Cinema 4D S24新機能: シーンノードの改善(プレビュー)
Cinema 4D R23追加されたノードベースでオブジェクトの生成ができるシーンノードも進化しました。まだプレビューという位置づけですが確実に進化しています。
シーンマネージャ
ノードベースは、自由なエフェクトの適用やパラメータを数式でコントロールしたり、履歴をたどることができたりするのでとても強力です。その一方、どんなオブジェクトがあるのかはノードをよく見ないとわかりません。また、初心者がいきなりノードをつなげてシーンを構築しようとするのは難しいものです。
Maxonでは高度な機能をわかりやすくするために、直感的にシーンを管理するためにシーンマネージャを開発しました。この機能はシーンノードをオブジェクトマネージャのように直感的に管理できるようにしたもので、ドラッグ&ドロップでノードシーンを構築できます。
アセットマネージャからシーンマネージャに球体ノードをドラッグ&ドロップするとビューポートに球体が現れます。そこにランダム選択ノードをドラッグすると、Stackと現れます。さらに、押し出しノードを加えるとランダムに押し出されます。シーンマネージャを見るとノードが自動的に組まれているのがわかります。つまり、シーンマネージャを使うことでノードを直接使わずにシーンノードを作成できます。
ジェネレータ
スイープオブジェクトも断面スプラインと押し出しスプラインの割り当てる場所が明示され初心者にもわかりやすいようになっています。
スタック
モデリングや分布、デフォーマなどの適用されたノードは、スタックとして登録されます。スタックは下から順番に処理されています。このあたりは、オブジェクトマネージャと考え方が逆になります。他の3DCGソフトのモディファイアスタックと考え方は同じです。
ノードオブジェクトもトランスフォームツールに対応
R23では、シーンノードのオブジェクトの移動や回転、スケールなどはノードで値を入力するしかありませんでした。S24ではマトリクスを持ったオブジェクトとであれば、トランスフォームツールに対応したため、ビューポートでインタラクティブに動かせるようになりました。
さらに、S24の新機能である配置ツールやダイナミクス配置にも対応しています。
より直感的に
ノードもより直感的になりました。R23でオブジェクトマネージャのオブジェクトをシーンノードで扱うには、レガシーオブジェクトノードを作成してからオブジェクトを割り当てる必要がありました。S24ではノードエディタやシーンマネージャにドラッグするだけで、ノードとしてあつかえるようになりました。
ノードの整列も、これまでノードを選択しないとできませんでしたが、未選択で実行するとすべてのノードが整列されるようになりました。
このようにCinema 4Dは、強力機能も使いやすくするための改善を続けています。
データインスペクター・ポートインスペクター
ノードの各ポートでどのような情報が出力されているかを確認したいときがあります。従来はプリントノードを使う必要がありましたが、データインスペクターとポートインスペクターで確認できるようになりました。
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