見出し画像

Polletで不用品を買い取ってもらおうとして後悔した話。

不用品を買い取ってもらおうとして後悔した話をする。

ネット通販の購入閾値がめちゃくちゃ低く、SNSで出てくる広告に釣られてなんでも買ってしまう私。
スーパーでも100円ショップでも、本屋でも、物理のお店であっても、入ってしまったら、欲しくなってしまって、何か買っちゃうんだよな。
そして、狭い部屋にモノだけ増えていく。
モノが増えて賃貸の部屋がだんだん狭くなってきたから、今のお家へ引っ越してきたのだったが、最近また手狭になってきて、引越しを検討中である。

引っ越すにしても、いらないものは整理せねばと思い立ち、不用品買取サービスを検索したところ、Polletというサイトを発見した。

段ボールに不用品をなんでも詰めて、送れば買い取ってくれるという。段ボールの送料や査定料は無料らしい。段ボールも運送業者が回収に来てくれる。
小さい自転車しかないし、近所にリサイクルショップもないし、とにかく手間がネックだった私にとっては、回収に来てくれるなんて最高じゃん!なんだかピッタリなサービスが見つかった!と思って、さっそく利用してみた。

1回読んだきりの綺麗な本たち、好きだったアーティストのライブDVDと1回観て満足した映画のDVD/Blu-rayたち、ほぼ使わなかったSIXPADの本体と使わずじまいの交換用パッド、ほとんど着てない結婚式用のワンピース、まだまだ使えるNitendo 3DSなど…を、段ボールに詰めて送ってみた。

いくらくらいになるのかな〜なんて、ちょっとわくわくしつつ待っていた。

1週間くらいして査定額が返ってきた。
合計で8,000円くらい。

ふ〜ん、そんなもんなのか〜と思いつつ、その内訳を見ていくと…
私が好きだったアーティストのライブDVDが100円だったり、すごくいいと思ってた本が1円だったり…。

むむ。なんか、思ってたより安い。
安いっていうか、ほぼ価値なしってこと?!
なんでだろう。ショックを受けてる自分がいた。

いや、不用品売って手に入る金額なんてたかが知れてるし、そんな、高額買取を期待してたわけじゃないんだけど、1円とか100円という査定額を見て、急に切なくなってしまったのだった。


ていうか、私にとって、この本には1円以上の価値あるし、このDVDは100円以上の価値あるし!!


そんな気持ちが沸々と湧いてきて、次の瞬間には、Polletの買取をキャンセルするボタンをクリックしていた。

Pollet側からうちへの返送料は着払いで、1,500円。
家のモノは増えても減ってもいないけど、モノが一往復移動したので、私のお財布からは1,500円減った。

また、無駄金を使ってしもた…ぐぬぬ
(買い取ってもらおうと思ったことを後悔)

でも、なんか大事なものを取り返したぜ!!
って気がしていて、取り返したことは後悔しなかった。

リサイクルショップ側の立場もわかる。在庫管理の費用、肩代わりしている配送料、査定料などのコストを考えれば、流行の品とかじゃないと、買取れる金額も低くなってきて当然だ。
でも、私にとって結構価値ある(定性的価値判断)と思ってたモノの価値が定量化された途端、「そんなもんじゃない!わたしはこの商品で、感動したり、学んだり、満たされた気持ちになってきたから、もっと価値があるはず!」と思えてきてしまったのだ。


まぁ、冷静に考えれば、行動経済学でいう保有効果を見ているに過ぎないのだが…

保有効果
他者にとって価値がないものでも、人は自分が所有している物に対して高い価値があるとする現象のことを保有効果、または、授かり効果と言います。 手放したくない理由の一つは、その物が最初から交換目的ではなく、使用目的であることも関わっているとされています。

保有効果  錯思コレクション100

認知バイアスでしかないのだが、それを分かった上でも、やはり買取キャンセルして良かったと思っている。

どうせ売り渡すなら、この商品に価値があると感じてくれる人に売りたい。

そう思えてきた。

そうして私が次にとった手段は、そう。
メルカリデビューである。

〜続きはこちら〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?