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「人の内的変容から生態系の影響まで繋ぐ事業ストーリーを求めて。」 Regenerative Hotel JINEN Yakushima の波崎大知さん

こんにちは、松島です。

普段はアート関連の投稿ばかりをしていますが、Visioning for Creator という、世界観あるクリエーターをサポートする営みも行っています。

今回は、屋久島でRegenerative な事業開発を行う波崎 大知さんにインタビュー。本プログラムを通じて生まれたビジョンストーリー、またそこから起きた個人と事業の変容について伺いました。

【波崎 大知(はさき だいち)さん】

千葉県銚子市生まれ。水産仲卸業の3代目として育つ。地元が消滅可能性都市に指定されていることや気候変動問題を知り、「持続可能な地域」を探究する旅に出る。

大学在学中に「地域の機会格差をなくす」という想いのもとEd Tech事業を立ち上げる。その後、フリーランスのサービスデザイナーとして新規事業開発プロジェクトに関わりながら、旅の果てに屋久島に辿り着く。現在は、「地球生活を自分らしく創造的なものにする」をテーマに Regenerative事業を創っている。




1. Visioning に至ったストーリー

——まず、自己紹介をお願います。

波崎 大知です。

千葉県銚子市という港町出身です。三人兄弟の長男で、家業の水産業の仲卸業を継ごうと大学卒業まで進学しました。大学時代にきっかけがあり「持続可能な地域とは何か」という問いをもって世界を旅し、その果てに屋久島に辿り着きました


世界を旅してたどり着いた、屋久島

——なぜ、世界を旅した上でたどり着いたのが、屋久島だったのですか。

なぜか分からないけれど、たどり着いた感覚です。旅をしながらご縁で辿り着きました。初めは1週間滞在し、2回目にパートナーと滞在する中で、偶然温泉に一緒に入っていたおばさんに物件を紹介してもらったりして、住む場所がすぐに見つかり、流れの中で暮らし始めました。

移住し、屋久島の仲間と取り組みをする中で「これからの暮らしのゴールは屋久島にある」と考え活動する、さまざまな研究者や活動家に出会いました。

小さな地球と呼ばれる屋久島は、縄文杉や原生林で有名ですが、縄文杉はあくまで結果。そのプロセスである生態系、さらにいうと流域の水循環を屋久島で体験することで、「わたしたちは地球に暮らしているんだ、土と水で暮らしているんだ」ということを、はっきり感じとれる土地だと捉えています。

この場所で何かの取り組みをすることは、これからの時代に向けて「私たち人間がどう暮らしていくのかを発信するのに、これ以上ない場所なのではないか」と、持続可能な暮らしを探求してきた身として思います。

生態系を回復させる、Regenerative Hotel

——今、屋久島で計画されている事業について、教えていただけますか。

環境再生型のサウナとホテルを作っています。

JINEN Regenerative Hotel というコンセプトで、ホテルやサウナに人が来れば来るほど、その土地や生態系が豊かになっていく。生態系ケアではなくビジネスモデルとして、もっと広い流域が豊かになっていくような事業にチャレンジしています。

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複雑多様な領域を伝える難しさに直面

——事業を推進する中で、抱えていた課題感などがあれば教えてください。

一言で言うと、自分の中でイメージしているビジョンや構想を、言葉にすることにものすごい難しさを感じていたのと、イメージを直接伝えられないもどかしさがありました。

昨年からJINENを立ち上げる中で、いろいろな方とお話をしてきました。投資家や仲間に、自分の脳内で想像しているものをダイレクトに伝えられたら、どれだけ一緒に共感し、進んでいけるのだろうと思っていました。

また、JINENが扱っている領域はかなり広いと言われます。人の意識や行動などの心理的変容から、土中環境・生物・植物など、あらゆる生態系に関する影響まで含めて、どうしたらインパクトを起こせるかを探究してきました。

この多様な領域を、一つのシナリオで伝える難しさを感じていました。


乱立していたメッセージ(松島作成)


——このタイミングで、松島や仲間のクリエイターチームと共同し、ビジョンの可視化を行うことにしたきっかけや背景があれば教えていただけますか。

結論は、ピンときたからです…笑。

もともとコウスケさんには、Artist としてJINENという営みに関わってもらっていた経緯がありました。屋久島に何回も訪問していた、コウスケさんが持っている才能や感性はすでに受け取っていました。

コウスケさんが主催するクリエイターを集めたコミュニティで、一度対話をしていまして。その中で、コウスケさんが行っている Visioning という活動を知り、さらっとアウトプットイメージを見せてもらいました

これは絶対にJINENでやるべきだ、という直感がありました。


JINEN YAKUSHIMA に常設予定の作品 "connecting"


