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映像空間

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武蔵野美術大学 映像学科 映像空間領域
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映像空間領域カリキュラム

映像学科は2024年度より新カリキュラムへ移行しました。 映画・写真・アニメーション・イメージコンピューティング・メディアアート、そして映像空間の6つの領域で展開しています。 6個がそれぞれ独立しているというよりも、6つの領域を受講生が自由に往来する(できる)ようになりました。 映像空間領域では、7つの専門科目授業が展開しています。 1年次 イメージエフェクト 2・3年次 映像空間ⅠA(モーションビジュアル) 映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)  映像空間ⅡA(

イメージエフェクト(1年生)

授業紹介です。 イメージエフェクトは1年生向けの選択必修科目です。 いわゆる専門科目ですね。 武蔵野美術大学には、専門科目と講義系科目に大別されます。 これが、午前と午後に分かれてそれぞれ履修します。 映像学科1年生の場合は、午前中が専門科目です。他の学年は異なります。 (他学年のカリキュラムについてなど、別途紹介してもいいかもですね!要望あればコメント欄にいただけると嬉しいのでした) イメージエフェクトでは、主にAdobe After Effectsを使ったレクチャー

ゼミ展示#2(4年山崎ゼミ)

こんにちは。山崎です。 今年度も早いものでGWに突入しました。 毎週水曜日の1-2限で開催される山崎ゼミでは今年の前期に取り組む大きな方向性がゼミ生と話し合われました。 武蔵野美術大学内にある展示室を下見しました。 9号館地下展示室(小)と14号館地下展示室は昨年度も利用しました。 大学には展示室がいくつかあるのですが、希望も多いため他学科・他授業との調整がハードモード。 9号館地下展示室 そんな中、昨年は"たまたま" 空きのあった時期にゼミ展を敢行しました。 時期は

イマーシブ フルドーム スクリーン メディア 表現研究

2024.4.26(金) なかのZEROメディア芸術プロジェクトがついに始まりました。 第一回はこのプロジェクトを主導されている デザイン情報学科准教授 大石啓明先生より講義がありました。 (ほぼ)毎週金曜日3,4限です。課外授業(プロジェクト)の位置付けですので 出席をとったりせずに、あくまでも有志参加となっています。 プロジェクトへのエントリーは、37名でした。 このプロジェクトには 「イマーシブ フルドーム スクリーン メディア 表現研究」というサブタイト

ディスプレイ+モノ(映像空間ⅠB)

映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)の授業で検証を行いました。 あっという間の3週間。授業も折り返し目前です。 さて、3週目の授業では実際にディスプレイを設置してみつつ、「モノ」を置いてみました。今回の課題はこんな感じ。 今回の映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)では ディスプレイ+モノで作品をつくる。という課題です。 モノという点が特異かもしれません。 モノとは、例えば花瓶やペットボトル、コップなどそれなりのサイズ感の「物体」であればOK。そのモノをディスプレイと重

撮影講習

映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)という授業で撮影講習がありました。 フォトアトリエという映像学科内の施設の使い方の講習です。 講習を担当してくださったのは、いしかわみちこ先生。 フォトアトリエは主に写真の撮影に使われています。 今回は物撮りをメインに動画でも利用できるように、映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)の受講生に向けての講習でした。 いしかわ先生は普段写真家として活動しています。 写真表現に加えて、鑑賞者との対話や、物理空間との関係性の模索、写真という

なかのZEROメディア芸術プロジェクト

なかのZEROプラネタリウムでの作品上映できる! そんなプロジェクトが始まります。 このプロジェクトは課外です。 正課の授業のように単位とか進級とか関係なく、有志が集まります。 今回対象となる学科は デザイン情報学科 油絵学科グラフィックアーツ専攻 そして 映像学科 対象は学部2年生以上、(大学院生も含む)です。 学年、学科を超えた交流も魅力の1つかもしれません。 今回このプロジェクトを主導されているのは 武蔵野美術大学 デザイン情報学科の大石啓明准教授です。 (わた

モーションビジュアル(2,3年)

