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IQと学歴

「IQが高い」というのも人生における一つの達成であるのはそうなのでしょうね。あるいは、「学歴が高い」というのもそういう指標と同等の誉れを持っているのでしょう。

しかし、私は「IQが低い」人がダメだとは思いませんし、また、「学歴が低い」人がダメだとも思いません。

例えば、IQが低くても天才的な記憶力を持っている人もいるかもしれません。あるいは、学歴が低くても素晴らしいスポーツなどの才能を持っている人もいるかもしれません。

また、そのように顕著な資質がないように見えても、ある人は家事などの実用的で具体的な作業に卓越した成績を示すことができるかもしれませんし、別の人は何らかのそれぞれの仕事において熟練した立派な技能を有しているかもしれません。

そのように考えるなら、IQや学歴だけを「特権」として示すのは非常に狭量な意見であることがすぐに見えてくるでしょう。

すべてのものに尊重されるべき価値があります。たとえIQや学歴が低い人の場合であっても、その原則は揺らぎません。

IQも学歴も数ある指標の内のごく一部でしかありません。世の中には無数の種類の「能力」があり、「知能」があります。それらの一つひとつが本当にかけがえのない大切な宝物なのです。

どんなに高いIQの「権威」も、いくら高い学歴の「威光」をもってしても、それぞれの人たちが現に今この時にも大切に育んでいるたくさんの種類の才能のオリジナリティや個性、そして何よりそれらの固有性としての「尊厳」を傷つけることはできません。

その意味では、IQも学歴も特別に重要なものではありません。真に大切なことはすべての人がそれぞれの道を全うし、それぞれの幸福を勝ち取れるような、そういう「楽園」を実現することです。

したがって、誰かの尊厳を不当に傷つけてマウンティングするようなIQも学歴も特別な意義を持つものではありません。本当に「特別」なのは、すべての存在の生命の息遣いそれ自体なのであり、そういう当たり前で「普通」の日常こそが真に尊いのではないでしょうか。私はそのように思います。

すべての存在は特別でかけがえのない存在であり、あるがままで祝福されるべきものでもあります。そして、それこそが本当の意味で「普通」のことなのだと思います。

あなたは大切な人です。そんな素敵な優しいあなたが自分自身をも大切にできるように。祈ります。

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