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R.I.P... CANDIDO CAMERO

とうとう亡くられてしまった、、
コンガをちゃんと始めてから、
Dizzy Gillespie の70才のbirth day のライブの映像の中の
Fiesta De Mojo で、
スーツ姿でスタンディングで演奏する
彼のパフォーマンスにイチコロになり、


それまで座って演奏してたけど、
すぐにスタンドを買って、
指にしなくても良いのに
テーピング巻いて笑

以来、ライブでは
基本、立奏スタイルになったのであった。。
直接お会いしたりライヴを見たかったな。

legendですね。

どうぞ安らかに。

Candidoといえば、

Chano Pozo が先にNYに来て
Dizzy Gillespie と出会い
JAZZにパーカッションという

いわゆる アフロキューバン 、
ラテンジャズ のシーンを

切り開いたパイオニアであったが、
惜しくもわずか1年で喧嘩により
亡くなってしまう。

(ショットガンで打たれたとか、
麻薬の売人から譲り受けた偽のマリファナによる中毒死など諸説あり)


で、当の Candidoやmongo santamariaらは
その後、ずいぶんあとに、NYに来て、
さらに広めていったのかと思っていたが、
どうやら、おそらくほぼ同じ時期に
NYにいたみたいで、
DIZZYが見つけて、彼をビリーテイラーに紹介、
そして初の仕事をしたと
彼の自伝ドキュメントでは語っていたので、驚いた。

DIZZYがCANDIDOを見つけて、
自分のバンドに入れずに
ビリーテイラーにまず紹介したのか?は

まだCHANO POZOがバンドにいたのか?
などよくわからないが、

とにかく、彼はその後、
チャーリーパーカーもいた
DIZZYのバンドでツアーなどを回る事となり、
それがきっかけ?で、
トニーベネットなどジャズシーンはもちろんこと、

数々のトップアーティストと
共演していく事となる。

残念なのは、ビリーテイラーとの
サウンドはあるが、そのあたりの

DIZZYとかパーカーと一緒に演奏してる音源が
あまりというかほぼ聴けないこと、、
(もしかしたらあるのかもだけど、、)

CHANO POZOみたいに、

このあたりのサウンドをちゃんとレコーディングしていて欲しかった。。

そして、これは余談だけど、
DIZZYのbirth day の映像で、
CANDIDOとmongoの打楽器バトルというか
そんな場面があって
どちらも好きだった自分には衝撃だった訳だが、
なんとなくCANDIDOがmongoを
ケチらしてる様に見えて、
やはり犬猿の仲なのかなあなんて
勝手に想像してたけど、
同じく自伝ドキュメンタリーでは、
CANDIDOとMONGOは同じショーに
違うバンドで?出ていて契約の問題で
同じ頃に解除になってしまったのか、
二人はユニットを組んで、ラジオからGIGなど
プロモーションしていくのだが、

mongoは当時郵便配達の仕事もしていて、
早くからのリハの時にはCANDIDOも
その郵便配達を手伝って、
一緒にリハに行ったほど仲がよく、

それはmongoが亡くなるまで変わらなかったんだと。。

そんなエピソードを聞いてから、
改めてあの映像を見ると何だかジーンと来てしまうというか、

感慨深いものがあるというか。

話は戻るが、僕自身は、
CHANO はもちろんのこと、
CANDIDOも Mongoも本当に影響を受けたわけで、
パーカッションをはじめた当初から
彼らが切り開いた、

JAZZにパーカッションという分野をやりたかったのですよね。

それまで、パーカッション=ラテン
格好は派手なアロハシャツみたいなイメージだったのが、

スーツを決めてJAZZの疾走感に合わせて
ドライブしていくってのが本当にかっこよくて、
そういった音源を聴きあさりました。

ちなみに、このウォーターメロンマン、
ご存知ハービー・ハンコックのカバーな訳だが、

興業収入的にはmongo バージョンの方が当時売れたみたいですね。

僕もこちらのバージョンからオリジナルをあとで聞いた派です。

で、さらに彼らの影響を受けたのは、

ラテン、ジャズはもちろんのこと、
それだけではなく、
SOUL、FUNK 、 DISCOに到るまで、
いろいろなアルバムをリリース、

mongoはどちらかというと、
ブガルーからファンクなどの方へ、

CANDIDOにいたっては、
SALSOULから12インチを
リリースしたりと

ジャズシーンからも、
DISCO寄りのクラブリスナーからも
好評だったりするのが、
素晴らしいのですよ。



ジャズミュージシャンにおいても
70年代以降、ディスコとかソウルなどに
移行していくアーティストも多数いたし、
もしかしたら、興業を狙って
やらされてたものがヒットしてしまったとか笑 
よくある話で、
実はそんな中 演奏している感じとかも
すごく伝わってきて好きだったりするんですが、
彼らの当時の心境はともかく笑

このあたりの幅広さとか
音楽性のミックス具合とか

少しでも継承していけたらなとは思ってます。

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