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中学生への英検コーチ①

知り合いの息子さん(中1)の英語コーチになった私の、試行錯誤の記録です。

◆最初だからこそ、ラ・ポール

初対面の中1からすると、いきなり40代のおっさんと話すのは抵抗あるかもしれない。ましてや英語を教えてもらうなんて、来るだけで精一杯かもしれない。・・・という想定で、最初は世間話から。
昨日(土曜日)何してた?・・・おっさんは子供達と地区の夏祭り
クラブ活動は何やってんの?・・・おっさんはバスケ
このあとどこいくの?・・・おっさんは予定なし

◆目線合わせ

直近の英検スコアから見て、手っ取り早いのはリスニングのスコアアップと判断。
「リスニング上げたらすぐ合格するよ」
「パート1は解けているがパート2と3が難しかったみたいだね」
「パート2はパート1と比べて文が長い。長い文を聞き取る練習が要りそうだね」

◆丁度いいやり方、の見極め

早速問題の聞き取りをやってもらうが、聞き取れない様子
→0.5倍速で何回も聞こう
書き取りをやってもらうが、英単語が出てこない様子
→カタカナで音を書き取ればいいよ

◆要はできることに、気づくこと

何回も聞く、書いて読む ことでぼんやりとしていた”何が話されているか”がくっきりしてくる。その上で設問を解くと、大体合ってる。
2問、3問繰り返すと、できる感じがしてきた様子。
コーチはそこで「できてるじゃん!」と言うだけ。

◆準備はする、でもそれに拘らない

・事前に英検スコアをもらっておき、どこを教えようかは考えておく。
・ノートに書いてもらうことで、勉強した足跡が見えるようにする。
・ipadで同じ音源を何回も聞くから、ワイヤレスイヤホン持っていく。
それをどんなタイミングで、どう使うかはその子次第。

コーチメモ

この子が欲しているのは、人との濃い関わりかもしれない。言葉にはしないが、自分の話を受け止めてほしい、真剣にかまってほしいと発しているように感じた。学ぶ・教えるという”かかわり”を通じて、彼の心が少しでも満たされたらいいなと願う。
そして宿題ちゃんとやってね

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