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来季に向けて

3/10、フルマラソン4戦目であった静岡マラソンが終了した。

https://x.com/krun6956/status/1766699230822064436?s=46&t=7iCd0HStVnbM3Ssmj8GADg

Bブロックスタートという最大のアクシデントに加え、ジェルを2個も落としてしまったりハイペースで突っ込んだりで結果は散々だったが、普段ならすることのない経験で最善策がそれしかなかった中であったので悔いはなかった。
これ以上書くと言い訳になりそうなのでこの辺で静岡の振り返りは終わりにしようと思う。(笑)

ただ今季として目標に掲げていた福岡国際マラソンB標準の資格を得られたことは実に大きかったと感じている。

その時のレースを振り返ると共に、来季のためにやるべきことや今後のことについても書き残していこうと思う。


福岡国際参加資格獲得への挑戦

昨年の夏の初め、衝撃的なニュースが自分のもとに流れてきた。

「福岡国際マラソンB標準の復活」

https://x.com/krun6956/status/1681614810067382272?s=46&t=7iCd0HStVnbM3Ssmj8GADg

一時期2時間24分切りが資格となっていた福岡国際マラソンが以前の開催に戻すことを発表。

テレビで毎年のように見ていた憧れの舞台、しかも2時間35分以内までの資格になったというのなら今年のうちに狙えるかもしれない。

市民ランナー最高峰とも言われるこの大会を走り、自分の力を試してみたい。

何となく想像しただけでもワクワクするような、そんな気持ちだった。一度別大に出ているのでその場の雰囲気をもう一度感じたいと思っていたから尚更だった。
衝動に駆られたかのようにメニューを組み直し、福岡国際マラソンへの出場に向けてトレーニングする日々が始まる。

防府読売マラソン

夏の走り込み

時期が夏というのもあり、直近のレースもなかったことから7月中盤から8月中盤にかけての週末で菅平高原で走り込みを行った。

https://x.com/krun6956/status/1680513659318022145?s=46&t=7iCd0HStVnbM3Ssmj8GADg

https://x.com/krun6956/status/1685298355688333314?s=46&t=7iCd0HStVnbM3Ssmj8GADg

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これまで月間で250km走れば多い方だったが、気づいたら350kmも余裕で超えていたほどになっていた。

側から見たらこれでも少ないが、今までの練習状況から考えてみれば走り込んでいた方。
これが少しでも秋以降のレースに良い方向に働いてくれたら、そう考えていた。
加えて3度目である防府読売マラソンへの出場が決まり、更に身が引き締まる思いになった。

1ヶ月前

だが現実は甘くなかった。11月に入り、残り1ヶ月が切ろうとしていたところで体調崩し、計画の変更を余儀なくされてしまったのだ。
結果はともあれ、練習が順調に積めていた自分にとってはかなり深刻な問題であった。

予定していた日体大記録会や上尾ハーフも状態が戻らず(それぞれ16’35と74’41)。まさに崖っぷちの状態。

その後調整として12000mを3’30/kmで余裕持ってこなせる状態には戻せたがピーキングさせるには日数も殆どなく、はっきり言って不安要素だらけで当日望むことになった。

レース前々日〜前日

前々日から徳山駅周辺のホテルに宿泊。
この日は移動のみで走らず、1km程離れた資さんうどんで夕食を済ませた。

資さんうどん。この量で確か1200円くらい。
徳山駅。到着は20時半頃。

前日も特に受付がなかったので午前中に軽く走った後に偶然側にあったうどんの有名店に足を運び、あまりの美味しさに感動したのは今でも覚えている。

手打ちうどん空海。食べログ3.6の有名店。
注文した肉ぶっかけうどん。

ジョグの感覚は直近にしては良かった。この感覚が嘘でなければな、と思いながら当日を迎えることにした。

レース当日

この日の朝は5時過ぎに起床。
駅近くの吉野家で朝は済ませた。
基本的にスタート5時間前には朝ご飯を食べておきたい方なのでこのような店が近くにあると本当にありがたい。

そしてコーヒーを飲みながら電車、大型バスで会場に向かった。到着は8時40〜50分くらいだったと思う。

同日開催で福岡国際マラソンがあったことから知り合いはあまり多くなかったが、ナガソエ練や舎人練でお世話になっている方々に会えたので少し緊張はほぐれた感じはあった。

フルマラソンとなるよくあるのが30分前までには整列し、そこから移動するというような流れだが、防府はエリートレベルの大会なだけあって10分前くらいでも整列できたのはありがたかった。
その分準備もゆっくりでき、それに寒がりの自分にとっては上着をギリギリまで着ていられるのはかなり大きかった。

スタート

10時40分。号砲が鳴った。
300番台であったが、そこまでロスも無くスムーズにスタートできた(ロスは5秒ほど)。
すぐに3’30/kmの集団を見つけ、流れに身を任せてレースを進めた。
この時古和田さん(マラソンYouTuberこわだ君)も一緒の集団で走っていたこともあり、沿道からの応援は凄かった。スゲーなんて思いながら気づいたら中間地点となっていた。

この時の通過は74’35。まだ余裕はあり、もしかしたら2時間半切れるかもしれない、そんなことを思い始めていた。ただここからが本当に長い長い勝負だった

中間地点通過から程なくして数名がペースを上げた。それに釣られるかのように集団のペースも一気に上がった(詳細は分からないが、おそらく3’15切るくらい)。
そのペースで1kmも付いて行くことができず、早々に集団から振り落とされた。

