【海外渡航-タイ】人生谷あり谷あり!?|バンコクでの1週間
気づけばタイに来て1週間。
あっという間でした
初日は深夜過ぎにホテルで泥のように眠って。
翌日からもトラブルにあいましたと。
サクッと書いていきます。
(サクッとの量になりませんでしたごめんなさい)
2022年5月5日(木)|警察に叩き出されそうになった1日
2日目の朝。8時くらいには起きた。チェックアウトは12時なので、少し周りを散歩することに。
日本にはない空気(におい)や街並み、言葉や人。
すべてが新鮮すぎて。
歩くだけで楽しい。
散歩してからホテルに戻り、次の宿を予約して、チェックアウトの時間ぎりぎりに出る。
時間は12時過ぎ。
日本で最後の昼ごはんを食べてから、丸一日経っていることに気づいた。
お腹すいた。
だが。
正直、タイのにおいは苦手だ。
ちょいスパイシーというか。
ナンプラーというか。
食をするのは気が進まなかった。
でも食べんとタヒぬ。
なにを食べるか迷った末、次の宿までの道のりにあった、屋台風レストランに入ることに。
どうやってオーダーすればいいかわからんが、とりあえず座ってみる。すると、店員さんがメニューを持ってきてくれた。
どうやら麺類をメインに提供してるみたい。
とりあえず適当に選ぶ。
驚いたのは、サイズがスモールかビッグしかないこと。価格も4倍くらい違う。
ゆうてスモールで70円とかやけど。
なにが来るかわからんので、ひよってスモールを注文した。
男なら一口で啜れるくらいの量。
たしかbeef rice noodleやったと思う。
そうめんよりはもちもちした麺に、ペラペラ牛肉が2枚ほど。
一口目は「辛い」、
二口目は「におい」という感想。
味はいいが、苦手だ。
24時間ぶりの食事をちまちま楽しんだ、
はいいが、どうやって会計するかわからない。
ask a googleをする。
どうやら、checkといえばどうにかなるっぽい。
またひとつ、強く(?)なってしまった。
会計を済ませて、次の宿へ。
徒歩で行くにはしんどいので、初のバスを使ってみることに。必殺のask a googleだ。
ホテルの最寄りまで8バーツでいけるみたい。
約30円。
最高か?
しばらくバス停で待っていると、横のおばちゃんが話しかけてきた。タイ語で。無理。
でも、様子とちょっと拾った単語から察するに、次のバス乗るための金をくれって感じ。
最初は相槌程度に対応していたが、途中からごめんけど無視した。すると、僕のほうを指差しながら隣の人になにやら話しだした。
嫌になって、次のバス停まで歩いた。
移動したバス停でしばらく待っていると、待っていた番号のバスがやってきた。
いつ運賃払うかもわからんが乗り込む。
荷物を下ろして一息つくと、筒状の棒みたいなものを持った人がバス内を徘徊しだした。
様子を見ていると、その人が新しく乗った人から運賃を回収しているようだった。
筒状の棒の中にお金と切符が入っていて、回収したお金と切符を交換していく感じ。
めっちゃアナログだった。
回収の人が近くまで来た。
自信満々に8バースを渡す。
「足りん」
えぇ。。。
Googleせんせぇ!話が違うよぉ!
あとで知ったが、バスの運賃は区間によってではなく、バスの種類によって変わるらしい。日本でいうJRバスとか近鉄バスとか。たぶんやけど。
で、その最安値が、エアコンも窓もなくて席もボロボロな、8バースのバスということだ。
そんなことはつゆ知らず。
10バースでもない、13バースでもない。
ええい、もうやけくそだ!
