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来年の手帳

 来年のことを話すと鬼が笑うなんて言うけれど、一年の終わりが近づくと、始まりのことを考えずにはいられない。年が明けてしまえば、また全てがうまくいくような気がしてくる。来年の手帳を買うというのは、その最たるものだと思う。

 ということで、新しい手帳を買った。

高橋書店 torinco7

 昨年、一昨年はほぼ日手帳を使っていたが、1日一ページ故の重さがネックになっていた。そこで、三年前に使っていたtorincoに戻ってみた。

手帳選びのこだわり

私の手帳選びのこだわりは以下の三つ。
①バーチカルタイプ
②持ち運び・書き込みやすさ
③デザイン

 ①に関しては、1時間ごとに細かく区切られているタイプと、ざっくり何等分かに分けられているものの二種類がある。時間の幅を視覚的に確認することができ、時間感覚が乏しい私にはとてもありがたい。私は細かく区切られている前者がより好みなのだが、最近はざっくりと分けられているものの方が主流のようだ。

 次に②は家に据え置きの手帳ならば気にならないのだが、いつも持ち運ぶものとなると慎重に考えなければならない。また、書き込みのしやすさを左右するものとして紙質と紙のサイズを重視している。今回の手帳選びでもう一つ、紙の色も重要だと気付いた。白すぎると目が疲れてしまうので、若干黄色味の入っているものが良い。

 最後に③。一年間を通して使うものである。好みのデザインでないと、手帳を開くことすら億劫になってしまいかねない。表紙はもちろん、紙面の雰囲気も重要だ。他の持ち物に暖色系が多いので、表紙もそれに馴染むものを。紙面はシンプルすぎず、それでいて装飾が多くない、自由度の高いものを選ぶようにしている。バレットジャーナルもどきに挑戦しているので、to doをたくさん書き込めるものがなお良い。また、週の始まりは月曜日!という自分の感覚と合わせるため、月曜始まりでなければならない。

2023年の振り返り

①バーチカルタイプ
 1日につき1ページが確保されており、1時間ごとの細かいバーチカル枠が付いていた。しかし私の文字の大きさと枠の大きさが合わず、うまく使いこなせなかった感がある。

②持ち運び・書き込みやすさ
 持ち運びやすさを考えてA6サイズに挑戦した。鞄にも入れやすく、この点はうまくいったと思う。一方で、書き込みは少々不便に感じた。1日1ページなのでどうしても紙幅をとってしまっていた。チケット類を全て手帳に貼り付けていたので、年の後半になるにつれて厚み・重さが増していた。紙質・紙色についてはとても満足している。

③デザイン
 表紙はたくさんのデザイン・素材から選ぶことができるので、とても気に入って使うことができた。白のキャンバス地にシロクマの親子が優しいタッチで描かれたデザインだった。
 紙面は月毎に色が変化していくデザインで、書き込みを邪魔しない方眼がとても心地よかった。しかし、私の力不足で1日1ページを使いこなせているとは言えなかった。

2024年の手帳

 以上のことからバーチカルは重視しつつ、1日1ページではなくB6サイズ、週間バーチカルで厚みの少ないものを探すことにした。
 昨年の反省を活かしつつ三つのこだわりに合う手帳を探した結果、最終的に数年前と同じものに戻ってきたわけだ。torinco7はざっくり分けられたバーチカルタイプなので、一年間使ってみて、やはりもっと細かい区切りが欲しいとなればまた果てしのない手帳探しに彷徨うことになる。

 torincoにももっと細かいバーチカルはある。しかしここで③がネックになってくる。好みのカバー色が展開されていない。自分で別のカバーを買えば良い話ではあるのだが、torincoこだわりのカバーは触り心地が良く、これも私がtorincoを良いなと思ったポイントに含まれているのだ。
 また、高橋書店のオンラインショップでは好きな紙面とカバー色を組み合わせて注文することができるらしい。torincoも含まれているが、私の好みの紙面と色を選ぶことはまだできなかった。
 どうか、来年は私の好きなカバー色が展開されますように…。




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