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レンタルビデオと深夜アニメと90年代ラノベの話。/90年代ライトノベル夜話
今とは随分と環境が違ってて、想像も難しくなってるかも知れません。地方都市での話なので、地域差もかなりありそうですね。
ともあれ、記憶している一地方都市(福岡市とその近郊)の風景について、可能な限り振り返っておこうと思います。
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・過去のアニメ/特撮作品はどうやって見ていたの?
YouTubeが誕生したのは2005年。 ※同時期に日本でも話題に。
iPhoneを始めとする現代スマホは2007年。 ※日本上陸は09年。
そして2010年代からは、いよいよ動画配信サービスが普及します。
では、それまで一体どうしていたのか?
よく挙げられるのはレンタル屋です。
体感ではこんな感じですね。
1990年代前半 レンタルビデオ屋の繁盛
1990年代後半 ほぼチェーン店に移行
2000年前後 レンタルはDVDがメインに
2005年前後 オンラインでの郵送DVDレンタルが普及し始める
そして2010年代は動画配信サービスに押されて……という。
覚えているのが、レンタル料金の高さ。VHS(ビデオ)は場所もとり、また景気が良かったこともあったのでしょう。地元では旧作7泊8日で1本400円くらいのお店もあり、それなりに繁盛していました。 ※90年代半ばにはTSUTAYAやGEOの進出により消滅。ラインナップ面でも料金面でも、小規模店では太刀打ちできなかったんだと思います。
TSUTAYAにしてもGEOにしても、今ではゲームやTCG、場所レンタルコミックを扱ってますね。あれを扱い出したのは、個人的にはゼロ年代前半くらいかなと。
レンタル専業では厳しくなったので、ゲーム市場をとりにいった訳ですね。んでシェアを奪われて急激に姿を消したのが、いわゆる街の玩具屋さんです。特に90年代後半くらいまでは、TVゲームショップがかなり残っていました。90年代半ばのTCGブーム期では、あまり人がいないはずの所にまでTCGショップがありましたね。
なので、「どうやって過去の作品を見ていたの?」は、表向きは「レンタルビデオ屋で」になります。図書館にもVHSは置いてましたが、アニメはほとんど置いてなかったですね。スタジオジブリ作品が置かれるようになったのは、やっぱり『もののけ姫』の超大ヒット以降のことかな?
では「裏向き」はというと、個人間での貸し借りになります。
TVのリアルタイム放送や再放送は、ビデオデッキの機能で録画(ダビング)できました。とったビデオを貸し借りする訳ですね。そしてこのダビングはもちろん、レンタルしたビデオからでも可能でした。
VHSビデオは基本的に1本120分しか撮れませんが、当時はどのデッキにも画質/音質を犠牲にする「3倍録画」機能がありました。ビデオはまだそこまで安価でもなく、3倍速にするか否かで悩ませたものです。
・深夜アニメ黎明期
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