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翻訳者のリレーブログ

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映像翻訳者が仕事のこと、語学学習のこと、趣味のこと、フリーランスの働き方、在宅ワークなどについてシェアします。
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#映像翻訳

初!内視鏡検査

病気になってしまった。 2ヶ月ほど前から食べると胃痛がして、あれよあれよと悪くなり、とうとう何も食べられなくなって、病院に駆け込んだ。 早速、内視鏡検査。胃カメラだ。 普段ほとんど病気をしない私は、これまで定期検診さえ受けてこなかった。内視鏡検査なんて一生受けることはないと思っていた。でもこうなったらイヤだの怖いだのと言っていられない。とにかく自分の胃の中がどうなっているか見てもらいたい。 前夜9時から絶食。検査は朝10時からだ。 喉に痺れるスプレーをして、液体の薬を飲み

NG案件

NG案件、なんて偉そうなことを言える立場にはない。 映像翻訳を始めて20年以上、スケジュール以外の理由でお仕事を断ったことはない。いただける仕事は何でも挑戦してきた。 とは言え、できることなら避けたい素材はある。 私がよくお受けするのは、自然・動物関連の番組だ。 動物関連と言うと、まずライオンやゾウを思い浮かべるかもしれない。確かに、セレンゲティとかクルーガー国立公園あたりを舞台にした番組は定番だ。 しかしそのあたりは出尽くした感もあり、動物番組も徐々にレアな題材を求める

【リレー】あなたの好きな映画は?

最も聞かれて困る質問が、”一番好きなアーティストは?”と”一番好きな映画は?”だ。どちらも口頭で聞かれたら何となく相手に合わせて答えてきたが、今回『翻訳者のリレーブログ』で“好きな映画”がテーマとして回ってきたので、ちょっと自分なりにガチで考えて書き記しておこうと思う。 と言ってもやはり迷うものだ。「スタンド・バイ・ミー」には思い出がたくさん詰まってるし、「リアリティ・バイツ」も大学生だった私はかなりの刺激を受けた。でもやはり私にとって最も大切な作品は、映画好きの原点を作っ

【リレー】あなたの好きな映画は?

「好きな映画は?」と聞かれたら、『月の輝く夜に』と答えるようにしている。他にも、子供の頃に録画ビデオがすり切れるまで見た『グーニーズ』や、ガイ・リッチーのスタイリッシュな初期作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、ジュード・ロウのかっこよさにもん絶した『スターリングラード』などいろいろあるのだが、考えると迷路にハマるので、10年ほど前に『月の輝く夜に』にしようと決めた。 初めてこの映画を観たのは社会人1年生の時だ。会社帰りに立ち寄ったレンタルビデオ店でこれを

40代後半で第3の言語を学ぶなら…(妄想記録)

翻訳という仕事は年齢のハンディを感じることが少ない。翻訳学校時代も一緒に学ぶ仲間は20代から60代までさまざまだった。私も30代で学校に通ってデビューしたが、10年以上が経って40代後半になっても年齢で苦労したことはない。 ただそれでも「ああ、もう少し若かったらなー」と思う時がある。それは英語以外の言語を学びたい思う時だ。最近は英語以外の言語のコンテンツを翻訳する機会が多くなった。どの大手の配信サービスも多様化の流れを受けて、英語圏以外のコンテンツの充実を図っているようだ。

訳すことは聞くこと。

“yoshikoってあまり自分のことを話さないよね” 20年来の友人にこう言われたことがある。別に嫌味でも何でもなく、当時母親になったばかりの彼女は、自分のことを積極的に話すママ友が多かったらしく、私と会話をしながらふとこう思ったらしい。友達などといる時、聞き手に回りがちであることは事実だが、それでも彼女の言葉には結構ドキッとした。“あ、見透かされた”と。 自分について話さない理由はいたって簡単だ。自分の話やネタに自信がないからである。“こんなことを話して、相手は楽しめるだ

私は○○な理由で映像翻訳の沼にハマりました。

  初回のブログで「ブログ書きます!」と宣言したところで(さあ、もう引き返せない!)、2回目のブログでは自己紹介的なものを書こうと思う。  私は長崎県在住のフリーランス翻訳者で、主に字幕と吹き替え翻訳の仕事をしている。いわゆる映像翻訳者だ。映像翻訳者というと「小さい頃から映画が好きで、字幕を付けるのが夢で~」みたいなストーリーを想像されがちだが、そんなことはない。むしろ「気が付くと流れ着いていました」というのが正しい。  思えば中学生の頃、映画誌『ロードショー』を買って読

はじめまして。

はじめまして。翻訳者のyoshikoと申します。 映像翻訳を学んでいた頃からお世話になっているM.S.さんとaiさんに声をかけて頂き、「翻訳者のリレーブログ」に参加させて頂くことになりました。 リレーブログと言いながら周回遅れでバトンを受け取ってしまい、失格の判定が出るのではないかと若干心配ですが… ここから挽回するように頑張ります。 まずはウォーミングアップをかねて自己紹介から。 映像翻訳を始めて、ピヨピヨの頃を含め、およそ20年になろうとしてます。幼少期をアメリカで過ご

私がブログを書く理由

はじめまして、Yukiです。大先輩の翻訳者さんであるM.Sさんのご紹介を受け、「翻訳者のリレーブログ」に参加することになりました。スタートが出遅れてしまいましたが、1発目の投稿はM.Sさんとaiさんに続いて「私がブログを書く理由」というタイトルで書いてみようと思います。 1:感じたことを書き留めたい 誰でも発信できる今の時代、SNSを使えば誰でも簡単に発信できます。でも自分が感じたことをまとまった分量で発信するとなると、やっぱりブログ一択ですよね。ツイッターには文字制限があ

はじめまして!

はじめまして! 翻訳者のkay_oと申します。 映像翻訳を始めて20年ほどになります。英語が好き+文章を書くことが好き、というところから映像翻訳にたどりつきました。 在宅でできる翻訳業は子育てもしやすくありがたいお仕事ですが、言葉と格闘する日々の中、ふと気づけば「文章を書くこと」の純粋な楽しみが失われていた気がします。 自分の考えを自分の言葉で表現する感覚を取り戻すため、日々こぼれて消えてしまう雑多な思いを記録するため、そして翻訳について新たな視点を取り入れるため、この