名とのこと。未練がましくて好き。 バルセロナで振られる前、私はイタリアを旅していた。1番の目的と言っていいほど楽しみにしていたのは、カプリ島。ローマよりももっと南にある、青い空に青い海が綺麗な島。旅の第一目的という、高すぎる期待値をかけられたカプリ島は、それでも楽々と期

    • 花恋みたいなお別れをした

      「花束みたいな恋をした」みたいなお別れをした。精いっぱい主人公ぶって、精いっぱいカッコつけて、精いっぱい「私たちの物語は美しかったんだ」と思えるようなお別れをした。 「バルセロナ失恋」と呼んでいるものの、失恋の本番は旅行を終えた帰国後だった。 「旅行中に振られる」という特殊事情で、失意の中でも旅行を続けなきゃいけないというのはなかなか過酷でキャッチーでもあるので、そう呼んでるだけ。ただ、「旅行中だからしっかりしなきゃ」というプレッシャーが、ある意味救いでもあった。本当につら

      • バレンシアで号泣サイクリングする女

        バルセロナで振られた翌日は、南の街バレンシアに向かう予定だった。当然寝つきは良くなくて、朝も早いから睡眠時間は足りなくて、起きたら来ていた私を振った男からのLINEにも納得できなくて、昨夜からの悲しみはずっと付き纏っていて、簡単にいうとコンディションは最悪だ。ぼんやりした頭で、でも長距離電車に乗り遅れないように向かうことに必死だった。 ぼんやりしているので、覚えたはずの道を間違えたり、地下鉄の乗り換え案内が全然頭に入ってこなかったり、イライラヒヤヒヤしながらも、昨日ぶりのサ

        • 過去の自分の失恋noteに救われたので、今日も私は失恋をnoteにつづる

          先日書いたバルセロナ失恋、バルセロナ当日の話だけじゃなくて、それ以降の心の浮き沈みも、いくつか記事にしたいと思ってる。一連のバルセロナ失恋物語として。 たぶん私は、失恋する度に文章にまとめて、読んでくれた人に細々とスキをもらって、ちょっとだけ満足感や達成感を得ることが、1番の立ち直り方法なんだと思う。そう思ってたぶん今までも書いてきたけど、さらに今回は、「いつか読む自分自身を励ます効果がある」ということにも気づいた。 1年以上、noteは何も更新していなかった。購読してる

        香水は「Forget Me Not」のメッセージ

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        • バルセロナの中心で愛を嘆く
          5本

        記事

          幸せな街バルセロナを一人旅中に振られた女

          一人旅中のバルセロナで振られた。 意味がわからないと思うのでしっかり書くと、一人旅中のバルセロナで、時差と距離を乗り越えて雑談するために電話していた、まるで彼氏のような距離感の男に、「付き合う気はない」と言われた。 しっかり書いたら余計に意味がわからない。 1年近くデートしていた。ここ数ヶ月はまるでカップルみたいなデートをしていた。日々のささいな幸せも失敗も、綺麗な景色も、読んだ本も見た映画も、それらを通して感じ考えたことも、全部伝え合っていた。 「寂しいね」と言い合って私

          幸せな街バルセロナを一人旅中に振られた女

          「いいねありがとう」と言われると返信したくない

          マッチングアプリの悩みあるある、「初手で何と送るか」問題。 あまりにも「はじめまして、〇〇といいます。●●って呼んでください!優しそうな雰囲気が素敵だと思っていいねさせていただきました。まずはメッセージから仲良くできると嬉しいです!2枚目のお写真素敵ですね、海が好きなんですか?旅行のお話とか聞いてみたいです!」みたいなテンプレ教科書通りが来るとなんとなくモテなさを感じたり面倒くさくも思ってまうし、でも逆に「天国と地獄、どっちに行けると思う?」とか、奇をてらい過ぎた挨拶には冷め

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          会う約束はテンポが9割

          新書みたいな煽りタイトルですみません…笑 いやこれ新書のことも煽ってますね、重ねてすみません…笑 が、あながち間違ってないと思うのです。 マッチングアプリで「会いましょう」となってからのテンポが悪いと、私は急速に冷めてしまう。「今夜会えないかな」くらいの軽さでアプリを開いてマッチし「会いましょう」となったにもかかわらずテンポの悪さで冷めてやめたことが3夜連続であった。 その理由なんかを深掘ってみる。 まずは具体例、テンポが悪いとはどういうことか。 ①テンポが早く、ちゃ

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          奢る奢らない論争は放っておくけど、「適当に頼んでいい?」という人には多く払ってほしい

          奢る奢らない論争、デートといえば付きまとう話題だ。私は奢られれば素直に嬉しい気もする(金銭的にというよりは、「奢ってくれるってことは多少は気があるのかな」という感じ)し、だからと言って奢られなくても別にショックを受けたり怒ったりはしない。基本的には。 ということでこの論争に深入りするつもりはない。だいたい、ツイッター上などでの論争は、論点が入り乱れていて(女性はデートにお金がかかっているとか、ジェンダー平等とか、パパ活ややりもくなど目的の違いとか、常識としてなのかモテるため

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          相対性の中で自分が見つかるから、多様なコミュニティがあると楽しい

