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速筆と虚心

速筆のことについて考えます。文章を速く書くという技。

文章を書くというのはただでさえなかなかに奥の深い技術ですから、一朝一夕にはいかないところはあります。

特に小説とかは難しいし、論文なども典拠をきっちりそろえていくと非常に高度になります。

私は速筆する時、何もない日を思い浮かべることがあります。要は心を空っぽにする(「虚心」と言います)のですが、そういう時に文章は滔々と流れ出してきて、上流に行くほどに清らかな水が流れます。文章と言う水。

思考は色々な思想において問題点も多く指摘されている現象で虚心はこうした思考に勝るとする見解も多くあります。

清らかさを保つことは杞憂に心を悩ますことに勝ります。また、狂気の原因が過度な思考にあるとするような見方もある程度は可能だと思います。その意味では何らかの失調によって困っている方にも虚心になって心身を清く保つという方針はおすすめです。そこに「速筆」があります。

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