僕、宣伝会議賞と出会う。 #2 くう、ねる、あそぶ、考える。
前回 退職を決意し、実家に落ち着いた私に「宣伝会議賞」の文字が目に飛び込む。引っ越し費用、名誉、そしてYOASOBIに会いたいという邪心のもと、この公募賞の挑戦を決める。
#2 実家でゴロゴロとしながら、課題を見つめていると、次々とアイデアが降り注ぐ……なんてことはなかった。最初に取り掛かった課題から早速迷いまくり、何を書いたら良いのかしらとスマホをいじる始末。幸い、時間だけはたっぷりあったので、数十分考えてはゴロゴロして、数十分考えてはゴロゴロしていた。寝転がっていても、意外と脳のどこかでは考えているもので、これは名案かもしれない…!!などと一丁前にメモに書きつけては、応募フォームに入力していった。
それでも、全く思いつかない課題も何個かあって、それらは一旦飛ばしてみることにした(現実逃避に他ならない)。でも思いの外、そのくらいの意気込みの方が、気を張らなくてよかった。意外と何にも考えてない時にふっと考えが浮かんだりして各々の課題が少しずつ埋まっていった。
38個の課題をやっとの思いで埋め終わると、今度はもっと応募数を増やしたくなった。1つしか応募してないものは2個、既に2個、3個と応募しているものであればさらにその先を。
一日中考える作業を続けるのは、すごく疲れる。でも、良いものが出来上がっていると思えば、ものすごく楽しかった。僕の進む道の前には賞金と名誉、YOASOBIと会えるかもしれないという期待があって、後ろを振り返ると(根拠など一切あるはずのない)紛れもなく良いものを創っているという充実感が漂った。それは、目の前に人参とキャベツと大好きなオモチャをぶら下げられた馬が、ビュービューと吹き付ける追い風のもと、馬場を走っているのに等しかった。
言葉で身を立てるって、出来たらさぞかし楽しいんだろうなぁ。参加したときも、今も思っていることだ。
#3はまた来週書きます!!
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