と思い、50バース札を渡すと、嫌な顔をされて35バース帰ってきた。15バースやったんやね。
運賃の支払いを乗り越えてひと段落。
するのも束の間、下車も日本とは一味違う。
日本のバスは
「到着するまで席をたたないでください」
というのが基本だ。
急いでいる人が立つくらいのイメージ。
だが、タイは違う。
目的のバス停に着く前には出口の近くに立って、開いたら速攻で出ないといけない。
停車する位置も適当。3車線で道が混んでいるときは、バス停の隣ではなく、歩道から1、2車線挟んだ場所に停車することもある。
バスに乗るだけでも刺激的だ。
ほかの乗客を真似て、僕も速攻で下車。
宿に向かう。
せっかくなら旅人らしく、ということでゲストハウスに泊まることに。チェックインして、荷物を置いてひと段落。
時間はまだ14時前。
朝の散歩とゲストハウスまでの移動(徒歩)、そして昨日の夜中徘徊で、もう外に出たくないと僕の心が叫んでいた。
ケツを引っ叩いて外出。
宿から近くの観光地「ジム・トンプソンの家」に行くことに。なにかはまったく知らんが。
説明によると、世界大戦終戦後にタイに移住して、タイシルクを作ったアメリカ人のおうちとのこと。日本語のガイド付きでおうちを回った。
日本語ガイドの客は僕ひとりだった。
英語ガイドは大勢でキャッキャしていた。説明わからんくても英語ガイドにすればよかった。
1時間ほど滞在して、いったんホテルに戻る。
休憩して17時過ぎ。
昼は少なかったので、お腹が空いてきた。
外に歩いて、適当なとこに行こう。
なんかよさげなとこを見つけた。
座って、
「タイで有名なやつください!」
でてきた。
意外とうまい。。。
店主のおいちゃんにグッドサインを送った。
お会計は140バーツ。
普通にお腹いっぱいでこの値段。
安い。
僕:カード使えますか?
おかみさん:現金だけなんよー
僕:おっけいです!
現金用の封筒を探す、探す、、探す、、、
え、封筒ないんだが?
なんどごそごそしてもない。
やゔぁい。
焦った僕は。
銀行カード以外の荷物を全部お店に置いて。
ATMに走り出してしまった(ほんとばか)。
近くのATMでお金をおろそうとする。
が、なぜか使えない。。。
このときはほんとに最悪な気分だった。
とりあえずお店に戻る。
たぶんなにも触られていない僕の荷物と、ニコニコ笑顔で待ってくれているおかみさん。
お金がおろせなかったことを伝えた瞬間、顔がスンッと切り替わった。盗人でもみるかのような。
一縷の望みにかけて、もっかいかばんを探す、
探す、、探す、、、
はい、出てきました。
奥底から出てきました。
くっしゃくしゃになって出てきました。
現金用の財布を買うことも決めました。
ちょっと泣きそうになった。
2022年5月6日(金)|英国美女とデートした1日
朝起きて、ホテルの朝食を食べる。
皿に盛られたパンとバナナ、ジャムやバターに牛乳、シリアルまで。ぜんぶ食べ放題。朝食込みで一泊1200円、WiFi付きで作業スペースもある。
最強か??
