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映像空間

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武蔵野美術大学 映像学科 映像空間領域
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記事一覧

最終講評#クロスメディア

こんにちは。山崎です。 2024.12.9-10に映像空間ⅣB(クロスメディア)の最終講評がありました。 授業期間は6週。そのうち3週毎に課題が出ます。つまり課題は2つです。 最終課題内容は第1課題で制作した映像をもとにキャンペーンを企画する。 第1課題を踏まえたものでした。 この「映像→キャンペーン」は実際に佐藤雄介先生が実践していアプローチでもあるそうです。(順番はこの通りではないかもですが) 最終課題はプレゼン形式で行われました。 “プレゼンテーション”と言われる

SIGGRAPH 2024 Denver 米国 レポート

こんにちは、2024年度映像学科3年の小林康平です。 2024/7/28~8/1に米国・デンバーにて開催されたSIGGRAPH 2024に参加しましたので、その様子をお届けします。 そもそも、SIGGRAPH とはSIGGRAPH: Special Interest Group on Computer Graphics略で、ACM(Association for Computing Machinery)という、アメリカのコンピューター学会主催の国際学会・展示会の一つです。

SIGGRAPH ASIA 2024 TOKYO

こんにちは。山崎です。みなさんお元気ですか? 去る2024.12.6 SIGGRAPH ASIA2024 TOKYOに参加しました。 予々行きたいと思っていたのですが、なかなか参加する機会もなく。 今回は学部3年生の小林くんと、慶應義塾大学大学院KMD吉田貴寿さんの計らいで実現しました!(感謝!) 会場は有楽町の国際フォーラムです。パスは事前に購入。私は移動中に急いで購入しました。 受付ではQRコードでIDが発行されます。とてもスムーズ。ストラップやトートバック、ピンバッ

DIGITAL ARTS AND DESIGN @バンコク

こんにちは。映像学科の山崎連基です。 2024.11.28-29にタイのシラパコーン大学が主催する「DIGITAL ARTS AND DESIGN International Conference and Exhibitionに参加してきました。 シェラトンホテルの2フロアが会場で、別のカンファレンスを行われていました。会場で受付を済ませます。今回は「Exhibitor」として参加です。 参加のカテゴリーとしては、PaperとExhibitionの2種がありました。 参加

都市表現#過去作品紹介その1

都市表現を担当している野村叔子です。今年度の都市表現が終わって一月半が経ちました。 昨年度までは芸祭期間明けの11月から始まる授業だったので、例年なら前半の街歩きを消化し、フィールドワークの成果を映像作品へと昇華させるべく、制作に向かい始めた頃です。 そう、都市表現は寒い時期に行われていたのでした。 近年は暖冬でこそあれ、朝早くに水際エリアに集合するというだけでも印象強く、「初冬の候」的なニュアンスは、長い間、都市表現作品の質でもあったと思われます。 今年は「残暑厳しい

チームラボプラネッツin豊洲 #レポート

執筆者(2024年度映像空間ゼミ院1年 津川 真保) こんにちは、映像空間ゼミ院1年の津川です。 今回はゼミ生で東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」へ行って来ました。メンバーは津川、宮脇、中国の留学生のショウです。 延長を重ね2023年末閉館の予定でしたが、更に2027年末まで延長されることが決定していますね。 行ったことがある方も多いと思いますが、私たち3人は今更ながら初体験になります。 記事後半では今回のリサーチを通して3人のディスカッションの様

第1課題講評 #クロスメディア'24

こんにちは。映像学科の山崎です。 2024.11.25にクロスメディアの第一課題講評が行われました。 第一課題についてはこちらの記事でも! 上映は講義室で行われます。講評は佐藤雄介先生と山崎が交互にコメントをしていくスタイル。雄介先生は企画内容を踏まえた上での成果について。山﨑は初見としてのコメントが主となりました。 山崎の個人的なミッションとしては、最初に鑑賞する人からどう見えるのかというフィードバックをそれぞれ作者に伝えること(だと思ってます) 企画内容が伝わる部分

