こんにちは、松島です。
普段はアート関連の投稿ばかりをしていますが、Visioning for Creator という、世界観あるクリエーターをサポートする営みも行っています。
今回は、屋久島でRegenerative な事業開発を行う波崎 大知さんにインタビュー。本プログラムを通じて生まれたビジョンストーリー、またそこから起きた個人と事業の変容について伺いました。
【波崎 大知(はさき だいち)さん】
1. Visioning に至ったストーリー
——まず、自己紹介をお願います。
世界を旅してたどり着いた、屋久島
——なぜ、世界を旅した上でたどり着いたのが、屋久島だったのですか。
生態系を回復させる、Regenerative Hotel
——今、屋久島で計画されている事業について、教えていただけますか。
複雑多様な領域を伝える難しさに直面
——事業を推進する中で、抱えていた課題感などがあれば教えてください。
——このタイミングで、松島や仲間のクリエイターチームと共同し、ビジョンの可視化を行うことにしたきっかけや背景があれば教えていただけますか。
——どのくらいの期間で、どの程度のものをつくろうとされましたか。
——通常は3ヶ月かけて作成しますとお伝えしたら、3週間で作りたいと言われて、逆に燃えたのを覚えています … 笑。
2. Visioning で起きたこと
予想を遥かに超え、半端なかったクオリティ
——実際に、3週間でビジョンストーリーの作成を終えて、率直な感想を教えてください。
——試行錯誤の末、最終的にできたビジョンマップについて教えていただけますか。
——実際に、その意図からビジョンマップが完成して、どう思われましたか。
投資家からの共感。具体的な資金調達議論が加速
——ビジョンマップ完成後、どのような成果や変化が生まれましたか。
——雰囲気だけのビジョンではなく、インパクト投資家に向けても「事業の優位性や特異性、さらにインパクトがシンプルに伝わる」という制約条件の上で、ビジョンの可視化を始めましたよね。
インパクト投資家向けに、ビジョンが届くようになったのは、なぜだと思われますか。
感動からの、理解と対話へ。深化するコミュニケーション
—— 一連のプロセスを経て、想定していた成果は得られたと思うのですが、想定していなかった変化や成果もありましたか。
3. Visioning で生まれたもの
——改めて、大知さんからJINENのビジョンについてお伺いしたくなりました。
人も自然も幸せになる流域シナリオ
——何度聞いても心惹かれます。
僕はこういったビジョンマップでのサポートもですが、アーティストとしても常設作品を創らせていただきますし、勝手に芸術祭の企画も提案しているので、そちらの文脈でもよろしくお願いします…笑。
4. ブレイクスルーの瞬間
ユニークさ・インパクト・共感性を包含する事業ストーリーが求められて
——改めてこのプロセスを振り返った時に、大知さんとして一番難しかった瞬間、またそれを越えられた瞬間があったら、教えていただきたいです。
——そこを、どのように乗り越えられたのですか?
——最後に。素晴らしい世界観を持っていて、ビジョンもあるけれど、その実現に課題を抱えている人がたくさんいるのではと思っています。
特に、Regenerative と呼ばれるような、生態系への影響など、複雑な現象を含む領域はまさにそうです。いくら本質を追求していても、「サステナブル」という言葉で表層的なものと一緒くたにされてしまう。
そういった、ビジョンストーリーが明確になる前の大知さんのような方に、最後にメッセージをお願いできないでしょうか。
——ステマみたいですね…笑。でも、素直に嬉しいです。
アーティストの破壊と創造のプロセスを体験し、湧き出る情熱
--------------
※ インタビュー編集後記。
大知さんとは、「屋久島に作る新しい拠点に、作品を作って欲しい」と紹介を受け、出会ってちょうど1年になります。飄々としてみえて、深い思想性を宿しながら素晴らしい仲間と資本を集め、現実化に向けて歩んでいく姿は、明らかに未来のリーダーの一人だと思っています。
本来、豊かな内的世界を宿している人は、それを外の世界に出すことを躊躇しやすいはず。なぜなら、よくわからないと言われるし、理解されないことが多いから。しかし大知さんは、その繊細な内的世界をそのまま外に出し、それを事業として世界に実装しようとしています。この事業は確実にビジョンではなく、現実化するだろうと思います。
世界を見る繊細な眼差しと、それを現実化に導く力強さ。両極に思えるこれら二つの特性を兼ね揃えている彼のような存在が、この世界をより豊かに体験することをたくさんの人に促していくのだと思います。
僕自身、彼のような方と一緒に未来を創っていける自分でありたいなと思います。一人の、アーティストであり、クリエイターとして。また世界観あるリーダーの伴走者としても。
本インタビューで大知さんにご興味持った方はご連絡ください。ご紹介できればと思いますし、また松島に創造行為のサポートとしてできることがあれば、お気軽にご連絡ください。この記事が、新しい何かのつながりになればと願っています。
--------------
編集:humm 竹下 奈月