ほんとは薄いパンを5、6枚は食べたいことを抑えて2枚だけ(後日、10枚以上パンを皿に重ねていたほかの宿泊者を見て遠慮もくそもなくなった)。
今日はホテルから1番近い寺院に行く。
仏教大国のタイは、人口の95%以上が仏教徒。
寺院もそこらかしこにある。
有名なのはワット・ポーとか。
でけぇ大仏が寝転がっとるとこね。
そこまでいくのは少々めんどうなので、いったん最寄り寺院で。
9時過ぎに出て、でっかい商業施設や、タイの東大らしい大学に寄り道しながら歩くこと2時間。
やっとこさ到着。
日本の寺とはまったく異なる。
ぴかぴかしてる。
着いてから気づいたが、作法もまったく調べずに来てしまった。見ている様子では、大仏?像?を礼拝する寺に入るときは、必ず靴を脱ぐ必要があるということ。
靴を脱いで寺に入り、見よう見まねで礼拝。
(綺麗なお姉さんといっぱい遊べますように無事日本に帰れますように)
海外渡航中に邪な考えはまったくないさ。
まったくもってね。
綺麗なお姉さんとの出会いを祈願して、寺を出て、敷地内を散策。印象的だったのは、寺院の中にすらいたホームレスらしき人たち。
あと気力のないわんこ。
寺院を出て、お昼ごはんに。ネットで、
「バンコク 観光」
と調べて出てきた、「MANGO TANGO」というお店へ。その名の通り、マンゴースイーツ店だ。
お店の名前と同じ、MANGO TANGOというのが定番メニュー。マンゴーの皮についた実を格子状に切って、皮から実を押し出してパカァって開いたやつ(語彙力
迷いに迷って、パフェにしてもた。
したから順に
マンゴー
コーンフレーク
マンゴーアイス
生クリーム
がもりもり乗っかったパフェ。
これで500円ちょいくらい。
いいんじゃぁあないのぉ!
ぺろっとたいらげた。
昼ごはんをスイーツだけで済ます背徳感もあって、よき時間でした。
歩いてゲストハウスに戻り、部屋でごろごろ。
からのインターンのお仕事。
17時ごろ。
フロントルームにあるワークスペースでパソコンをいじっていたら、新しい宿泊者が入ってきた。
綺麗な黒人の女性。
僕は理解した。
寺院にいったおかげだと。
ブッダが僕にチャンスをくれたんだと。
勇気を振り絞って話しかけた。
僕:いいい、いつタイに来たんすか?
女性:今日!
僕:へ、へぇ〜、もう夕飯の予定決まってます?
女性:ラーメン食べてからチャイナタウンいく予定だよー!
僕:いいっすね、僕もついてっていいっすかね?
女性:もちろん!一緒に行こー!
海外初デート(?)を勝ち取った。
彼女はロンドン生まれの大学生で、僕と同じく休学中らしい。つい朝までシンガポールにいて、夕方前に飛行機できたんだとか。お疲れの様子。
てか、近くで話して気づいたが、めちゃ背高い。
180cmないくらいの僕よりある。今の身長になって、僕より背が高い女性を見ることはそうそうないからびっくり。
それはさておき。
18時半に出て、最初のラーメン屋へ。
メニューを見ると、Fried Noodleという記載が。
ラーメン屋というから、スープの麺を啜るかと思っていたが違うらしい。
着丼。
スープがないのは確か。
ヒラ麺のような麺が食材と一緒に揚げられて、味付けされている。ジャンキーだがうまい。
食事中の会話
女性:マンゴースティッキーライスって食べたことある?
僕:マンゴーライス?なにそれ?
女性:まじか!絶対食べたほうがいい!人生変わるから!チャイナタウンにあるはずだから食べてみて!
僕:えぇ。。
どんな料理か聞くと、甘いもち米の上にマンゴーを乗せて、生クリームをかけて食べるんだとか。
チョットナニイッテルカワカラナイ。
ラーメン屋から歩いて移動。
チャイナタウンに到着。
昨日までの夜に歩き回っていた場所とは、活気も明るさも人だかりも、すべてが違う。
まじかー!うわー!すげー!