そこからはなるべくペースが落ちないように暫く走っていたところ、26kmあたり(陸橋を越えた辺り)で集団にいた数名に追いついた。そこから暫くは後ろに付いて引っ張ってもらったが、3’45越え始めたくらいで少し元気になったのでそのまま1人で行くことにした。

そんな感じで前に追いついては後ろに付いて、ペースが遅くなったらそのまま1人で行くといったことを繰り返していた。ただ33km地点を過ぎてからは前も殆どいない状況になってしまった。

30km地点の通過が1°46’24で余裕があまり無かったこともあり、2時間半切りは厳しいと感じた。ただ福岡国際の資格ならキロ4でも大丈夫、なんてことを思いながらゴールにひたすら向かった。
15km辺りと25km辺りで摂ったカフェイン入りのジェルで腹を下してトイレを探すなんてこともした。残り5kmを切ってからはそれすらも考えられなくなり、時間が歪んでいるかのような、そんな感じが続いた。

ゴールまであと400mのところにあった電光掲示板で2時間29分◯◯秒と出ていたのもあり、そこから何とか力を振り絞ってスパートをかけた。かなり限界はきていたが、それ以上に福岡国際の資格がもうすぐ手元に入る喜びの方が大きかったと思う。

2時間31分21秒。無事目標を達成できた。

https://x.com/krun6956/status/1731191894502470142?s=46&t=7iCd0HStVnbM3Ssmj8GADg

この日だけで福岡国際マラソン、それから東京の準エリートの資格を得られたことは我ながらびっくりした。
というよりは11月の状態から良く戻してこれたな、と。

レース後はかなりグロッキー状態になって食事もあまり喉に通らず、夜も背中の強い張りによる痛みでほぼ寝れずと酷い目に遭ったが、それ以上にこの時はやり切った感が自分の中にあったのも確かだった。

今季の反省

前半抑えて自分のペースで進めた防府。
ロスを取り返すべく突っ込んで失敗した静岡。

これだけ見れば最初からイーブンペースで押せば自ずと走れるんじゃないかとも思えるが、今後のマラソンを走る上では考えが不十分すぎると思う。
3戦目で欲しい結果が手に入ったのは寧ろ出来すぎなのでは、というのが本音。本当にそれくらい重い課題今季のレースから出たと思っている。

始めに練習。春先まともに練習が積めていなかったとは言え上手くスピードの強化ができなかった。それがトラックレースだけでなくマラソンペースへの余裕度にも影響を及ぼした。
有酸素系についても同じ。ロングランやロングジョグの頻度が少なく、マラソンに向けた脚作りが中途半端になってしまった。

次にレース展開。静岡ではエントリーミスでBブロックスタートになったとは言え想定以上のハイペースで突っ込んだ結果余裕が無くなり、3’25くらいで進む集団(ゲスト参加の佐藤悠基のいる集団)から12km付近で振り落とされた。
反対に防府は一定ペースで押していたのでこれに関してはすぐに解決できそうだけど。

最後に当日の準備。ジェルを2個も落としたのはもはや悪運が際立っていただけかもしれないが…。(笑)

距離に対する不安はあまり無かったが、他の人と比べれば練習量もさほど多くない中で最大のパフォーマンスを求めようとしても限界があるな、と。
jog以外の練習が中〜高強度のペース走やインターバル中心で方向性も中途半端になっていたと反省。

https://x.com/eugenearima/status/1746849221259727060?s=46&t=7iCd0HStVnbM3Ssmj8GADg

普段から参考にさせていただいている有馬さんのポストにもある通りで、マラソンに対して特異的な練習が全体の走行距離(練習量)を増やすことであるとこの1年で痛いほど感じた。
加えてマラソンペースに対する余裕度を上げるためにスピードを強化していかないといけない。次のマラソンまでの期間でどれだけ練習計画に落とし込めるか、それが今自分がやるべきことだと思っている。

ただ自分だけだとどこかしらで考えが詰まってしまうので、そこは練習仲間であったりフォロワーの取り組みを参考にしていきたいと考えている。
その中でとても参考になったのは最近のポストにあった吉野さんのnoteだった。

分析力や計画性、理論に忠実に沿って取り組んできたことが記されていたこのnoteはまさに自分にとっては参考書のようだった。
それから東京マラソン。ネガティブスプリットでのPBに加えてレース中の復活劇は本当に凄かった。現地で応援していた身としてはその姿があまりにもカッコよかった。あの走りこそがこれまでの取り組みの賜物なんだなと改めて思う。
自分自身考えを分かりやすく言語化させるのは苦手なのでこのような形で纏めてくださっているのが本当にありがたい。
(おりゅうさんや有馬さんとの飲みも羨ましいと思って見てたけど。笑)

来季の目標

来季の目標、これはもちろん「福岡国際マラソンでの2時間半切り」。
やるべき課題は溢れ出るくらいあるが、やるからには一つ一つ潰していきながら取り組んでいきたい。

それからTRIGGER ACの選手として活躍すること。東日本実業団駅伝が勝負であると思うのでそこで少しでもチームに貢献する。

そこまでの過程としてトラックレースや夏の取り組み方を計画していかないといけないし、いかに3’25~30で余裕持って長時間走れるようにするかが鍵となると思う。
そのためにも関東近辺の市民ランナーや大学の後輩達の力を借りつつ、少しずつ身体を作っていかないといけないと考えている。

https://x.com/krun6956/status/1766850100968776020?s=46&t=7iCd0HStVnbM3Ssmj8GADg

もちろんガチガチの実業団選手や学生ではないので楽しく走るのが1番なので無理のない範囲で更に多くの方々と競技を通じて交流できればいいなと。

最後に、これからもこんな自分と趣味等々付き合ってくれると嬉しい。

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