          私は時に読書家になり、時に全然本を読まない人になる。時に映画好きになれば時に全然映画を知らない人になる。時に旅行好きになれば時に海外旅行経験が少ない人になる。時に好奇心に従って生きている人になれば時に慎重派になる。時に論理的であれば時に感情的なタイプでもある。 性格というのは相対的なもので、所属しているコミュニティによって自他共に認識が変わる。会社の同期と話していると、「私って全然本読んでないな」と日々感じる。あの人は普段あんなに読んでるのか、あの人はもうあの最近出た本を読

          相対性の中で自分が見つかるから、多様なコミュニティがあると楽しい

          不意に訪れた25歳の万能感は、あっけなく揺らぐ

          「(大卒の場合)社会人3〜5年目くらいの20代後半、万能感を抱きがち」というのを何かで目にしたことがある。人生常にバタバタしているし、社会人1〜2年目なんてほんとに何もできていない気がしてたから「んなわけあるか」と驚いた記憶がある。 実際、社会人3年目のスタートは万能感と真逆の「圧倒的無力感」を痛烈に感じていた。「仕事が忙しい」という大義にかまけて、プライベートを充実させられていない罪悪感がまとわりついていた。そんな時に仕事でも壁にぶつかると「私って何もないじゃん」と絶望し

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          東京砂漠の、ささやかな私の居場所

          「東京砂漠のオアシス」、ガッキー主演のドラマ「獣になれない私たち」に登場するクラフトビールバーのキャッチフレーズ。当時大学生で東京にすら住んでいなかったくせに私は、なぜかものすごくその言葉に惹かれた。東京が砂漠なのかも、仕事がどれくらいつらいのかも、何もわからなかったけど、そんな拠り所が欲しいと漠然と思った。 東京砂漠で社会人を始めて3年目、私はオアシスを見つけつつあった。コーヒースタンド、ガパオのキッチンカー、ヨガスタジオ。そこで提供されるカプチーノやガパオライスやヨガの

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          玄関で服を脱ぐ。一人暮らし私の清潔ルール

          コロナの流行初期に取り入れてとてもよかった清潔のルールがある。玄関で服を脱ぐこと。一人暮らし、かつ、めったに人を家に入れないからこそできる習慣ではあると思うが、おすすめなので可能な方は取り入れてみてほしい。 やり方は簡単、帰宅したら服を脱ぎ、下着になる。私の基準としては外気に触れるものを脱ぐということなので、例えば重ね着で中に着ていたTシャツとかスカートの中に履いていたタイツとかは脱がなくてよい。上澄みを取る。 脱いだ服は、洗えるものはそのまま洗濯カゴへ(洗面所が玄関に近

          玄関で服を脱ぐ。一人暮らし私の清潔ルール

          口と脚を閉じて目を開ける! 2023年の目標

          昨年途中くらいに気づいたことがある。諸悪の根源は普段から無意識に口を開けている(口呼吸している)ことだと。口の渇き、口臭、唇の分厚さ、唇の乾燥、いびき、眠りの浅さ、口角が下がっていて不機嫌そうな表情。どれもそれぞれに、ばらばらに悩んできたことだけど、全ては「口を開けている」という一点に通じていた。 昔から出っ歯が悩みだった。写真を撮る時などふとした拍子に口を閉じたつもりでも微妙に開いている、唇が歯に引っかかるから。球技をしていて取り損ねたボールが歯に当たる瞬間は本当に恥ずか

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          素敵な一夜の思い出と、その謎の答えはあいみょんが知っている

          素敵な夜を過ごした。ただ単に遊ばれただけと言えるかもしれないけど、私にとっては経験できてよかった一夜だった。ものすごくモテるはずの男に大切に大切に扱われる夜は、一生に一夜くらいあってもいいだろう。神様、運命、ありがとう。 とある出会いの場に、ちょっと年上でイケメンで丁寧な挨拶をするその完璧男が現れた。「なんでこの人はこんなところにいるんだろう」と思いながら話を聞いていた私は気づけば口説かれている。「肌が綺麗だね」、絶妙なライン。「かわいい」「スタイルいいね」、そんな言葉を一

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          アプリで出会って付き合う前のデートは、王道「予約して食事」でいい

          いつもはふわっと綺麗めな思い出文章チックを心がけている私ですが、今日は実用的な話です。私がマッチングアプリで30人以上会っていて、そのうち1人とは1年付き合ったり、でも別れて、アプリ再開したりしてきた、という経験から気づいたこと。 デートには色々なパターンがある。特に付き合ってからは例えば毎月や毎週、など何度もお出かけするから、バリエーションも広がる。付き合う前でも、「相手のことを深く知りたい」「この人とあれをやってみたい」などと思って、定番の食事以外にもたどり着くことがあ

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          アプリで出会って付き合う前のデートは、王道「予約して食事」でいい

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          人生が3回あるなら選びたい道

          私は人生の方針が定まっていない。どんな人間でありたいか、どういう道に進みたいか、具体的に何をしたいのか。わからないからずっと何かを探し続けてるし漠然とした不安を抱え続けている。「人生の目標はこれ」と決まってしまえばそこから逆算して具体的に何をすべきかわかるからどんなに楽だろうといつも思う。でも、わからない。 そんな私も少しだけヒントを見つけたかもしれない。「人生が3回あるなら、1回はこんな道を選びたい」と思える人生があった。沖縄や鹿児島の離島で、ヨガのインストラクターかコー

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