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【NBA】未来眩しい"ヤングマブス"トリオ

 全国のNBAファンのみなさん、そして愛すべきマブスファンのみなさん、ごきげんよう。どうも、マブス再建プロジェクトです。
 さて本題に入る前に、とてもイカしたスニーカーを見つけたので少し紹介したと思います。asics の「GEL-PTG」です。数多のバスケ少年たちが憧れた不朽の名作である”ポイントゲッター”が現代にスニーカーとして蘇りました。バスケをしていればその名を聞いたことがあることでしょう。ポイントゲッターと言えば、カンガルーの皮を素材にしているのが最大の特徴ですよね(故にお値段もお高い)。金色の日の丸が刻まれたハイカットモデルのジャパンLが一番有名で、ポイントゲッターを履いている=上手いプレイヤー そんな象徴のバッシュでしたね。素でカッコいいのに、上手いプレイヤーが履くから余計にカッコよく見えた、そんなミニバス・中学時代の思い出が頭に浮かびます。

asics 「GAL-PTG」かわいいいいいい!!!!!!

 マブス再建プロジェクトの中の人もミニバス~大学(サークル)、社会人(ほぼお遊び)ですがバスケを続けております。せっかくバッシュの話をしているので愛すべきバッシュ遍歴を紹介。
 ミニバス~中学・・・ゲルバーストシリーズ
 高校・・・AIR ZOOM FLIGHT 5
 大学・・・KD 7
 社会人・・KYRIE 6 EP CONCEPTS 
  〃 ・・LUKA 1 
 振り返ると苦楽を共にしただけあって、それぞれのバッシュ一足一足に思い出がありますね~懐かしい。個人的には後にも先にも「AIR ZOOM FLIGHT 5」を超えるデザインのバッシュはもう出ないと思っています。思い出補正もありますが、個人的にバッシュ界のGOATですね。皆さんの思い出のバッシュがあれば聞きたいです。長くなってもしょうがないので前置きはこれでお終いです。それでは本題へ…


そもそも”ヤングマブス”とは?

 今回のタイトルにもある”ヤングマブス”ってそもそも誰を指しているの?と疑問をもった方も多いはずです。マブスの未来眩しい若手トリオのことで構成メンバーは、①フランク・ニリキナ(24歳)、②ジョシュ・グリーン(22歳)、③ジェイデン・ハーディ(20歳)の絶賛伸び盛りである3選手を総じて”ヤングマブス”と(マブス再建プロジェクトが勝手に)呼んでいます。
 アラサーの中堅が多いロスター構成で、若手たちの出場機会に恵まれず何の実りのない負けが多い今シーズン。そんな中、与えられた少ないミニッツの中で精一杯がむしゃらにプレイし、成長を見守るのが楽しいヤングマブスの面々は、未来のマブスの中核を担う言わば幹部候補生たちです。この後に紹介する3選手はみんな大好きなので語らせてください。
 かく言う最近のマブスは、しょうもない敗戦が多く弱っちい。かつて今のマブスも未来が明るいと言われていたのは遠い昔のお話。。ここから先は現実真っ暗なマブスファンの逃避行ブログだと思って読んでいただけると幸いです。。。未来最高()

 マブスファン各位 今季は健康で文化的な最低限度の生活を送れていますか・・・?

1人目 フランク・ニリキナ

 ヤングマブス一人目はフレンチプリンスの”フランキー"こと、フランク・ニリキナです。以下、ざっとプロフィール紹介です。

Frank Ntilikina(フランク・ニリキナ)
フランス出身
24歳
身長 6'4 (1.93m)
体重 200lb (91kg)
ポジション  ポイントカード
NBAキャリア  5年目(2017年ドラフト8位指名)
NYK(2017~2021) → DAL(2021~)

 2021‐22シーズン開幕前、FAとなっていたニリキナをマブスが獲得し入団。東京オリンピック2020のフランス代表メンバーでもありました。夏のFA戦線ではマブスファンからも獲得を熱望する声が多く、本当に来てくれるとは思っていませんでした。「ありがとう」それしか言葉が見つからない。。

東京オリンピック2020 準決勝後の1コマ(泣きました)

