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Maxon One neo universe: KAIHEI HAYANO
KAIHEI HAYANO氏に、Maxon Oneを使って作品を作っていただき、Maxon Oneの感想をいただきました。
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作・著:
KAIHEI HAYANO / CGCreativeartist
Sony music,Sony computerentertainmentを経て創作活動の世界へ 現在は、CREATIVEARTISTとして デザインやアートディレクターを務めながら講師や執筆等、 幅広くCG業界に貢献している。 『CGWORLD』連載「画龍点睛」 『鬼武者シリーズ』 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』 『映画 わたしの幸せな結婚』 著書『テクスチャイリュージョン1~3』
kaihei.net
X (Twitte):@Kai_ryu_Kai
Cinema4Dとコンポジットワークフロー
かねてより様々なツールを連携させながら作品を創りだすことは、今や常識となっています。CG にはおよそかなりな数の専門的なソフトがあり、それぞれ独特な世界もあり、体系も操作方法もそれぞれ違います。
Maxon Oneに興味を持ったのは主に映像系のワークフローを重視する筆者にとって3DCG ソフトとコンポジットソフトの連携は日常避けては通れず、
また、この工程の効率化によって作品のクォリティに差がでてくることも考え、日々ワークフローの改善を試みていました。
もちろん、時代が進むにつれ様々なソフトでAdobe 等のソフトと連携をすることもできます。
ですが、未だ共通のフォーマットやワークフローも存在せず、僅かな互換ツールを組み合わせることで作業をすることがほとんどでしょう。
そのような環境の中、例えば3DCGDCG⇔コンポジット間の往来がスムーズに行えるMaxon Oneはとても興味深いものでした。
ユーザーインターフェイス
筆者は統合3D ソフトは3ds Max、Maya、Softimageなどなど、いくつか操作経験がありますが、Cinema 4Dはかなり直感的に操作できる感じがしました。
それというのも、とりあえず起動させてみて、カメラはどこだ、オブジェクトは?となんとなくみた位置にそれとなく配置があるUI 。
旧UI レイアウトは見たことがありましたが(チュートリアルが古いUi のものが多い)新しいデザインはとても秀逸。
基本的なマウスのビューポートオペレーションを覚えれば3D ソフトに経験がある方はすんなり習得できそうです。
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一度は触ってみたかったMoGraph
サクサク動くパーティクルのような感じに、規則性も相性がいい。クローナーという名称は3dsMAX 使用者からみると馴染みやすい、たしかにクローンの継承のように感じます。
こんな機能あったら作業がはかどるだろうと、思ったことができる、しかも直感的に。今回は簡単な操作でアステロイドを配置、パーティクルなら特有の重さも全然感じませんでした。
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Cinema 4DとAfter Effectsの連携
そして、最も驚いたのは、といっても最初はとまどいがちでしたが、作業すればするほど思ったことは、この連携はとても素晴らしい。
もちろん他ソフトにも連携はありますが、ひと手間も二手間もかかるところを、ちょっとレイアウトを直したい、ライティングを変えたいといったときに、パッとCinema 4Dに戻って作業、保存すれば、Aftereffects にまたたくまに反映される。
このレスポンスは私のようなジェネラリストにはかなりな重宝、なにせ時間、これがとても重要なのですから。
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Cinewereで読み込んだCinema 4D のデータから、カメラを抽出、そこからさらにイメージは膨らみます。
筆者もよく使用している、Trapcode の製品もMaxon One にはラインナップされていて、それぞれ別々にあったものが統合されてとても気持ちがいい使い方ができます。
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画面はTrapcode Form を使用して銀河の星々を作成、こういったものもカメラの連携の素早さが功をなし、アングルなども気軽に変えることができました。
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同じくtrapcode のシャイン、定番レイツールですが、これもMaxon One に。
他にも王道的なParticluer やLux など連携に必要なツールがひとそろえはとても嬉しい。コンポジット作業が捗ります。
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ZBrush
またZbrush がファミリーに入っているのもこころ強いですね。
今後、どのような連携ができるのか気になるところですが、3DCG のワークフロー的にはとても贅沢なラインナップかと思います、Maxon One。
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効率化
個人的には仕事で実写合成なども多いため、Supercomp などの合成ツールはとても嬉しいところでした。ツールの操作てきにはかなり独特ですが、ちょっとした合成はこれだけでいけそう。
作業時のソフト間の連携は今まではとてもストレスを感じるものが多かったものの、このMaxon Oneを取り入れることで、かなりな軽減ができそうな気がしています。
その分、コンポジットのアート的、クリエイティブな作業に時間を費やすことができるのはとても効率的と言えるでしょう。
実際の仕事の現場ではちょっとした作業効率も大きな成功につながることも多々あります。
使い続けることでもっと奥深く作品創りに可能性を感じました。