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わたしの本選び

本を読むのが好きだ。一日一回は、必ずと言っていいほど本を開き、ページをめくる。思い立った時にすぐ読めるよう、本はいつもわたしの近くにいる。その日の気分によって読みたい本も変化するので、ラックには買ったばかりの本だけでなく、読み途中の本が何冊も積み重なっている。

最近のルーティーンは、気になった本を3、4冊まとめて購入し、数日かけて読む。そして購入した本をすべて読み終わったら本屋へ行き、また新たな数冊を選ぶというもの。以前は、1冊買っては読み、また本屋へ行って次の1冊を選ぶ、というものだった。しかし、気分屋のわたしは、せっかく買った本でも、その本を読みたい気分でないとなかなか開けない。読み終わらないと、次の本を買えない。なぞの小さなストレスが発生してしまっていた。

そこで生まれたのが、この数冊まとめ買い方式。わたしなりの買う時のポイントは、3つ。1つは、好きな作家の作品を1冊以上入れること。2つ目はジャンルの異なる本を組み合わせること。最近でいうと、東野圭吾さんの小説を1冊、湊かなえさんの小説を1冊、益田ミリさんのエッセイを1冊、コミックを1冊、元AKB48の高橋みなみさんの本を1冊。これならば、集中して読みたいときは東野圭吾さんの推理小説を、気軽に読みたいときは益田ミリさんのコミックを、と、その時の気分によって読み分けられるのだ。3つ目は、当然だが、読みたいと思う作品であること。

このマイルールを決めてからは、本選びも格段に楽しくなった。1冊購入にこだわっていた以前に比べ、少し冒険できるようにもなった。そうすると、新たな本との出会いもあったりする。

購入後もいつでもその時の気分に合わせて本を選択できるということ。いつでも読みたい本が家にあるということ。それが、たまらなくうれしくて、今日も今の気分にぴったり合った1冊を読みながら、次回の本選びについて考えるのである。

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