 ニリキナと言えば”ディフェンス”、”ディフェンス”と言えばニリキナです。彼は”ディフェンス"で飯を食うNBA選手なのです。マブス加入前のNYK在籍時に対戦した際、ルカとマッチアップしていましたが、天性の鋭い勘と長いウィングスパンを生かしたディフェンスが強みで実力を遺憾なく発揮。結果マブスはオフェンスのリズムが作れず苦しめられて敗戦していました。ルカを止めるディフェンダー。ディフェンスの実力は折り紙付きですね。そんなニリキナが今ではチームメイトなのが大変頼もしいですよね。嬉しい限りです。
 マブス加入後のニリキナはルカ・ブランソンに次ぐディフェンシブな控えハンドラーとしての活躍が求められていました。(当時は、プロフェッショナルのみんな大好きトレイ・バークも在籍しており、タイプが違うとはいえガードは飽和気味のロスターバランスでした)。開幕前半はミニッツをもらい出場し、得意のディフェンスを武器にC&Sやドライブといったマルチな活躍を続けますが怪我をしてしまいます。負傷離脱以降はミニッツを減らしていきます。悲しい。。怪我も治った頃はチーム状態はめちゃくちゃで、コロナによる離脱者多数でチャンスは回ってきます。クリスマスゲームのUTA戦ではスタメン出場で17得点の活躍を残します。得意のディフェンスでは間違いなく光るものを見せてくれますが、まだまだシュート精度の低さや気持ちの弱さが感じられるそんなシーズン前半戦でしたね。年明けに太ももの打撲をしてしまし、以降はミニッツを減らされていきます。。常にコンデションと戦うシーズン後半戦でしたね。出れば活躍してくれるだけに本当にもったいない。そんなこんなでレギュラーシーズンは終了します。
 ニリキナの問題点は活躍し出すとタイミング悪く体調不良や怪我をしてしまうところが玉に傷なんですよね。試合が中2日空いてチーム練習中に足首を捻っちゃったり…そこは運も絡んでくるので祈るしかないですが。バスケは怪我が付き物のスポーツだからちゃんとストレッチしようね!また、昨シーズンの課題でしたが、”気持ちが弱い”メンタル的な部分がありましたね。そこは後述しますが、こちらは成長の片鱗をみせてくれてます。
 レギュラーシーズンも終わり、マブスはプレイオフ出場を果たしますが、ニリキナ自身はというと、自身の体調不良の原因でもあった扁桃腺摘出手術を行い、プレイオフ1回戦のUTAとのシリーズには間に合いませんでした。正直なところこのタイミングじゃなきゃだめだったの?というのが率直な感想でした。チームもブランソン含めチーム一丸となりUTAとのシリーズを突破、PHXとのシリーズに駒を進めます。
 PHXとのシリーズが始まり、全く歯が立たないGAME1、GAME2。クリス・ポールとブッカーが止まりません。シリーズ0-2と後がなくなったマブスは満を持してニリキナの起用を行います。そしてこの采配が見事にハマります。シリーズはGAME7までもつれた後にマブスが劇的勝利を飾りシリーズ突破を果たしますが、勝利の立役者と言っても過言ではないのがニリキナのロックダウンディフェンスでした。ニリキナとマッチアップ時のクリス・ポールとデビン・ブッカーのFGを3/40と抑え込む大活躍に涙が止まりませんでした。好きが爆発しましたね!!ニリキナの扁桃腺手術してくれたお医者さんにBIG感謝!!!!!続くGSWとのシリーズでは敗退し、21-22シリーズは終わります。

 そして今シーズンは開幕前に足首を怪我してしまい、シーズン開幕に出遅れてしまします。次に紹介するジョシュ・グリーンの成長も相まってガベージ要員なのが現状です。そんな中、昨シーズンでは見られないような強気なプレイが見えたので彼なりに試行錯誤しているのが感じられました。嬉しい!!好き!!!!ニリキナはメンタル次第でもっと上手くなるはず。

 オフシーズンもトレーニングに励む姿をファンは見てきました。ディフェンスは昨シーン証明済み。今シーズンはオフェンス面で飛躍の年になって欲しいですね!まだまだ伸びしろだらけの24歳です。彼の成長をみんなで見守りましょう!契約も今シーズン限りです。ニリキナなら長期契約をもらえるはずだし絶対的に必要なピースだ。何より可愛いフランキー!みんな大好きです!!頑張れ!!

Go Frank !!

