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【サブスク】愛してるって言っておくね

どうもmaxiです。

時間を見つけて映画、動画、なるべく見るようにしてます。

今回はその中で短編アニメーションですが感情が揺さぶられる作品を紹介します。


愛してるって言っておくね


『愛してるって言っておくね』

Netflixで配信されている短編アニメーション作品です。

いつものように学校へ送り出した娘が銃乱射事件の犠牲になり、受け入れがたい喪失感と深い悲しみに沈む夫婦。最愛の娘を失った二人の心の旅を描き、アカデミー賞を獲得した短編映画。

Netflix


監督と脚本は、ウィル・マコーマックとマイケル・ゴヴィアの共同監督、脚本。

2021年のアカデミー賞短編アニメ賞を受賞している。

この作品自体が話題に上がっていた時にすぐにNetflixのマイリストに入れたのですが話の内容が軽くないこともあって中々見れない状態でした。


いざ気合を入れてみてみると


とても美しく

ものすごく苦しい

話でした。


内容について

上記引用部分で書いてありますが

学校へいつものように送り出した娘を、銃乱射事件の被害者として失ってしまった夫婦の話を12分の短編アニメーションで描いた作品です。

正直私はこの説明を書いているだけでも思い出して心が痛¥みます。
一度見たら忘れることのできない作品と言って間違いないはずです。

12分という短い時間の中で夫婦の心の動き、家族の思い出、心の動きをガイドしてくれる存在の演出が詰まっています。

傑作です。

しかし万人にお勧めすることが出来ないとも思っています。
鑑賞することで心に傷を持っている人が
救われるのか
フラッシュバックしてしまうのか
わからない程の完成度です。

影を使った演出

『愛してるって言っておくね』の中で多用される表現が

「影」

です。

影は意識していなければ
「無」
存在の無いようなものです。

しかし誰しもが所有しているようなものでもあります。

存在はしていない

でも

誰にでもある物

その影が本当の気持ちを代弁してくれているのです。

影を使った変幻自在な描写はアニメーションならではのものです。


この作品の伝えたい事

この作品を通して

銃社会がなくなれば良い
アニメーションの可能性
家族の尊さ

他にも多くのメッセージを含んでいると思いますが

私は

コミュニーケーションの難しさ・不全さ 

を強く受け取りました。

娘を失った夫婦は
世界で一番大切な存在を不条理に奪われています。
心の傷が大きいことは明白です。
お互いがお互いを許す事ができない。
そして互いに自分も許す事ができない。
楽になる事ができない。なってはいけないと思っているかもしれません。

それゆえにコミュニケート出来ない。 

でもとあるきっかけでコミュニケートする事ができました。

そこで
受け入れられないことは当然」ということを『二人が受け入れた』

と私は感じました。

受け入れられないことを二人で受け入れて
娘を忘れない    

としたのです

コミュニケーションはすべてがわかり合えばそれは素晴らしいことです。

でもそんなことはあるでしょうか?

わかり合えなくてもより良くすることはできる。

そんなことを思わせてくれる映画でした。


※視聴するときは精神的に安定している時がおすすめです。

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