美髪キープに大事なのはシャンプーだった?!界面活性剤(シャンプー)の種類と選び方
Mavie編集部のerikoです。
アラサーになり髪のパサつきやうねりが気になってきました…。
パサついたらトリートメント…と考える方も多いと思いますが、実は毎日使うシャンプーがとても重要ということに気づいたんです!
特にシャンプーを何気なく選んでいるなら要注意。
髪も肌と同じように年齢がでやすいパーツです。
髪も肌や髪質にあったものを使って、ツヤとまとまりのある美髪をキープしましょう。
そもそもシャンプーの種類って?ポイントは「界面活性剤」
界面活性剤とは、シャンプーの洗浄成分のこと。
頭皮の皮脂汚れを落とすのに欠かせない成分です。
基本的にシャンプーの種類は「界面活性剤」という洗浄成分で分けられています。
主に4つの種類があり、それぞれ”洗浄力の強さ”が違んですね。
・高級アルコール系…洗浄力が高い
・石けん系…洗浄力が高い
・アミノ酸系…洗浄力が優しい
・ベタイン系…洗浄力が優しい
例えば、脂性肌の方は皮脂汚れが出やすい傾向。
しっかり落とすためにはある程度洗浄力のある、高級アルコール系のシャンプーを使用するのがベターです。
一方で乾燥肌の方が洗浄力の強いシャンプーを使用していると、乾燥してかゆみがでるなどのトラブルが起こる可能性が…。
そのため、洗浄成分の強さや特徴で選ぶべきシャンプーが変わるというワケなんですね。
髪・肌質に合わせた界面活性剤を選んで頭皮ケア
シャンプーは肌質(頭皮)・髪の状態に合わせて選ぶのがベストです。
・高級アルコール系:脂性肌向け
・石けん系:普通肌向け
・アミノ酸系:敏感肌向け
・ベタイン系:乾燥肌向け
■脂性肌向け:高級アルコール系
高級アルコール系は、髪がベタつきやすいなど脂性肌ぎみの方にオススメ。
メリット
・安価
・洗浄力が強い
・泡立ちが良く洗った爽快感がある
デメリット
・パサつき、きしみやすい
・カラー、パーマが落ちやすい
おすすめの人
・脂性肌
・ハードな整髪料をつけている
成分表に、「硫酸Na」と記載されていれば間違いありません。
・ラウレス硫酸Na
・ラウリル硫酸Na…など
高級アルコール系最大のメリットは、界面活性剤の中でも洗浄力が強いこと。
他のシャンプーでは落としにくい、頑固な皮脂や整髪料もラクに洗い流せます。
ドラッグストアやスーパーで手軽に手に入って、価格が安いのもポイント。
ただし毎日使っていると、髪が硬くなる・ごわつくリスクがあるのも覚えておきましょう。
アウトバストリートメントを使ったり、他の天然界面活性剤系のシャンプーと併用したりするなど、工夫して頭皮や髪を守るのを心がけてみてくださいね。
■普通肌向け:石けん系
普通肌・バージン毛でふんわりした仕上がりにしたい方に向いているのが、石けん系。
メリット
・洗浄力が高い
・多くが添加物不使用
・環境に優しい
デメリット
・パサつき、きしみやすい
・カラー、パーマが落ちやすい
おすすめの人
・普通肌
・健康毛
・ショートヘア
以下の成分が入っていれば「石けん系のシャンプー」です。
・石けん素地
・カリ石ケン素地
・脂肪酸ナトリウム
・脂肪酸エステル
石けんを原料としたシャンプーで、固形・液体タイプの2種類があります。
天然の界面活性剤ですが、アルカリ性で洗浄力が強いことが特徴。
毛穴につまった皮脂の汚れをすっきり洗い流してくれます。
天然素材など、シンプルな成分で作られているのもポイント。
シリコンが入っていない商品がほとんどなので、ボリュームアップさせたい方・ハリコシがほしい方にもおすすめです。
ただ「ヘアカラーやパーマが落ちやすい・髪が乾燥しやすい」というデメリットも…。
石けん系を使うなら、シャンプー後にヘアオイルなどでしっかりケアしてくださいね。
■敏感肌向け:アミノ酸系
アミノ酸系シャンプーは、敏感肌や頭皮や髪が傷みやすい方にオススメ。
メリット
・地肌、髪に優しい
・頭皮の皮脂バランスを整える