2人目 ジョシュ・グリーン

 ヤングマブス2人目は今年飛躍の年を迎える選手ジョシュ・グリーンです。以下、ざっとプロフィール紹介です。

Josh Green(ジョシュ・グリーン)
オーストラリア出身
22歳
身長 6'7(2.01m)
体重 200lb (91kg)
ポジション  シューティングガード
NBAキャリア  3年目(2020年ドラフト18位指名)

 ジョシュ・グリーンは、前回の投稿で詳しく記事にしておりますので、
ぜひ、こちらを読んでみてください。

【NBA】ジョシュ・グリーンって知ってる?
前回のマブス再建プロジェクト

 前回の記事で紹介してからのジョシュ・グリーンはというと、12月6日のPHX戦で1Qの連続得点を含めた16得点、4リバウンド、5アシスト、2スティールの大活躍。パスセンスに磨きがかかり時折ルカさながらのアシストを見せくれました。

 一方、その後の試合では感情的になりテクニカルファウルを取られたり(審判がどうしようもなかったのでご愛敬)、ドライブ意識が高くなりすぎて、打てる場面でシュートを打たなかったりと成長の壁を感じる前向きな失敗が多いですね。それもまた経験。今シーズンが終わるころにはどこまで成長が見れるか楽しみですね!!本人の努力も報われ、マブスのいらない子から必要な子になりました。これからも成長を見守りたい一人です。頑張れグリーン!!!

Go Green !!

3人目 ジェイデン・ハーディ

 ヤングマブス3人目は早くもファンフェイバリット選手になりつつある、ジェイデン・ハーディです。以下、ざっとプロフィール紹介です。

Jaden Hardy(ジェイデン・ハーディ)
アメリカ出身
20歳
身長 6'3(1.91m)
体重 198lb (90kg)
ポジション  シューティングガード
NBAキャリア  1年目(2022年ドラフト37位指名)
 ドラフト当日、2024年、2028年の2巡目2本をSACとトレードとしマブスへ加入

 5つ星評価を受け世代TOP3と言われた高校時代、ドラフトも上位指名が確実視されており、名門ケンタッキーやUCLAといった多くの強豪校からのオファーを受けますが、大学へは進学せずにNBA 下部リーグ”Gリーグ”傘下のチーム「IGNITE」に加入することとなります。IGNITE時代は平均17.7得点とスコアラーとして活躍しますが、FG 35.1%、3PT 26.9%と壊滅的な効率の悪さを残す形となり、ドラフト当日も結果として37位まで順位を落とすこととなります。

 ドラフト当日、次々と指名が見送らる中マブスはしてやったり。自前1巡目をクリスチャン・ウッド獲得のために放出していたため、今年はドラフト指名なしか、、、なんて思っていたところGMのニコ・ハリソンは動きました。SACと将来の2巡目2本をトレードし、見事ハーディを獲得。かつて世代TOP3と言われたスターポテンシャルのある子を安い対価で獲得した神ムーブです。こんな上手い子が来てくれるの!?何より1巡目での指名を見送ったチームを一緒に見返そうな!というのが率直な感想でした。比較対象選手として、ブラッドリー・ビールのようなスコアラーになるだろうと天井の高さをドラフト時言われていましたね。

悔しそうなハーディくん。見返そうな!!

 マブス加入後は、「I want to get better. I want the guys to pour it all on me. Come on. Like, come on. Give me the knowledge.」と言ったように向上心の高さを語るハーディくん。そしていざサマーリーグへ。
 サマーリーグ初戦、マブスファンは度肝を抜くこととなります。28得点の鮮烈なデビュー!!!天才ハーディここにあり。マブスの未来は明るい!!そんな衝撃を受けました。しかし、続く試合では思った結果が残せず単発で終わってしまい、継続性が課題なのかなと思う夏の出来事でしたね。ただ、その中でもオフェンスのポテンシャルは間違いなく光るものがあり、期待しかありませんでしたね。マブスファンはみんなそう思っていたのではないでしょうか。

 その後の開幕前のトレーニングキャンプでも”ハーディは凄い”といった現地記者のレポートが多く寄せられ、いざシーズン開幕を迎えますが、現実はそう甘くありません。開幕後のマブスはほとんどが10点差以内で試合が終わる接戦続きのため、なかなか出場機会を得られなず、活躍の主戦場は昨年と同じGリーグとなります。
 Gリーグでは、日本人の馬場雄大選手も所属するマブス傘下の「テキサス・レジェンズ」の一員としてプレイすることとなります。(ちなみに今シーズンはHardyくんのお兄ちゃんAmarui Hardyもレジェンズにいますので、頑張って欲しいですね。)
 マブス加入前の1年間Gリーグに所属していた経験からか、30得点オーバーを連発する無双状態で10試合の出場を終えた12月11日現在の平均スタッツが、30.0得点、FG 55.4%、3PT 48.9%、FT 86.8%を記録。もうGリーグレベルではありません。トップチームで経験を積む段階なのです。マブスが負けてもハーディの活躍に救われるファンも多かったことでしょう。心のオアシスです。

