時間とともに肥大化するオバケ

「やればできる」というのは結構な割合で思い当たる人がいるんじゃないかと思う。私もその一人だ。

「やればできる」というのは、なかなか厄介な代物で、いわゆる「まだ、やる気スイッチが入りません」といった心情をぼやかした表現ともとれる。

私の場合は「まだ、大丈夫」といった幼少のころから染みついた先送りの心情が一番当てはまることが多い気がする。

しかし、「まだ、大丈夫」を放っておくと、始めはなんてことないことだったはずのものが、いつの間にやらとても厄介なものに思えてくる。
そしてそれは、実体よりもずっと大きいオバケとなり私の頭の中を徘徊し始める。

対処は実に簡単で「手を付けてしまう」こと。
するとどうだろう。心はすっと軽くなりオバケ一気にしぼんでいく。
今まで霊障に悩んでいた時間は何であったのか。

結局悩むぐらいなら体を動かせという昔からの言い伝えに行きつく。
昔の人のいうことはだいたい正しい。

でもそう思ってもなかなかできないから困る。
今日はできても、明日はどうか?日々一進一退を繰り広げている私。

今日は調子がいいぞ。引っ越しからずっとほったらかしにしているカーテンを取り付けよう。

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