・保湿力がある
・環境に優しい
デメリット
・泡立ち洗浄力がマイルド
・頑固な皮脂や汚れは取り入れない場合がある
・残留しやすい(すすぎ残しやすい)
・高価なものが多い
オススメの方
・敏感肌、乾燥肌
・カラー、パーマ
・ダメージ毛
・ロングヘア
・広がりやすい髪
成分表の先頭から5番目以内に以下の表記があれば、アミノ酸系シャンプー。
「ココイル〜」「ラウロイル〜」という表記を探しましょう。
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ラウロイルグルタミン酸TEA(またはNa)
・ココイルグルタミン酸TEA(またはNa)
・ココイルアラニンTEA(またはNa)…など
※他に「アミノ酸成分を含みます」「アミノ酸系」など、「アミノ酸」と入った言葉が目印です。
アミノ酸系は必要以上に皮脂を取りすぎず、皮脂のバランスを良い状態に整えてくれます。
頭皮への刺激が少ない上、パサつき・枝毛などのダメージケアもOK。
またカラーやパーマのモチもよくなるので、髪のオシャレを楽しみたい方に向いています。
ただし泡立ちがマイルドなので、擦りすぎやすすぎ残しに要注意です。
指の腹でマッサージするように丁寧に揉み込み、しっかり流すようにしてください。
■乾燥肌向け:ベタイン系
頭皮が乾燥しやすい方は、ベタイン系シャンプーがおすすめです。
メリット
・赤ちゃんも使える
・目に入ってもあまりしみない
・保湿、髪の補修作用
・パサつき防止
・環境に優しい
デメリット
・値段がやや高い
・どこでも種類豊富に販売されていない
・洗浄力がマイルド
オススメの方
・敏感肌、乾燥肌
・ダメージ毛
・カラー、パーマ
・ロングヘア
ベタイン系の成分が一番最初、 もしくは水の次に来ているものを選ぶようにしましょう。
以下のように「〇〇ベタイン」と表示されています。
・コカミドプロビルベタイン
・ラウロイルプロビルスベタイン…など
「ベタイン」とは、 砂糖大根(ビート)由来の植物が主成分のシャンプー。
オール植物性由来で赤ちゃんに使えるほど肌に優しく、目に入ってもあまりしみないくらい低刺激です。
アミノ酸系よりももっちりした泡立ちで、使いやすいのがメリット。
さらに、植物の保湿力で髪を補修する作用もあります。
ダメージで広がった髪をしっとりまとめてくれるので、カラーや紫外線でダメージを受けた髪におすすめです。
ただ洗浄力自体はやや弱めなので、シャンプー前にブラッシングしたり、しっかりお湯で汚れを落したり、工夫して使ってみてください。
髪・頭皮への負担を考えるなら、おすすめはアミノ酸・ベタイン系
肌が弱い方や乾燥しやすい方、髪に負担を掛けたくない方は「天然界面活性剤」を選びましょう。
特に乾燥しやすいアラサー世代には、補修・保湿しながら髪を洗えるアミノ酸・ベタイン系がおすすめ。
髪や頭皮に優しいシャンプーの中でどれを選んだらいいのか迷ったら、使用感と仕上がりをポイントにしましょう。
・アミノ酸系…さらさら(マイルドな泡立ち)
・ベタイン系…しっとり(もっちりした泡立ち)
紫外線やアイロンなどでダメージを受けた髪や敏感肌の方は、やさしい界面活性剤で頭皮と髪を守ってくださいね。
ちなみに界面活性剤は、他の活性剤と組み合わせて泡立ちや保湿力など機能性を向上させているものがありますよ。
髪の状態や肌質に合わせて選んで、美髪を手に入れましょう!
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「界面活性剤って身体に悪いって本当?」「もっと詳しいシャンプーの選び方が知りたい」と気になる方は、下記でさらに詳しく解説しています!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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