授業紹介です。 モーションビジュアルは映像学科2,3年生を対象とした授業。 内容は3DCGです。 CINEMA4Dというソフトを使います。 今年度の新カリキュラムにより「モーションビジュアル」としてリニューアルしました。(前身は「モーションデザイン」という授業名でした。) モーションデザイン時代は11月~12月の授業でした。 モーションビジュアルは4月〜12月の授業へ。 3DCGの授業なので、季節なんて関係ない!と思われるかもしれませんが 実は関係ある(と思ってます:

雑記) イメージフェノメナンとは #1

イメージフェノメナンという授業があります。 イメージ=映像 フェノメナン=現象 2004年頃に、板屋緑教授と篠原規行教授によって、提唱されいたイメージフェノメナンは、映像をつかった造形領域へのアプローチを実践するものでした。 映像にしかない現象を主題にして、従来の物語を伝えるための映像ではなく 映像そのものを表現の中心におくという試みでした。 そこで参照されるのは、先行領域である絵画や彫刻など。 かつての画家やアーティストが発見・発展させた眼差しを映像に持ち込む。 そ

山崎ゼミ(4年)について

山崎ゼミが今年もはじましました。 1年間を通じて学部4年間の集大成である「卒業制作」へ邁進します。 武蔵野美術大学映像学科の卒業制作は、主に作品制作です。 映像学科にはさまざま領域があります。 写真、映画、アニメーション、3DCG、メディアアートそこに加えて映像空間と呼称をあらたに、領域が展開しています。 山崎ゼミでは、2024年度は22名の学生が所属しています。 写真、映画、アニメーション、3DCG、メディアアート、映像空間という区分けよりも、全方位的に「映像」につい

映像空間ゼミ(修士2年)

こんにちは。山崎連基です。 映像空間ゼミ(篠原ゼミ+山崎ゼミ)では大学院1年生、2年生のゼミ生が在籍しています。 本日のゼミは現在開催中のこちらへ。 リュウ カセイさん(環境形成研究領域)の研究発表展をゼミ生で視察しました。 リュウさんは2023年度に篠原規行教授指導のもと晴れて博士号を取得されました。その成果を今回発表しています。 リュウさんの作品はVRです。 VRはゴーグルを装着して鑑賞する作品。実空間にどう展示するか。 という点でも、さまざまな試行錯誤があったよ

映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)2,3年

2024年度より装いを新たに、「映像空間ⅠB(ディスプレイのある部屋)が始まりました。 「映像空間」は、今年度より正式に授業として展開しました。 前身の授業は「イメージフェノメナン」です。こちらについてはいずれ詳しく! 今回の映像空間(ディスプレイのある部屋)で ディスプレイのある部屋?となるかもしれませんが、今回の狙いは一言で言うと、「映像の枠にとらわれず作品作ってみよう」という感じでしょうか。 この場合の「枠」とは、枠=ジャンルと捉えてもいいし、枠=フレームととらえ

日中国際交流プロジェクト

中国美術学院と武蔵野美術大学との国際交流プロジェクトが行われまた。 存在とゲニウス・ロキ 2023-24 日中共同制作キャンプ 中国美術学院×武蔵野美術大学 2024.3.25-29 武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス12号館地下展示室 中国美術学院と武蔵野美術大学の学生がペアになって1作品を制作。 中国滞在は2023年8月。 約3週間の滞在中に、書や水墨画のワークショップも行われた。 武蔵野美術大学からは油絵学科グラフィックアーツ専攻、クリエイティブイノベーション学科

課外講座 『クリエイティブコーディングとその周辺』

クリエイティブコーダー、甲南女子大学准教授、ジェネラティブアート振興財団代表理事として活動される高尾俊介さんをお招きし、ご自身の活動と、その変遷について縦横無尽に語り尽くしていただきます。また昨今隆盛を極める(た)NFTアートシーンにつて、ご自身のプロジェクト「Generativemasks」での成果を踏まえつつ、ブロックチェーンを用いた作品発表や制作の動向についても私見たっぷりにご紹介いただきます。玉石混交なNFTアートシーンは今後どうなっていくのか。まだまだ価値が定まりき