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わたしのねこ



小さい頃からねこがすきだった。

ねこ飼ってるわけでもないし、ねこが身近にいたわけでもない。ただ、気分屋でマイペースで極度の人見知りな性格を「ねこみたいだね」って言われることが多くて「そうかわたしはねこなのか」と幼心に刷り込まれた。

ねこカフェいった


ねこだけじゃなくて、もちろん実家にいるうさぎもだいすきだし、わんこもすきだ。高校生の頃は、大人になったら「りゅうのすけ」という名前のゴールデンレトリバーも飼うって散々周りに言っていた。(神木隆之介くんがすきだった。)

でもやっぱりねこと暮らしたい気持ちはそこそこの強さで常にあって、やっぱり特別シンパシーを感じるのだ、ねこには。

きなこもち、おはぎ、おもち、豆大福、つぶあん。名前もいろいろ考えてる。でも今の賃貸ではねこは飼えない。いつかね、と夫にはぐらかされていたけれども。

距離感近い美人

夫「今年中にペット可の所に引っ越すか、家を建てよう、ねこのために」

「急展開!そして大興奮!」

ねこへの夢

ということで我が家のマイホーム・マイキャット計画が始まった。その日からわたしのねこへの愛と夢が止まらない。止まらないので持て余した情熱でねこを量産する日々を過ごしている。

きなこクッキー

簡単にねこを増やすにはクッキーがいちばん。
このクッキー型のねこの曲線が好みすぎて、最近クッキーはずっとこの型で焼いてる。焼くたびにキュンとする。もはやギュンッ。

あ〜かわいい〜。かわいいしかない〜。

だいすきなチーズケーキに添えたりしちゃう。だいすきが2倍で💯倍うまい。

ねこチー

チーズケーキにねこを添えるだけでは飽き足らず、いっそのことねこ型のチーズケーキをつくりました。天才かっ。天才だっ。

暑くなってきたので、レモン汁とギリシャヨーグルトでさっぱりめに。

丸にふたつ三角をついてるだけでこんなにかわいくなるなんて、不思議だ。神が創造した生き物でもトップレベルでかわいい。

ねこっぺ

朝ごはんにたまごサンドをつくったんだけど、これだけでは何かが足りぬ…と考えた結果、ねこの顔を描いた。

「なんか物足りないと思ったらさ…ねこが足りなかったのよねこが!」

夫「栄養面じゃなくて精神面の不足の話」

朝ごはんにときめきとかわいさをプラスしたい、そんなあなたにオススメです、ねこっぺぱん。精神の満足度爆上がり。栄養面が心配な方はトマトを足してください。トマト食べとけば大体なんとかなる。


ねこにぎり


朝起きたらねこが握られていた。しかもとらねこ!とらちゃんだ!
夫ががんばった。あまりにわたしがねこねこ言うもんだから。

夫「こっちはとらこ」

夫「こっちはとらお」

夫「中身はねこっぽく、おかかにしました」

夫「今目玉焼きも焼くし、あとキウイとヨーグルトつけるから」

「栄養面も完璧!!最高!!」

というわけで優秀な夫のおかげでわたしの栄養バランスと精神バランスが保たれる朝になった。これぞグッドモーニング。

にゃんって言っとこ

ごろにゃん


ねこ飼いたいんです。

って話すと近しい人はみんな「いいねえ夢だったもんねえ」と言ってくれるんだけど、そうでない人もいて、そういう人は大抵の場合「子どもは?」って聞いてくる。

わたしのなかで子どもを持つこととねこと暮らすことは全くの別次元の話であって、なぜそこで子どもの話が出てくる…と思うのだけど、どうやら子どもがいないのにねこを飼う=子どもができないからねこを飼うって変換しちゃう人がいるようだ。あとは単純に、夫婦となれば次に考えるのは子どものことであって、ペットじゃなかろう、みたいな人もいるようだ。

我が家は別に子ども持たないと決めてるわけでもないが絶対に子どもが欲しいと思ってるわけでもない。ただ、夫もわたしも、子どもを持とうという気持ちよりも今は優先したい気持ちがあって、もちろん産むならタイムリミットありますよ、若いうちの方がいいですよとか分かってるけど、そういうことじゃないんだ。

とやかく言ってくる人たちにはかわいく「余計なお世話にゃん🐈‍⬛」って言えたらいいんだけどね。「にゃん」って語尾につけとけば平和だな。「それくらいにしとこうにゃん🐈」

ちょっとモヤっと…否モニャッとしたことを書いてしまったけれど、でもとりあえずねこで満たされてにこにこしてはいる。いつか、わたしのねこに会える日が、そう遠くはないと思うだけで最近の鬼畜ハードスケジュールなお仕事にも耐えられるにゃん…にゃん…。

にこにこねこねこ、そんな日々を過ごしたいだけ。