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言葉という枠組みでは想像できない

会社で課題を出されたので、分からない言葉をネットでひたすら調べていた。弊社は医療IT関係のため、システムの基礎的な知識について調べて回っていた。医療業界では度々、さまざまなシステムを導入している訳だが、そもそも目に見えないネットワークの世界を「〜するシステム」やら「〜が規格の装置」などと謳われた文が多く、物事を端的に言い切ることを「回答」として空欄を埋めていく作業は、無理やり形づけられた記号と化して、上手く頭に入らない。目に見えないものほど大事だといわれる今世で、こんなにも曖昧に声に出すものもないように思える。気持ちが目に見えないというのなら。私が打っているこれらの文章は氷山の一角にも満たないのではないか。物は楽でいい。全部名前が付けられていて、触れて、捨てれば目の前から無くなるし、逆にたくさん作ることもできる。物質に単位がつけられないのも納得だ。心って多分小麦粉でできている。粒子みたいに細かくて、卵と混ぜてオーブンで焼いて、これはわたしの気持ちですと名付けたら具現化したことになるんだろうか。私たちの見えないこれは、何に名付けて変換してもいいのかもしれない。

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