とか言って、ずっとニヤニヤしていた。
しばらく歩くと、ついにご対面。
mango sticky riceさんです。
生粋の米好き日本男児としては、目を瞑りたい光景だが、意を決して購入。
ゲストハウスに持ち帰って食べることに。
女性は、
「朝から動いて疲れちゃったから先に休むねー!食べた感想教えて!」
こいつと1人で向き合えと。。
正直腹いっぱいなので、明日にでも食いたかったが、部屋には冷蔵庫がない。一晩置いて、腐りでもしたら最悪だ。
食後のスイーツは別腹ということで。
ご飯にマンゴー乗っけて、
生クリームかけて、
よくわからんつぶつぶかけて、
食った。
その瞬間、ある意味では人生が変わった。
僕の辞書に新しい文字が刻まれたから。
「マンゴーと米、ダメ、ゼッタイ」
2022年5月7日(土)|カオサンロードで舞い上がった1日
今日の午前はマーケットへ。
チャトゥチャックウィーケンドマーケットという、週末限定のマーケットがあるらしい。
マーケットで買いたいものが3つ。
現金用財布
タイパンツ
ピンバッジ
現金用財布は、一昨日に現金無くした騒動の反省を活かして。
タイパンツは、日本にいるときに誰かからタイパンツをすすめられたから。
ピンバッジは、海外渡航中の一つの楽しみみたいなもの。各国でピンバッジを集めて、カバンに取り付けていく。日本に帰ったときには、世界に一つだけのカバンが完成する。はず。
買い物前に、買いたいものを決めておく。
買い物上手の鏡。
バスを乗り継いで、マーケットに到着。着いたときは時間が早かったみたいで、閑散としている。
サクッと買って散策して帰るつもりが、マップをみるとくそ広い。一体何店舗あるんだって感じ。
マーケット構内の、外側の道沿いにも店舗がたくさんあるが、マーケットの内側にはさらに山ほどの店舗が入り乱れている。
とりあえず外側の道をぐるっと一周して、内側をぐるぐる回る。よゆーで道に迷う。
半分以上の店舗はみて、その中からお目当てのアイテムを選んだ。
財布は、マーケットに入ってすぐに目をつけていたものがあった。外から店舗を眺めただけでわかる。あれはかわいいやつやと。
あらかたマーケットをみて、その店舗以上にいいと思える財布はなかったので、即決だった。ずっと気に入って使ってます。
タイパンツは、正直どこの店舗も同じような感じ。欲をいうと、幅がくっそ広くて、ゆったりのタイパンツがあれば欲しかったが、残念ながらない感じだった。
どこで買おうか迷っていたら、急に雨が降ってきて。雨宿りに入った屋根の正面にタイパンツが売っていたので、そこで買ってしまった。
問題はピンバッジ。
財布とタイパンツはすんなり決まったが、ピンバッジに関しては、そもそも商品が見つからない。キーホルダーのように、リングにぶら下がっているものはいくらでもあるが。
しばらく探すこと3時間近く。
諦めてキーホルダーを買った。
15バーツで安いからいいかと。
屋台で一食約300円の昼飯を食べて、ゲストハウスへ戻る。その頃には14時前だった。
今日の夜はカオサンロードにいく予定。タイに到着したときに、偶然空港で仲良くなった日本人と一緒に乗り込むことになっていた。
待ち合わせ場所の集合前に、インターンの仕事をして、マーケット歩き回って汗くさいのでシャワー浴びて。
いざ突撃。
カオサンロードの最寄り駅まで電車でいき、駅からはタクシーで移動。
電車賃と折半したタクシー代を足しても200円くらい。安すぎて日本帰れんわ。
とりあえず1軒目。一緒に来た子がお酒を飲めるか不安だったので聞くと、
「めちゃめちゃ飲むつもりできた!笑」
基本飲んだ量を覚えてない酒豪でした。前日も船上パーティーみたいなので踊り狂ってたらしい。
じゃあいいかとハイボールを頼む。
サイズがsmallとbuketの2種類。
buketってなに?よくわからんけどsmallよりは大きいんやろ、これにしよ。
バケツできよった。
buketってバケツね。
知らんだわ。
そして酒が濃い。
最初は酒だけ飲んでいたが、すきっ腹にこの量はあかんと、適当にメニューを頼む。
酒を飲んで話をしていると、売り子の人がかごを持って話しかけてきた。かごの中身は、
売り子:くも一匹600バースでどうだい!?
速攻で断った。
が。
すんごいしつこい。
売り子:500バースでどう!?
みたいな。
そこでも断ればよかったのだが。
僕:もっと値下げしてよ!