 そんな中Gリーグでのアピールが続く中、12月6日のPHX戦でガベージタイムながらミニッツをもらいます。そして出場時間2分ながら10得点を記録。もう好きが溢れましたよね!!!好き!!!!!!!!数少ないドライブを武器にできる選手です。この才能を試さないでどうする??監督さんよ!!

 そして、本日12月11日のCHI戦ではルカの欠場により出番が回ってきました。23分の出場で15得点。切れ味鋭いレッグスルーからのドライブ等オフェンス面のスキルセットはNBAでも通用するレベルです。

 GリーグではC&Sも得意としていたので、早くルカとプレイするところが見たい。ディフェンス面はまだまだ課題が残りますが試合経験がものを言います。今ハーディに必要なのは”ミニッツ”です。NBAのトップレベルに順応すれば間違いなく化けますよね、それほどまでのポテンシャルを感じます。そして、新加入のケンバ・ウォーカーがハーディにとって良きメンターとなってくれそうなのが分かった今日の試合でした。ケンバも好き!!!!もうね、時間を投資すれば投資する以上に返ってくるよハーディくんは!!!!!キッドはつべこべ言わずに出せ!!!!!今のローテメンバーの時間を少しずつ削る考えとかないのかな・・・?????
 最後にとにかく笑顔が可愛いハーディくんに幸あれ!未来のオールスター!

Go Hardy !!

 以上3人のヤングマブスについての紹介をしてきましたが、生かすも殺すもヘッドコーチであるジェイソン・キッド次第です。『ああ神よ…私の願いが一つだけ叶うのならヤングマブスにミニッツを与えてください。』と心の底から願うばかりです。仕事でも何でもそうですが、人間は失敗から学びます(特に若いうちは)。トライ&エラーを繰り返し、小さな成功体験が人を成長させます。NBAも同じでトップチープでの試合経験は選手の成長を加速させます。僕の大好きな漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第7部スティール・ボール・ラン(アメリカ大陸を横断するレースの話です)」より、マブスの現状に響くセリフがあったので紹介。『一番の近道は遠回りだった。遠回りこそが俺の最短の道だった。』とあります。今のマブスにも当てはまる部分がありますよね、若手の起用と成長という遠回りこそが優勝に一番近い最短の道なのかもしれませんね。何しろNBAは今年限りで終了するスポーツではありません。どうか2~3年後の将来を見据えたPT投資をしてほしものですね。美味しい野菜も元々は種から成長します。土を耕し(ワークアウトし)、水(ミニッツ)を与えることで成長していきます。収穫まで時間がかかりますが、根気強く継続して観察することが重要です。何が成功し、何が悪かったかのかブラッシュアップしていき無駄を省いて精練していく。その繰り返しがいつか実を結びチームを救うときがきっと来るはずです。そして何より"ヤングマブス"が持つタレント力は間違いありません。コーチが選手を信じなくて誰が選手を信じる….???
 ルカ・ドンチッチというスーパースターのキャリアも長いようで短いです。現ロスターの中核を担うアラサー軍団マブス(もちろんみんな大好き)が第一章ならば、第二章はルカがプライムタイムに入る数年後。もうプライムタイムだろ!という意見は置いておいて。その時に時系列の合った同世代のプレイヤーは必要不可欠だと思ってます。じゃあ誰がそのプレイヤーになるのかって?ヤングマブスの君たちだ!どうかフロント・コーチ陣は中・長期的な視点でチームの育成を進めて欲しいというのが個人的願望です。もう間違った選択は許されないぞ!

 終わりになりますが、現地12月15日より新契約選手のトレードが可能になりますね。2月のトレード・デッドラインまでにマブスは動くのか動かないのか…。それでは次回のマブス再建プロジェクトでお会いしましょう。それでは。

GO MAVS !!


PS. 全然関係ないですけど、「緑黄色社会」ってバンドいいですよね。最近ハマってるので一曲置いておきます。Bye!

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