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浅間隠山に登ろう

雪尾根を辿り名爆から名峰へ。

2021年2月3日(水)

群馬県…長野原町/東吾妻町/高崎市

積雪期にこのルートを歩く事は今年の山行目標の
主要な内の一つです。

二度上峠下の登山口から容易に登る事が出来る
名峰は遥か遠き雪嶺へと変わりました。

雪尾根を辿り山頂を目指しましょう。

🌤晴れ 🌀疾風 🕖7h40m
🐾24,745歩 13.6km ⇅945m
♨️軽井沢温泉 御宿地蔵川 800円

8:05 浅間大滝駐車場⇒鷹繋山⇒P1607⇒
浅間隠山⇒南の鞍部⇒県道54号線⇒
浅間大滝駐車場 15:45

8:05
浅間大滝駐車場

※一昨年の台風被害により浅間大滝・魚止めの
 滝は共に立入禁止となっています。
              2021年2月3日現在

鷹繋山ハイキングコースへ通じる橋と遊歩道は流されてしまいました、復旧工事はいつになるのでしょうか?

そんな事とは知らずにここまで来たんだから、
すいませんが立ち入った次第であります。
しかし増水した熊川の渡渉に苦戦し右往左往、
ここからなら行けるかも!?なんて30分もかかってようやく川の反対側へ渡る事が出来ました。
序盤に身体を濡らす訳にはいきませんからね。

8:45
熊川を渡渉してハイキングコースに入ります?
あれっ!積雪でここが道なのかどうなのか!?
ピンクのテープを見つけて一安心です。

積雪は20cmくらい、トレースは無し。

9:15
鉄塔の建つ展望地

冷たい強風が吹きつけてきます。
鉄塔の先から県道54号線へ出る道があります、
鷹繋山に登るには滝周辺の復旧工事が終わるまで県道から入ってきた方がいいでしょう。

多少の笹薮もこのくらいなら問題無し。

10:05
鷹繋山(たかつなぎ △1431.5m)からの展望はいまひとつです。
樹間から浅間山を望みます、風冷たーい。

10:15
山頂から東へ伸びる尾根に向かいます。
広い山腹から注意深くルートを探して鞍部へ降り、主尾根に乗ります。

尾根通しに進みますが雪が無いと歩きづらい箇所があります、尾根の北側に作業林道が通ってますのでそっちに逃げた方がいいかもしれません。

10:48
作業林道交差点
ここが今回のルート唯一のエスケープ地点となります。

高度が上がって積雪量が多くなりますがブーツが埋まるくらいなのでツボ足のまま登ります。

11:44
P1607m、樹間に浅間隠山。
ここでチェーンスパイクを着けて小休止、
あともうひと頑張りだー。

須賀尾からの登山道と合わさりました。
まっさらの雪面が美しいです。

北尾根の夏道が急登で!!
積雪量も30cmを超えて新雪の急斜面では一向に進まず、膝下の猛ラッセルで疲労困憊です。
途中から傾斜の緩そうな西尾根に逃げます。
車にワカン積んであったのになぁ、
なんで持ってこなかったぁ〜、
有れば少しは楽できたかな。

12:49
浅間隠山(あさまかくしやま △1756.8m)登頂。

やりましたー。
一人きりでガッツポーズ!!
貸し切りの大展望でーす。

二度上峠からはよく登られている様で山頂にはたくさんの足跡が有りました。
富士山を眺める大展望ですが冷たい強風に晒されて腰を降ろす気分になれませんね。
ヤッホー!!いい眺めだなぁ!

眼下には竜ヶ岳と笹塒山その向こうに榛名山、
鼻曲山の上には富士山を望みます。

13:10
風が強くてゆっくりランチタイムとはいかず下山することにしました。
山頂下の方が浅間山の姿がいいですね。

ほとんど凍ってる。

登山道はよく踏まれて凍っています、必ず滑り止めを着けましょう。

13:50
ここで大失態。
看板に惑わされちゃったよ、まぁすべて自分のミスなんですがね。
トレースから外れ真っさらな雪を踏んで北軽井沢方面に向かいますが看板の矢印の方へ素直にまっしぐら、西寄りに進みすぎてしまい修正しようと思った時にはかなりルートから離れてさらに深い谷間に出てしまったんです。

このまま谷を下ってもGPS上の作業林道に合流出来そうだったんですが谷間には滝や倒木などあるかも分からないし、積雪量も多かった為に作業林道に合流するまで尾根を登り返すという苦行に励みました。
距離にしてわずか200m程ですが後半の疲れた体にはキツかったですね。
これを遭難といいます、反省しています。

作業林道に出たとて道は雪と薮。
この感じだと雪が無いと笹がうるさそうです。

15:00
長い作業林道が終わり県道54号線に出ました。
あとはこのまま車道歩きで駐車場に戻ります。

15:45 浅間大滝の駐車場に帰ってきました。

今回のルートは簡単ではありませんでした、
難儀しただけに印象に残る山行となりました。

難しいのは熊川の渡渉と浅間隠山の北尾根でしょうか、北尾根はこれからの残雪期に雪が締まれば問題無いと思います。
問題があるとすれば熊川の渡渉です、水量が増える春先は渡れないでしょう。

#314 《おしまい》

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