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「通り抜ける」

転職して13日が経過した。5月に入ってからエアコンクリーニングをやるようになった。メーカーによったり、個体差でケースバイケースで臨機応変さが意外と求められることを知った。エアコンクリーニングの肝?は本体カバーを外す。お掃除ユニットの分解が面倒なポイントの2つなんだと思う。それらをこれからエアコンクリーニグシーズンに入って数をこなす中で体得していきたい。独立のための技術その1だ。3年後を独立(貯金と技術習得の年月)として1095日のうち残り1074日になる。2年後として730日のうち残り710日。早いな・・・。

「彼はすでにお金が必要な世界を通り抜けて行ってるわけです。でも、もしも何かあった時のために、その時に働かなくていいように、つまり、ミツマサくんがミツマサくんらしくあるために、その時間を確保するために、ミツマサくんの1248万円という貯蓄が生きてくるのです。我が社ではそれぞれに給料は(ま、それは生活保護なんですが(笑)全て全額貯金に回してます。そうやって時間の担保としてのお金を生み出しているわけです。」               『お金の学校』坂口恭平 P58、59 晶文社

時間の担保としてのお金。そうなんだな。自由な時間を持つためにお金が必要だと。なんだか、ビジネス、自己啓発本なんかにありそうなフレーズだけれど。ただ、坂口恭平氏の語り口だと「経験」が浸透した言葉で自然と腑に落ちる。自分も要は自由な時間が欲しい。ではどうしたら自由に時間を使うことができるか?それは資本主義、市場原理的な社会(あらゆるもの、ことが等価交換?金銭を媒介にしている)ではお金が必要十分にあれば時間の担保になるということだ。言い換えれば、「大きい鹿を捕獲できたから、しばらくは猟に行かないでのんびりしてよ」ということだ。まずは、元手の生成から。プロテスタンテイズムの倫理と資本主義の精神で。(当座)

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