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J-PARCの一般公開で気になったところ。
はじめに
J-PARCの一般公開に行ってきました。
たくさんの展示がありましたが、その中で印象に残ったところを備忘録を兼ねてまとめておきます。
あくまで一般人が記憶をまとめたものですので、間違っていたらごめんなさい。
1、核変換
放射性廃棄物の半減期を短縮するための技術です。
鉛ビスマスの液体金属に加速器からの陽子を当てると中性子が出て核変換ができます。
あくまで陽子を供給している間だけ反応するもので、臨界状態にならないのがメリット。
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2、六極電磁石で収差を補正。
カメラ好きからの光学ヲタク、大興奮案件。
陽子のビームを電磁石の力でまとめようにも、陽子ごとの運動量の違いからズレが生じる。
これを光学レンズに例えると、波長の違いからできる軸上色収差に相当するらしい。
そこでアクロマートレンズ的な作用がある六極電磁石で補正するとのこと。
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![](https://assets.st-note.com/img/1696244832641-dfyla8SvVB.jpg?width=1200)
3、T2K実験の発射ポイント。
茨城県のJ-PARCから岐阜県のスーパーカミオカンデにニュートリノを打ち込むT2K実験。
その発射ポイントです。
なおニュートリノは電荷がないので電磁石で方向を調整することができません。
そこでニュートリノを作る前段階の陽子、あるいはπ中間子の段階で調整するそうです。
またπ中間子はプラスとマイナス?が同時にできてしまいますが、電磁石の作用でどちらかを収束、もう片方を発散にできるそうで、それで狙ったほうだけを発生させるそうです。
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小ネタ
エヴァンゲリオンみたいなタイトルの講座。
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まとめ
ということで、J-PARCの一般公開で気になったところでした。
いっぱいあったはずですが記憶に留められたのはこれくらい。。。
また今後も訪問して勉強したいです。
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