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【お気持ち】あなたのジラーチ、わたしのジラーチ。

はじめに

 ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。突然ですが、

ジラーチ(ねがいぼし)を採用している方はなぜ採用していますか?どのように使ってますか?

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 おそらくなのですが、このジラーチについての記事はたくさんあると思います。よく使いますしね。私自身今年の夏にポケモンカードに復帰しまして、ジラーチというカードに全く馴染みがありませんでした。回収ネットとポケモンいれかえをガンガンつかって5枚見て1枚加えて...。そこで友人に説明された表現の一つに「潤滑油」というものがあります。少し分かった気がしましたね。

 2年ぶりにポケカに復帰した私は、様々なデッキをパクっては回し、「今のカードはこう使うんだぁ〜」というのを一から学んでいきました。HPも火力も違ったり、サイドを一度に3枚とるようになっていたり、慣れるのに時間がかかりました...が、それらには慣れても、やはりジラーチを使うのは慣れませんでした。

 前置きが長いですね。やっているうちにようやく気づけたのが、デッキによるジラーチの役割の違いでした。役割を把握せず、レシピをパクって回していた私が回せないのも無理はないことでした。しかし、そんな記事はいっぱいあるのでしょう。ですから、今回は役割といっても「ジラーチの枚数」を主眼におくと決めて書いていこうと思います。また、当然例外はあると思います。

・ジラーチを3〜4採用

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 ポケモンカード公式Twitterのデッキコードから復元したものになります。CL横浜優勝者のデッキです。

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 先攻で初手の7枚がこのような手札で、そしてトップでもう一枚結晶を引いてしまったとでもしておきましょう。クイックボールで何を持ってくるのでしょうか。完全に個人の見解にはなるのですが、ジラーチなのではないでしょうか。ジラーチでサイドをとることはありません。火の玉サーカスのズガドーンで将来的に殴ろう思っても、ウルトラスペース等も無い中2枚しかありません。手張りしてもあんまいいことはありません。でも多分ジラーチ持ってきますよね。

 ジラーチを3枚以上採用しているデッキについては、「極力ジラーチでスタートしたい」という意図が感じられます。完全な素人目線では、とにかくジラーチスタートして画像のようにクロバット君がしゃしゃり出てこないようにしたいがため、4投が必須だと思っていましたが、優勝者さんのレシピを見る限りそうでもないのだなと勉強になりました。ここでは、「入るのならば4枚入れたい」のがジラーチなのではないかなと思います。

 メインアタッカーのたねポケモンは溶接工+手張りでいつでも起動できるというデッキならではの要素もありますが、アタッカーよりもジラーチを先に展開することによって4枚しかないドローサポート兼エネルギー加速手段である溶接工や、火打石なんかを拾うことが優先されるのではないでしょうか。二進化デッキなんかも、いずれ進化しなくてはならないたねポケモンがまだ出ていなくても、ジラーチから入ることが多いのではないでしょうか。(最近はカビゴンとの組み合わせが多そうですが。)

 また、ポケモンいれかえや回収ネットを何回も使うことで、こちらのタイプのジラーチは大忙しであると言えるでしょう。

 さらに、「そうはいっても貴重なクイックボールでジラーチを持ってくるのが嫌だ!」ということで、ジラーチ4投以外に、キャプチャエネルギーの採用といった工夫が生まれるのでしょう。

・ジラーチを1〜2採用

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 こちらはマシュマロさん(@trevenant_marsh)のPOG参加時の記事から拝借させていただきました。いわゆるジラーチ型の三神ザシアンですね。

 こちらのデッキのジラーチからは先程の忙しさを感じません。そして、当然序盤に来ても強いのでしょうが、最初にクイックボールで持ってきたいかというとそのようなことはあまりなさそうです。

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 念のため先程の例に近い(かは怪しい)例を用意しましたが、相手によるといった要素を加味しても、なかなかそのクイックボールでジラーチを持ってくることはなさそうです。

 CL横浜優勝レシピに採用されていなかったので言及しませんでしたが、仮にビーストブリンガーが採用されていて、最初の例の普通のつりざおがビーストブリンガーであっても、ズガドーンではなく、ジラーチを持ってくるでしょうし、今の例で大きなお守りが、もしくはトップが、エスケープボードであってもジラーチをクイックボールで選択するかは悩みどころだと思います。

 このレシピからは、ジラーチが(主にリセットスタンプ後で)ボスの指令を引っ張ってくる役割を担っていると想像がつきます。ボスの指令が4枚とグレートキャッチャーが1枚採用されており、三神ザシアンというデッキは最短で3-3でサイドを取り切って終われると考えるとボスの指令は多くて2回言われるはずです。つまり必要以上のボスの指令を積みながら、それでもなお「絶対に」ボスの指令を言ってサイドを取り切るんだ、という意図を感じます。多少下手くそで、ボスの指令をオルタージェネシスを言うために2枚以上捨ててしまっても、最後にワタシラガを持ってこれるクイックボールも含めて、ボスを言えるようにジラーチが入っているのでしょう。つまりジラーチは終盤にベンチにポツンといれば十分なのでしょう。

 ただし、いわゆる「ご都合カード」と言われがちなリセットスタンプやツールスクラッパーといった他の三神ザシアンに多く採用されるカードが入っていません。つまり、このデッキはオルタージェネシスをいって、ボスをしっかり言って勝つという方針をとことん追求したデッキと言え、60枚でやれること自体は減らされています。

 つまり何が言いたいかというと、このタイプのデッキは「極論、ジラーチはいない方が良い」のです。ジラーチ無しでボスの指令を言えるよう立ち回れるのであれば、ツールスクラッパーやリセットスタンプを積みたいものです。ここで、ジラーチが難しいと思っていた私は、このような「プレイヤーのプレイを簡単にする」ジラーチの使い方を知れたことで、ジラーチへの苦手意識を少し克服できた気がします。

おわりに

 ここまで私のお気持ち表明にお付き合いいただきありがとうございます。この記事を書くに至ったきっかけというのがあります。三神ザシアンを得意とする友人が小ズガを使った時の話です。彼は普段ジラーチ型の三神ザシアンを使っています。そんな彼が小ズガを使った時にどのようなミスを犯したのか。序盤という序盤に、手札が炎エネルギーまみれの中でクイックボールが一枚だけあったのですが、それをジラーチではなく、手札にブリンガーを抱えていたこともあって、火の玉サーカスのズガドーンを持ってくることに使ってしまったのです。普段一緒に練習してみて、彼がいくら三神ザシアンの方が慣れているとはいえ、火打石やねがいぼし、たむけのまいといった順序をミスすることはあまりないと思います。しかし、そこのクイックボールを間違えたあまり、私に好き勝手されてしまいました。これは完全な憶測ですが、普段ザシアンを引っ張って来ているのと同じような要領でズガドーンを持ってきてしまった節がどこかであったのではないでしょうか。「このデッキではジラーチはどう使うのか」と考えながらこれからもポケモンカードを楽しんでいこうと思いました。

それでは!!

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