猫好きたちのひと時

私は猫を飼っています。
白黒ハチワレのルーナちゃんです。

住んでいるアパートはペット可。
しかも私の住んでいる棟はみんな猫を飼っている。

すると自然と猫コミュニティができるのです。
猫好きには珍しい(と思う)ご近所付き合い。
(犬は散歩で外に出るので自然と挨拶から会話が発生しやすい、
猫は散歩しないのであまり近所同士の会話が発生しない)(たぶん)

今日はたまたまお出かけから帰ってきたタイミングで、
おじさまと西洋の風を感じる顔立ちの方が階段の下で何か見ていた。

なんだろう?と思って近づくと(階段を登りたいので近づかざるを得なかったとも言える)
さび猫ちゃんがシャキンと背筋を伸ばして座っていた。

お?逃げちゃったのか?大変だなあ、と思って
「大変ですねぇ」なんて言って立ち去ろうとしたら、

おじさまが「お嬢さんのとこも猫?」と聞いてきた。
「猫ですう」へらっと笑いながら立ち去ろうとすると、

「名前はなんていうの?」
「ルーナです」
「月のルーナ?洒落てるねぇ、この猫ちゃんもフランスから来たんだって!俺を警戒して寄ってこないけどな!にゃ〜〜お(鳴き真似で呼ぼうとしてる)」

フランス!?フランスから来た猫!!おしゃれすぎる、、、!
「おしゃれですねえ!ちなみに(猫ちゃんの)お名前は?」

「とずこ。一回聞いてもわかんないでしょ。漢字はこう書くの。どこどこで野良やってたんだけど、再開発で家がなくなっちゃうからって引き取ってきたの。黒猫。お宅の子は柄はどんなの?」

「うちはハチワレです!白黒の。」
「あぁ!ハチワレ!白黒の!どこどこさん家も黒と白2匹いるんだよ。知ってる?」
「へぇ、知らなかったです!ここのお宅ですよね、へえ2匹も、いいですねぇ(にこにこ)」

そんなこんなでお洒落フレンチさび猫ちゃんのお散歩を見守りながら、
猫ちゃん談義をおじさまとさせていただいた。

「じゃあお先にお邪魔しますねぇ」

猫の話題でこんなに隣人との距離が近くなるなんて、なんだか嬉しくて楽しくてほくほくした気持ちで帰路についた。(階段を数段上がるだけ。)


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猫好きがたまたまこの数10分の間に3人も集まったこと。

普段近くに暮らしているのに なかなか会うことも言葉を交わすこともない人たちと、話ができたこと(おじさんと私しか喋ってないけど)。

こういうちょっとした奇跡で、心がすっごくほくほくすることを久しぶりに体験した。

これを読んでくれたあなたにもちょっとした奇跡が起きて、あったかい気持ちになれますように。何かいいことが起きたら、コメントしてみてくださいね☺️

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※個人情報に配慮し内容を一部変更しています。事実と全く一緒ではないですが、悪しからず。

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