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くるり所感

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大好きなくるりの曲を聴いて感じたことを徒然なるまま、書いてみます。 勝手な妄想のことが多いです。
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「虹」by くるり

「虹」by くるり

京都の風景だろうか。想像の風景だろうか。

くるり初期の絶叫系。エレキの音と、マイナーキーで始まるこの曲。何故か、私は中世ヨーロッパを想った。何の脈絡もないけど、イギリス民謡の『グリーンスリーブス』のような、古(いにしえ)の風景。詩の内容も、とても文学と哲学の要素の濃い歌だ。

♪丘の向こうから羽根のないかげろうが/虹をくださいと/水芭蕉呼んでいる

かげろうというのは成虫になってからの寿命が短い

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「春風」byくるり/「風をあつめて」byはっぴいえんど

「春風」byくるり/「風をあつめて」byはっぴいえんど

はっぴいえんどの「風をあつめて」(作詞:松本隆、作曲:細野晴臣)

https://www.youtube.com/watch?v=vfSe3MG8tTw

くるりの「春風」(作詞、作曲:岸田繁)

https://www.youtube.com/watch?v=0kWphFldSjo

どちらも「風」の歌。ふと思った。始めのところがよく似ている。どちらもEメジャー(ホ長調)で、調性も同じ。

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「奇跡」byくるり

「奇跡」byくるり

是枝監督の「奇跡」で使われたくるりの同名曲。インストも素敵な曲です。

映画のなかでは、ずっと、同名曲のイントロが繰り返されます。

両親の離婚により鹿児島県と福岡県で離ればなれに暮らす小学校6年生の兄、航一と4年生の弟、龍之介。「桜島が噴火すれば家族4人が一緒に暮らせるのに」というのが航一の願い。そんな或る日、2人の兄弟は、九州新幹線が全線開業する日の朝、鹿児島から福岡に向かう新幹線「つばめ」と

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