クロスメディア 第1課題

2024年度から開始したクロスメディア。期間は11~12月の月・火です。 今年度は課題を2つ。 第1課題 今回は動画広告をつくります。お題は『モンスターエナジー - Monster Energy』。初日のワークショップでも簡単なアイディアだしを匿名で行いました。 そのワークショップを踏まえつつ、第1課題では、実際にアイディアを動画に落とし込みます。企画アイディアの段階では、実現度は考慮されなくても全然OKだったので、そこをどうクリアするかも腕の見せ所かもしれません。

イメージフェノメナン(映像空間ⅣA)#開始

映像空間ⅣA_イメージフェノメナンがはじまりました。 これから6週間、映像学科の2年生と3年生(exで4年生と研究生も)が合同で16号館301教室を使用して、イメージフェノメナンという映像学科独自領域の作品制作に取り組んでいきます。 初回の授業では、篠原規行先生、佐藤祐紀先生、黒澤より、この領域から生まれた過去の学生作品や、この領域で参照してきた既存の映像作品を紹介しながら、特に、授業形式でのイメージフェノメナンの特徴的な制作プロセスについての解説をおこないました。 この

造形構想基盤講義(大学院1年)

11/8に造形構想基盤講義の山崎担当回で、現在開催中の展示を鑑賞しました。こちらの展示は武蔵野美術大学の美術館•図書館が主催です。 今回の授業ではこの展示における分析的な鑑賞を実践しました。 今回は時間の都合もあり、冨井大裕(彫刻学科教授)の作品が主たる対象でした。(冨井先生おじゃましました!、戸田先生もじっくり堪能させていただいております!) まずはメインビジュアル(?)にも採用されている下の作品について分析。出席者全員で分析しました。 1 構成による機能の剥奪 受

課題総評 / 都市表現の2024年

執筆者 橋本直明 (建築家 武蔵野美術大学映像学科非常勤講師) 都市表現の授業は、まず歩くことから始まる。都市を歩き、出会った風景の前でカメラを回す。予期しないものが映像のフレームに入り込んでくる。あるいはずっとそこでカメラを待っていたものとの邂逅。写真や動画に写る未だ何者でもないものたち。それは映像表現の新しい可能性の種子だ。 都市空間をカメラで捉える。そのためには5秒、10秒といった切り取りではなく、最低1分、さらに続けてもう1分、と長めにカメラを回すよう話をしている

自然環境における大型スクリーン展示についての考察

執筆者(2024年度映像空間ゼミ院1年 ショウ コウハ) 2024年9月、中国甘粛省金昌のゴビ砂漠で開催された「Assart Art Festival」は、デジタルアートと電子音楽を組み合わせたイベントです。「Assart Art Festival」は、中国語で「开荒艺术节」、日本語では「開墾芸術祭」とも呼ばれます。   このイベントでは、広大な中国北西部のゴビ砂漠に長さ18メートル、高さ10メートルの大型スクリーンが設置され、デジタルアート作品の展示が行われました。 幸運

クロスメディア#はじまりました

2024.11.4(月)から映像空間ⅣB(クロスメディア)が始まりまりました。 2024年度の新カリキュラムから新設された授業です。 週2日、6週の演習授業となります。 授業は映像学科2年生と3年生が受講可能な専門家科目。 いわゆる選択必修です。今年の受講生は2、3年生が半々くらいです。 2、3年生の割合は授業によってばらばら。半々くらいの方が学年を超えた交流も適度に生まれて良いのでは?というのが実感です。 今回、授業を主に指導してくださるのは佐藤雄介先生です。 雄介先生

新宿ウォール456 #映像空間リサーチ

執筆者(2024年度映像空間ゼミ院1年 ショウ コウハ) 新宿ウォール456は新宿駅に位置しており、東口・西口改札を出てすぐ目の前に見えます。非常に多くの人が行き交う場所です。 新宿ウォール456は、長さ45.6メートル、高さ1.4メートルのLEDデジタルサイネージで構成される公共展示ウォールで、主に商業広告、ビジュアルアート、イベントの宣伝などに利用されています。全体の面積は約64㎡です。 また、新宿駅の東西自由通路と東改札口には「J・ADビジョン」も設置されています