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iPhoneメモアプリ📝を使った会計知識のセカンドブレイン🧠構築術

こんにちは、ゆるふわ会計士です。
突然ですが、皆さんは「セカンドブレイン🧠」という言葉を知っていますか?notionのタスク管理に挑戦したことがある方にとっては耳に馴染みのある言葉かもしれません。ティアゴ・フォルテによって提唱され少し前にアメリカ🇺🇸でプチバズりした、超格好いい名前を冠した概念です。

フォルテは自著『セカンドブレイン🧠』で、セカンドブレイン🧠の概念と共に「PARAメソッド」という実践的な考え方を紹介していますが、このメソッドは中々扱うのが難しいので真正面から取り組むことはしません。キャッチーなこの言葉だけ借りてくることにしています。つまり、今回のテーマはあくまで会計知識のセカンドブレイン🧠構築であり、PARAメソッドの実践ではありません。もう少し突っ込んで言うと「デジタルノートを活用して、自分の知識や経験を整理し、いつでも簡単にアクセスできるようにしよう」というものです。ありきたりな概念なのになぜわざわざ大仰な名前をつけているのか?格好いいからです勿論。

監査や税務なども含む会計系の知識はストック型(基準⚖️や書籍📚など)のため、本来はセカンドブレイン🧠の根底にある概念と非常に親和性があります。ですが、今まで周りで実際に達成できている人を見かけたことがほとんどありません。アイデア自体は簡単で親和性もあるはずなのになぜ見かけないのかというと、実践的な例があまり出回っていないのと、多機能なノートアプリはそれ自体が複雑すぎるが故に、多くの人が影でとん挫したことがあるからではないかと思っています。

そこで、iPhoneのメモアプリ📝を使って僕が実際に会計知識を管理している方法をご紹介したいと思います。会計知識やそれに留まらず、ノート術で迷っている人の参考になれば幸いです(※スクショ画面はiPadを使っています)

さて、デジタルノートアプリが巷に多く溢れる中で、iPhone のメモアプリ📝を選んだ理由は次の通りです。まず、メモアプリ📝はiPhone に元から入っているので当然無料です。そして実装や管理が簡単です。notionやobsidianと違って学習の初期コストも全然高くありません。そして何より、他のアプリに比べて個人的にアクセスの心理的ハードルが低いです。OneNote すら仕事で以外は使いこなせなかった超ズボラな僕でも、メモアプリ📝ならたまに開けました。

では実際の知識整理の方法をお見せしていきます。メモアプリ📝の機能としては大きくタグ方式🏷️とリンク方式🔗の2パターン使っているのですが、まずはタグ方式🏷️を使っている書籍📚管理についてです。こちらは素材さえあればやることは単純なのですが、最初の障壁がとんでもなく大きいです。なんせ書籍📚をデジタルデータに変換する必要がありますからね。僕の場合はOCR付きの自炊サービスに自分の持ってる本を段ボールで送りつけて、全部PDFにしてもらいました。

お金はかかりましたがそこまで高額ではなかったですし、何より同業者の皆さんなら共感いただけると思うのですが、クライアントや割当ごとに本棚から必要な本を選定せずに済む上に、ただでさえ重くなりがちなカバンの中身が軽くなるのは本当に楽です。(ちなみに当たり前ですが、個人利用の範囲に留めるようにしてください。また、自炊に出した本は返ってこないのでそこも覚悟が必要です)
そこさえ終わってしまえば、後は書籍📚を一つずつメモアプリ📝に保存し、それぞれにタグ🏷️を付けるだけです。


僕は「#書籍」タグ🏷️をつけて、本だけを一覧表示できるようにしています。

iOS17からメモアプリにpdfを入れることができ、しかもiPad ではサムネ表示されるようになりました。神。

また、OCR機能によってキーワード🔑を検索にかけた際の横断検索🔍も可能なので、たとえ自分が積読していた場合でも、必要な書籍📚の必要なセクションに簡単にあたれるようになります。

次に、会計基準⚖️や監査基準🕵️などの基準の管理方法についてご紹介します。最初はサイトから基準のPDFを一つずつ保存して、書籍📚と同じようにタグ🏷️管理する方法を考えていました。
https://x.com/max_baka_/status/1720332227484295441?s=61&t=QNMFaMv851rJ9iUNS5mIZg

ただ、いざ手をつけ始めてみると、あまりにも膨大な基準量の前に一瞬で挫折しました。毎年何かしら改正も入りますし、メンテのことも考えたらやってられませんでした。
そこで、ショートカットすることにしました。

①ASBJのHPから
②基準一覧をコピーしてメモアプリ📝に貼り付ければ
③基準PDFへのリンク🔗ごと貼り付けができます。神。

これを会計基準や適用指針、監査基準などでそれぞれ行えば、小一時間くらいで会計基準や適用指針の一式が入ったメモ📝をそれぞれ作ることができます。

そしてトップページとしてのメモ📝を作成し、そこにそれぞれのメモ📝へのリンク🔗を貼り付けることで、基準やガイダンスへ簡単にアクセスできるナビゲーションページを作成しています。

ピン留め📌しておくことで、メモアプリ📝を開いたらいつもトップページになるようにしています。

この方法であれば、基準の変更があったときでもコピペ一発でメンテが完了するので非常に楽です。また、iPadの場合にはsplit viewを使うことで基準と適用指針を並べて表示でき、該当箇所のサーチングにかかる時間も短縮できます。

いかがでしたでしょうか。以上がiPhone のメモアプリ📝を使った書籍📚と会計基準⚖️の整理による僕なりのセカンドブレイン🧠構築です。組み合わせとしてはシンプルですが、他にも色んな拡張を行うことが出来るでしょうし、実際に運用していて非常に便利だと感じています。

最後までお読みいただきありがとうございました。もしこの記事が参考になったなら、いいねやリポスト等いただけると大変励みになります。

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