いってしまった。
売り子:わかった、じゃあ400バースで!
買っちまった。
約1600円。高すぎ。
ちなみに、味は意外とうまい。たぶん調味料に長時間浸して臭みとか飛ばしていると思う。
そこからお店を転々とした。
一杯飲んでは移って、飲んでは移っての繰り返し。
途中クラブっぽいとこに入って踊ったりも。
パリピの勢いに押され、ちょっと酔いが覚めた。
時間は深夜12時過ぎ。時間的にも最後のお店に入る。お互い一杯ずつ注文して飲んでいると、
おっちゃん:君らどっからきたのー!?
タイ人のグループで飲んでいたおっちゃんに話しかけられた。
僕:じゃぱーん!
おっちゃん:いいねー!一緒に飲まなーい!?
僕:おなしゃーす!
8人くらいのグループに混ざって飲むことに。
お互いチグハグの英語で適当に話しながら、バカ笑いして飲んだ。楽しすぎた。
名残惜しい中、3時前にはお店をでて、それぞれの家路に。といってもタクシーだが。
タクシーに乗って場所を伝えると、
運転手:200バーツでいい?
間違いなくぼったくり。
しかし、ちゃんと酔っ払って、交渉することも考えることも面倒だったので。
僕:あーい。
ゲストハウスについて、扉を開けるためのルームキーを探す。
ない。。
失くした。。
え、てか入れんくね?
夜中の3時とかなんだが。
だが偶然にもフロントルームに人がいて。
全力でノックしたら開けてもらえた。
あぶねぇ。
服を脱ぎ捨てて速攻でシャワーを浴びて、泥のように眠りましたとさ。
2022年5月8日(日)|2日酔いの1日
目が覚めたのは11時。
頭が痛い。圧倒的、2日酔い。
まったく起きる気になれない。
しばらく布団にくるまる。
もっかい目が覚めたら13時。
これはあかんですわ。
2日酔いで重い体を起こして、パソコンを持ってワークスペースへ。起きたはいいが、外に出たくないので、ゆっくり仕事をすることに。
セブンイレブンで水だけ買って、引きこもり。
ちなみにバンコクのコンビニ事情は、8割くらいがセブンイレブンで占められている。たまにファミリーマートを見るくらい。
そんな訳で、コンビニ以外はずっと引きこもり。
夕飯も食わずに寝た。明日は朝から動こう。
そう、決心した。
ドミトリールームのベットで寝支度をしていると、カーテンの外から
「よっこらせ」
ときこえてきた。
一瞬、
(…え?)
となり、カーテンを開けると。
カラフルな髪にピンクのTシャツ、片手にマイメロを持った、嘘みたいな人が。
ド派手さん:ハロー!
いや、ぜったい日本人やろと思い、
僕:あの、日本のかたですか?
ド派手さん:おー!まじかー!
たまに仕事を1週間くらい休んでは、海外旅行をしているらしい。僕の2段ベッドの上で寝ているみたいで、お互い寝転がりながら話をした。
なんとなく、2人とも眠くなってきたのを察して無言になり、就寝。
ちな、深夜3時くらいにお腹空きすぎて寝れんかったってことだけ。
2022年5月9日(月)|大やらかしして胃がひっくり返りそうになった1日
※憂鬱1人語りパートです。書き殴ってる感じなので、だるいと感じたらスキップしてください。
8時には目が覚め、ちょっとごろごろしてから朝ご飯へ。非常にお腹を空かしていたので、薄ペラ食パンを5枚はいただきました。いちごジャムとバターをべったりつけて、牛乳で流し込む。幸。
昨日の2日酔いを取り返すためにも、今日は午前中からお出かけしよう。
食後にまったりしながらどこに行こうか調べる。
決めた、ワット・ポーに行こう。
支度をして、
バスを乗り継ぎ、
着いたのが11時前。
着くや否や、観光案内おじさんがすごい勢いで話しかけてきた。
おじさん:ワット・ポーの開く時間は午前と午後で決まっていて、午前の部は終わっちゃって、午後は1時からなんよ!そこでなんやけど、トゥクトゥクでワット・ポー周辺の観光地を回って時間をつぶすのはどうだい?もし観光地を探してるなら、観光案内所もいくべきだな!いろんなところを回って、最後はワット・ポーに戻ってきてぽっきり30バーツ!これ以上は取らない!どうだい?
