立ち上げ1カ月経過したボトルアクアリウムについてまとめてみました
以前から観葉植物栽培など、家の中で自然を感じたくていろんなことをしていた松峰ですが…引っ越しを期に新しいやりたいことをはじめました。それがボトルアクアリウム。
個人制作やお仕事で水槽を描くことが立て続けにあり、なんとなくお魚が部屋にいるっていいな…でもでっかい水槽は置き場所がない…と考え、調べてたどり着いたのがボトルアクアリウムでした。
初心者でもできる、手軽…ネットで検索するとそんな文字が踊り、『これなら私にもできそう!』と、ザ・アクアリウム初心者の私は喜び勇んではじめました。
ところがどっこい。ボトルアクアリウムは上級者向けの高度な技だったと後から知るのです…
特に水質管理においてはとにかく四苦八苦し、立ち上げから1カ月が過ぎた今、ようやく安定してきました。
今回はそんな紆余曲折をまとめてみたいと思います。
私のように思い立ったが吉日とボトルアクアリウムを始めた皆さんが、私の経験をもとにスムーズにボトルアクアリストになれる手助けになれば…
そして今後は、立ち上げから初めて迎える夏を無事乗り越え、その経過もぼちぼちとこちらで書き記していきたいと思います。
ボトルアクアリウムの立ち上げから現在まで
立ち上げ
私が新居に引っ越しをしたのは4/22のこと。
次の日にさっそく、水槽の立ち上げを行いました。
使用した水槽はGEXのグラスアクア ドロップ。
右も左もわからず、手ごろな値段で丸くてかわいい!とチョイス。
ソイルは同じくGEXのベストバイオサンド。
いずれもホームセンターで入手したものです。
これに通販で購入したミニサイズ Plants Arrangement ザ ボンサイ(土台つきの水草)と、ホームセンターで買った水草数本を置いたもの。ライトは引越し前に使っていた植物育成ライトを流用。最初は今思えばずいぶん簡易的でした。
生体は石巻貝が一匹と、アカヒレが3匹。ネットで調べてパイロットフィッシュにもなり、鑑賞にも良いということでアカヒレを選びました。初めはエビは導入していなかったのですが、このとき私はこのあとエビに沼ることになるとは思いもしなかったのです…
1~2週目 水質安定に四苦八苦
立ち上げから初めに当たった壁は、水質の不安定さ。
ろ過バクテリア入りのソイルを使っているのですが、水面が泡立ち、泡が消えないということが続きました。
エサは2~3日に1回ほんのすこしあげるだけだったのですがおさまらず。
初心者ですが割と完ぺき主義だった私は、はじめに水草の成長促進剤やCO2発生剤、粘膜保護成分入りのカルキ抜きなどいろいろ買いこんでは入れていました。とにかく水草を育てたいというつもりだったのですが、結果として富栄養化となり、常時水にとろみがついている感じになってしまったのです。
それに気づいたときに栄養剤などを入れるのをやめ、1~2日に1回程度の1/2水替えをするようにし、カルキ抜きも100均で売っている粒状の物に変えました。栄養が多すぎると油膜が張り、カルキ抜きは粘膜保護成分がとろみとなってしまうそうです。粒状のカルキ抜きは余計な成分が入っていないそうなので、栄養過多じゃないはずなのに水面が泡だつ…とお悩みの方は使ってみるといいかもしれません。
そして生体については、水1Lに対し1匹が適正な数だということを知り、グラスアクアドロップの内容量は2.2Lだったので、アカヒレを1匹別のボトルアクアリウムを作って移しました。(このアカヒレボトルアクアリウムはのちに母の日のプレゼントになりました)
3~4週目 水草増やし大作戦
立ち上げから2~3週間程度たったころ、SONOアクアプランツファーム水草情報局様のボトルアクアリウム立ち上げに関する記事を読み、『もしかしてこの水槽には水草とバクテリアが足りないのでは…!?』と思い立ちました。
できる限りの水草は植えていましたが、最初に導入した土台つき水草の土台がデッドスペースとなり、富栄養化を防いで生物ろ過を回すだけの植栽ができていない可能性に思い至ったのです。そしてその栄養のせいか、石巻貝もとりきれない、水草につく苔も出始めていました。
そこで思い切って、まずは土台を外して水草をソイルに直植え。
そしてミナミヌマエビを3匹導入しました。
そしてペットショップや通販で無農薬の水草を買いあさり、植えまくりました。
そしてホームセンターでバクテリア剤を買い、水替えの際にほんの少し入れるようにしました。
でも水替えのときに毎回入れていたら水草の間で蜘蛛の巣のようなものができるようになってしまったので(バクテリアが多すぎるとそうなるらしいです)今は控えて何回かに1回入れるようにしました。
すると、今までは毎日のように水替えをしないと泡がなくならなかったのに、ちょうど立ち上げから1カ月過ぎたころに嘘のように水面の泡がほとんどなくなったのです。
きっとこれがようやくこの小さな生態系の水質が安定した瞬間だったのだと思います。でも泡はなくてもどうしても油膜は張るので、今は週に1~2回程度の頻度で水替えをしています。
現在のボトルアクアリウム
そんな紆余曲折を経て、現在のわたしのボトルアクアリウムの姿がこちらになります。
ロタラなどの有茎草のほか、陰性水草のクリプトコリネなども増やし、生物ろ過にいい環境をとにかく意識した結果、森のようないきいきとした小さな生態系になりました。特にクリプトコリネやアヌビアスなどの陰性水草は、有茎草が吸収しないアンモニアを吸収してくれるので、ボトルアクアリウムにはなるべく導入するのが吉かもしれません。
今では木々の間を飛ぶかのように泳ぐアカヒレと、水草の苔をツマツマするエビちゃんたちに日々癒されています。
ようこそ、エビ沼へ
つらつらとボトルアクアリウム立ち上げから現在までの流れをお読みいただきましたが、私が最初に立ち上げたときには思いもよらなかったことが、起こりました。
ミナミヌマエビのかわいさに目覚めてしまったのです。
無心で苔をツマツマ、ツマツマ、ツマツマ…
かわいくないですか!?
小さな手で水草をツマツマし、かと思えば水草から水草へビューン!と飛んでいく…そのかわいさに気づいてしまいました。
調べてみると、シュリンプ水槽といって、エビを飼育するために専用の水槽を作っている愛好家も多いのだとか。
農薬とか殺虫剤とか、気にすることもたくさんなエビですが、そのように気を遣うことも含めてエビを育てるのが今楽しいです。
以前メダカ隔離用のミニボトルアクアも並行して作ったのですが、今後エビ専用にするかもしれません…!
今後の更新について
今後このnoteでは、ボトルアクアリウムの近況報告と、大きめの絵のお仕事の告知や宣伝などあればお伝えするかたちで更新していこうかと思っています。
もしかしたら今後稚エビが生まれるかもしれないので、その様子もお伝えできたらと思っています!
絵も見ていってね!
普段は温かい日常をテーマに描くイラストレーター・松峰(まつみね)として活動しています。
ボトルアクアリストとしての活動ともども、応援してくださると嬉しいです!
ときおり絵の中にもボトルアクアリウムが登場します!
では、また次の記事でお会いしましょう!🦐
自己紹介動画です!
私の座右の銘の一冊
イラストレーター・松峰(まつみね)の活動
私の絵のメイキングを掲載して頂いた技法書
トークに和みと癒やしを、LINEスタンプ『もふもふ秋田犬スタンプ』
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