回顧とレース映像の分析手法〜レース映像は宝の山である〜

皆様 お疲れ様です。
モリチルです

最近皆様から

「回顧ってどうやってやってますか?」
「レース映像ってどこみて分析すればいいの?」

といったご質問をいただく機会が増えましたので、自分なりの考えを体系的にまとめ、
記事にさせていただきます。

なお、こちらの記事は競馬初心者の方をターゲットにしておりますが、
体系的にまとめておりますので、
中級者の方にもご自身の考えの整理に
ご活用いただけるかと考えております。

※今回の記事については有償とさせていただきます。ご了承くださいませ。

【0章】「回顧」と「レース映像分析」とは?

今回の記事では「回顧」と「レース映像分析」について自分なりの考えをまとめさせていただきます。

まずは言葉の定義について明確にさせていただきます。

・「回顧」…前の週のレースを見直し、馬場のバイアスの確認と次走チェック馬を見つけること。

・「レース映像分析」…当週のレースに出走するメンバーの過去レースを見直し、適性や能力値を見極め予想に反映すること。

私の中では上記のように定義付けています。
回顧は振り返り、映像分析は当週のレースの予想のためにする行為と思ってください。

ともにレース映像を見るということは共通していますが、目的が異なるため
実施する流れや着眼点が異なる点もあるためそれぞれについて後述していきます。

【1章】回顧とレース映像分析はどのような流れですればよいか?

ではまず、回顧とレース映像分析をそれぞれどのようにすれば良いかを述べていきます。

ここでは、どこに着眼するか?ということよりも
「そもそも回顧ってどうやってやってるの?」「どのくらい見てるの?」
といった問いを解消していきます。

【1章-1】回顧はどのようにすればよいか?

まずは回顧の流れを説明していきますが、
その前に改めて回顧の目的を考えていきます。

■回顧の目的
・前週の馬場のバイアスを掴み、次週の予想に活かす。
(例:前週は前残りだった。今週も前残り想定で先行馬を狙おう。など)
・バイアスに反した馬や不利を受けた馬、高いパフォーマンスの馬をチェックし、次走以降狙うためにストックしておく。

では、上記をするためにどのような流れで回顧を実施すればよいのか?
私の実施しているやり方はざっくり以下のような流れです。
各項目で注視すべき点については後段で詳述していきます。

■ざっくりの流れ
①回顧したいレース会場と芝orダートを決める
(例:福島芝・函館ダートなど)

②「1周目」決めた会場のレースをすべて見返す
(目的:馬場のバイアスの把握)

③「2周目」もう一度全レースを見返す
(目的:バイアスに反した馬、不利を受けた馬などのチェック馬探し)

全レースを見返すので大変な作業に見えますが実際は①~③をやるのに1時間もかかりません。
おすすめは月曜、火曜の朝と夜にそれぞれ回顧の時間を設けて、
1会場ずつチェックしていくことです。

まとめてみることで馬場のバイアスや変化を掴みやすくなります。

【1章-2】レース映像分析はどのようにすればよいか?

上記で回顧の流れをご説明しましたが、今回は映像分析の流れを説明していきます。

既述の通り映像分析とは出走馬が確定後に各馬の過去レースを見返すことです。目的をもう少し具体化すると以下の通りです。

■映像分析の目的
・馬の特徴、適性を把握する
・不利などで本来の力を発揮できていない馬を探す
・トラックバイアスに反した馬を探す

それぞれにおける詳細の着眼点は後述します。
この章ではどのような流れで映像分析をしているかを書いていきます。
なお私は見返す対象は最低でも各馬の直近5走分以上のレースを2回ずつ見直しています
レース数が少ない馬は全レース見返しますし、直近でなくても同条件のレースは全て見ます。

■映像分析の流れ
①まずは馬柱をみて馬のキャラをざっくり把握する
(小回りが得意そうor東京が得意そう。など)

②レース映像を見返す前にざっくりレースラップを見る。
(ハイペースかスローペースか、ざっくり把握できればOKです)

③一度目はレース全体を俯瞰で見る。
(前残りになったのか、差し決着なのか。
人気馬が順当に勝ったのか、穴馬が勝ったのか。など)

④二度目はその馬のみに注目してレースを見る。
(どのような競馬になったか。
不利を受けていないか。道中の位置取りがどうか。など)

私は一から予想するレースの場合、最低でも直近の5レース分+同条件のレースを見返してますが、正直,時間がかかるので、効率よく回したい!という方には以下のようなやり方をおすすめします。

■見直す対象のレースを絞る
・過去勝ったレースをすべて見る
・その週の出走レースと同舞台のレースを見る

これだけでもその馬の特徴がかなり把握できます。
そのうえで、気になった馬だけに絞りより深く分析していく
という手が効率的です。

私は勝負レースをかなり絞るので、1レースにじっくり時間をかけて見直しますが、複数レースを買われる方は後者のやり方が良いと思います。

また、これを繰り返していくと、自然と各馬の特徴がつかめてきて、
毎回レース映像を見直さなくても、
「この馬は瞬発力に長けているので、東京1800mで狙おう!」
といった具合に狙う条件が絞れてきて予想が楽になっていきます。

まずはしっかりとレースを見直すことで急がば回れで予想が楽になっていきます。

さて、ここまでは無料ゾーンで回顧の流れ、映像分析の流れをざっくりと説明させていただきました。
次章より有料コーナーでより細かい着眼点を紹介していきます。

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※繰り返しになりますが、本noteは初心者の方をメインターゲットにしていますので、中級者以上の方には新しい発見はないかもしれません。あらかじめご了承ください。

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