僕:OK.
人生初のトゥクトゥクに乗り込んでいた。
思った以上に快適で、暑い中からだにあたる風が気持ちいい。止まるとあちいが。
運転手のおっちゃんも気さくで、チグハグの英語ではあるがいろいろ話してくれて楽しい。
幸先いいスタートじゃね?
まずはワット・ポーから1番近い寺院へ。
あまり広くはないが、入場料無料で見て回れる。
ブッダの仏像に礼拝していると知らんおっさんが話しかけてきた(なおここまで登場人物みなおっちゃんの模様)
おっちゃん:君、観光で来たの?
僕:そうでーす
おっちゃん:だったらすぐ近くにある、観光案内所にいくべきだよ。そこはホテルやツアーを1番安い価格で教えてくれるで。
僕:OK.
なんかよくわらんが、みんな観光案内所をすすめてくるのでいってみることに。
これが、最悪だった。
観光案内所について、運ちゃんに促されるように中に入る。
男:いらっしゃい、とりあえず座りなよ
またしても促されるように座る。
軽く自己紹介されて、怒涛の質問攻め。
いつまでいるの?
いきたいとこはあるの?
次どこいくの?
途中でビールまで出てきた。
僕がタイのビールを飲んだことがないと伝えたら、ただで飲んでいいよと。
いろんなツアーの紹介もされて、一枚の紙にタイでの予定がどんどん埋められていく。
あっという間にオリジナルプランの完成。
これを参考に旅をしてくれってことかなー、
とか思っていた。
唐突な請求。
しかもばかみたいな値段。
10万は軽く超える。
男:移動も宿も全部用意するし、ツアーもついてくる。いちいち移動に待つ時間がなくなるんだ、最高だろ?
僕:(いやそれでも高すぎやろ、自分で用意したほうが半分以下で取れる気がする)じゃあひとつなくすといくら変わるの?
男:…変わらんよ
、、は?
僕:じゃあ朝食はついてるの?
男:ホテルの朝食は一食300バーツとか高すぎる。ついてこないよ
やばすぎんか?
心の中の答えは150%NOで、今すぐにでも出ていきたい、だがここまで用意されて全力拒否するのもなあ、としぶっていると。
男:じゃあちょっと値下げするよ!ビールも飲んだよね?
もっと拒否しづらくなり、最悪な気分になった。
そして。
僕:…OK.
いまでもわからない。
謎の合意。
1番やばいのは自分な気がする。
あれよあれよと契約して、代金を支払い、40分後に帰ってこいといわれ、やっと外に出た。
そのときはまだ現実味がなく、
僕:(やっちゃったなぁ)
くらいだった。
だが、次の場所に移動して、冷静になればなるほど頭が痛くなった。いくら考えても、支払った代金に正当性がない。ホテルをいい値段で考えたとしても、代金の半分いくかいかないか。そもそもツアー減らしても代金変わらんってなに?そのくせ交渉のために価格を下げるってどゆこと?なんで合意した?ばかなん?なにやっとんの?
