販路が広がり売上がアップするポイント!
こんにちは!
北海道の農産物や水産物、乳製品が大好きな北海道民のマツモトです。
私は、道北や道東の野菜、乳製品、水産物やその加工品を道内外に広めるお手伝いをしています。一次産業が大好きで、畑や牧場で働くこともあります。
さて、多くのお客さまから「売上が上がらない」「注文が増えない」との相談を受けることがあります。今日は、どうしたら売上や注文を増やせるかについてお話ししたいと思います。
現状維持のための対策
まず、地方ならではの問題として「現場の人手が足りないため、これ以上売上や注文を増やしたくないが、現状を維持したい」という相談もあります。この場合は別のアプローチが必要なので、また別の機会にお話ししますね。
売上を上げるための3つのステップとは
売上を上げるためには簡単に3つのステップが必要です。
作っている商品(農産物、水産物、乳製品)を知ってもらう
他の商品と比較・検討してもらう
購入してもらう
まず1の「商品を知ってもらう」についてお話しします。
1. 商品を知ってもらう
北海道に住んでいる私たちにとって、農産物や水産物、乳製品は日常的なものですが、内地ではその知名度が低いことがあります。
北海道そのものの知名度は高いですが、具体的な産地までは知られていないのです。
たとえば、ホタテが噴火湾産かオホーツク産なのか。ジャガイモが十勝産かオホーツク産かなのかなど…
道内の産地による違いは、北海道に住む人にとって、少し気になったりすることなのですが、内地の人々にとっては「北海道産」という大きな括りで捉えられています。
ただ、これが実は差別化のポイントにもなり、地域活性化に繋がったりします。
特に直売サイトを利用する消費者は、商品の詳細や生産者の情報、生産地の情報などを知りたくなります。そのため、定期的に自分たちの商品やその背景、生産地の情報などを発信することが重要です。
ブログやSNSを活用して、商品の魅力や生産者の想い、育て方、レシピなどを定期的に紹介していきましょう。
たとえば、ブログでは以下のような内容を発信すると良いでしょう。
商品の特性や栽培・収穫の様子
生産者の紹介とその想い
収穫地、生産地の特性や風景
商品を使ったレシピや活用方法
また、SNSでは短い動画や写真を使って、日常の風景や作業の様子を共有することで、消費者との距離を縮めることができます。
こんなこと当たり前の日常なのに…ということが、内地の人にとっては新鮮で嬉しい情報となることが、とてもよくあります。
2.比較・検討してもらう
「商品を知ってもらう」ことができれば、次に重要なのは「他の商品と比較・検討してもらう」ステップです。
この段階では、「1.商品を知ってもらう」ことができていれば、他の類似商品と比べて、何かを無理にアピールする必要はありません。
「1.商品を知ってもらう」ことと重複する部分もありますが、具体的な内容は以下の通りです。
他にはない独自の特徴を伝える
生産過程の透明性や安全性をアピールする
消費者の声やレビューを共有する
たとえば、「オホーツクの〇〇地域で採れたじゃがいもは、豊かな黒⼟と北⾒盆地特有の昼夜の気温差によって、でんぷん質が豊富です。」といった具体的な特徴を伝えることが効果的です。
さらに、生産者のこだわりや声も加えると、より一層差別化ができます。
3.購入してもらう
最後に、「購入してもらう」ための工夫です。
消費者が購入を決断するまでには、多くの情報を得た上で納得することが必要です。そのため、購入のハードルを下げるための以下のような工夫が有効です。
期間限定の割引やキャンペーンを実施する
初回購入者向けの特典を提供する
購入後のフォローアップを丁寧に行う
また、購入者の声を集めて、それを次の販売促進に活用することも重要です。具体的には、購入者からのフィードバックをもとに改善点を見つけ、次の販売活動に反映させることが大切です。
まとめ
以上のように、売上を上げるためには、まず商品を知ってもらうことが最重要です。これには時間もかかりますが、費用をあまりかけることなく自分たちで行うことができます。
無理ない範囲で、あきらめることなく、一歩ずつ着実に進めることが成功への鍵となります。
何か疑問やお困りごとがあれば、いつでもご相談ください。皆さんと一緒に、北海道のおいしさを全国に届けるお手伝いをさせていただきます!
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