基本、自分への苛立ちで、胃がひっくり返るような思いだった。そこからの観光はまったく楽しめず。なにを見ているかも訳わからなかった。とりあえず写真を撮って。「おー」とかいってみて。冷静を装うと必死だったが、無理だった。なんか周りの人に自分がやったことを知られる(?)というか、そんな人間なんだと認知されるのが恥ずかしくて。人がいる場所にいることも嫌になった。
結局、3時間くらいで全部回って。トゥクトゥクのおっちゃんに30バーツを支払って帰路に着いた。
ゲストハウスに戻り、シャワーを浴びて、現実から逃げるようにフロントルームで仕事をした。なにかに集中していないと、同じことばかり考えて、最悪な気分で押しつぶされそうだったから。
朝以降、飯も食わずに仕事に没頭すること3時間。
ちょっと休憩と、ふと冷静になったときにトゥクトゥクのおっちゃんとの話を思い出した。
おっちゃん:あんちゃんは結婚してるの?
僕:してないよ!おっちゃんは?
おっちゃん:奥さんも子どもも2人おるよ!
妻子持ちのおっちゃんが、3時間僕を乗っけて運転して、30バーツ、約120円の収入。時給40円。
そこからガソリン代を引くと手取りは…
そんなことを考えていたら、自分の悩みなんてどうでもよくなった。
海外からもインターンで仕事させてもらって。
おっちゃんよりもうんと高い給料もらって。
なにより家族にも恵まれてて。
生きてればまるもうけじゃん。
本当に、そう思った。
急に気が楽になって、フロントルームでひとり笑っていた。はたから見れば狂ったやつだった。
それと同時にお腹も空いてきて。
時計を見たら、20時近く。
そりゃ腹も減るでしょうね。
仕事のキリがいいとこまで片付けて、近くの屋台で飯を食った。変わった味の魚肉ソーセージと肉団子。タイに入ってから1番おいしく感じた。
2022年5月10日(火)|明日明後日に備えて仕事したバンコク最終日
今日でバンコクにきて1週間。
明日にはプーケットに移動して、翌日はピピ島ツアーが待っている。2日間はあまりお仕事できそうにないので、今日はゲストハウスでちょっと多めにお仕事をすることに。
ただ、夜だけ予定がありまして。
相方の友人がバンコクに留学しているらしく。紹介してもらって、今日の夕飯をご一緒させていただくことになりました。
夜の楽しみと、明日からの2日間に向けて。
朝食を食って、ワークスペースに引きこもり。
途中で小腹が空いて、ゲストハウスの近くにある屋台で飯を買った。
硬めのクレープ生地に、刻んだソーセージやらハムやらと、調味料を乗っけた惣菜クレープ。けっこうでかくてうまい。200円。最高。
ごろごろ休憩しながら仕事して、時間は17時。
19時に集合だったが、ゲストハウスから少し離れた場所だったため、早めに準備をすることに。
シャワーを浴びて、セットして。紹介してもらった身として恥ずかしくないように、唯一のドレスコードである白シャツを着て。
電車を乗り継いで、19時ちょうどくらいに到着。
はじめてきたエリアだったが、めちゃくちゃ栄えていてびっくりした。
集合場所は「ジョッドフェアーズ」というナイトマーケット。
現在は閉鎖中の「タラート ロットファイ ラチャダー」というバンコクで有名なナイトマーケット。その運営と同じ会社が主催している。
なんとか合流して、店舗を見て周り、適当に飯を買う。どれもこれも200円前後で良心的。
席について、飯を食いながらいろいろ話した。
なんでタイきたのーとか(アジアの貧民問題に興味があるとのこと)、タイのおすすめのとこあるーとか(みんなのおすすめプーケットのピピ島)、逆に嫌いなとこあるーとか(時間のルーズさがいやだ)。
ちゃんとおぼえてた。
話を聞いてると、めちゃいい子で。
あっという間に2時間くらい時間が経っていた。21時に解散して、僕もゲストハウスに戻った。
明日からはプーケット。
バンコクでは疲れた思い出が強い。
楽しい機会のほうが多いんやけどね。
苦い思い出も、笑い飛ばせるような、余裕を持ちたいです。あと、NOといえるようになることね。
そんな感じで。
バンコクはおしまいです。最後まで付き合ってくださり、ありがとうございました。
また次の記事で。
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