——どのくらいの期間で、どの程度のものをつくろうとされましたか。

期間に関しては、無理を言いましたね … 。

このプロジェクトにピンときたのが、3週間後に大事な経営合宿と投資家に向けたピッチを控えたタイミングでして。何としてでも間に合わせたいとお伝えしました。

どの程度のものができるかはわかりませんでしたが、必要な成果物が、JINEN YAKUSHIMA の事業ビジョンを一枚で表現できるビジョンマップであることだけは決まっていました。

かなり難易度が高い想定はしていました。私自身が、ミクロからマクロまで構造化して、ビジュアライズすることの難しさに直面している中での依頼だったので、どの程度のものが出来上がるのか、正直具体的なイメージはありませんでした。

——通常は3ヶ月かけて作成しますとお伝えしたら、3週間で作りたいと言われて、逆に燃えたのを覚えています … 笑。

2. Visioning で起きたこと

予想を遥かに超え、半端なかったクオリティ

——実際に、3週間でビジョンストーリーの作成を終えて、率直な感想を教えてください。

いやもう、本当に感謝しかないです。

まずクオリティが半端なかったです。同時に、プロセスがすごい良かったです。自分の中に溜まっていた情報が、構造化されていくプロセスでした。対話によって構造化されていくプロセス自体が、本当に素晴らしかったです。

デザイナーの方が、プロセスの途中で描いてくれたラフスケッチのクオリティも本当に高くて、そこからインスピレーションを受けて出てきた言葉もあり、言語・イマジネーション・ビジュアルを行き来する時間になっていました。


プロジェクト開始1週間半で作成した
最初のラフスケッチ


——試行錯誤の末、最終的にできたビジョンマップについて教えていただけますか。


ビジョンマップに求めていたのは、フラッグシップのような役割でした。ビジョンや文章を見て、このビジョンは私たちに必要だよね、と思わず共感が生まれてしまうような、そんな絵が描けたらいいと考えていました。

その絵はどんなものだろうかと考えた時に、人と自然の関わりの過程を経て、最終的にどのような情景が見えているのか。WhyやHowも大事ですが、Whatのビジョンを残したいと思っていました。


——実際に、その意図からビジョンマップが完成して、どう思われましたか。

とにかく、喜びが大きかったですね。

自分の頭の中だけで描かれていたビジョンや情景が、ある種はるかに解像度高く、繊細に描かれているのが本当に驚きでした。私のビジョンでありながら、コウスケさんやクリエイターの方々が自分以上にビジョンの解像度を高く持ってくれているような感覚を覚えました。

投資家からの共感。具体的な資金調達議論が加速

——ビジョンマップ完成後、どのような成果や変化が生まれましたか。

変化は、すぐに出ました

直後にインパクト投資家向けにピッチがありました。まず、自分自身の熱量がすごく高かったです。私は、感情の起伏が少ないタイプなのですが、このビジョンマップを含めてピッチをしている時に、自分の内側から湧き立つものがあって…。

今までは、相手とイメージの共有ができているかわからない中で、なんとなく口頭でコミュニケーションをしていました。それが、双方の頭の中で共通のビジョンイメージを持って伝えることができている実感があって、実際、「すごく熱いプレゼンをありがとう」といった、今までにない感想やフィードバックをもらっています。

ピッチの後も、ビジョンマップを投資家の方々にお配りして、さらなる資金調達や事業加速のための密度の濃い議論を継続して進めることができています。

いまは、武器みたいになっていますね。

——雰囲気だけのビジョンではなく、インパクト投資家に向けても「事業の優位性や特異性、さらにインパクトがシンプルに伝わる」という制約条件の上で、ビジョンの可視化を始めましたよね。

インパクト投資家向けに、ビジョンが届くようになったのは、なぜだと思われますか。

振り返ると、インパクト投資家と私で、思い描いていたビジョンが違っていたのだと思います。

今回、共通のイメージを持って話せる一枚絵と、ビジョンを4つの段階に分けて作りましたよね。ステップごとに具体的な指標も設けましたし、ビジョンと言葉を交えながら、定性的なビジョンと事業的なインパクトを繋げて伝えやすくなりました。

投資家としても、絵が想い浮かぶし、それを達成するための具体的な活動と数値的指標がリンクするようになったので、今までになかったような共感や、理解が得られたのではないかと思います。

感動からの、理解と対話へ。深化するコミュニケーション

—— 一連のプロセスを経て、想定していた成果は得られたと思うのですが、想定していなかった変化や成果もありましたか。

ビジョンマップは、投資家だけではなく、JINENの仲間やメンバー、屋久島の関係者、応援してくれている方々にも共有しています。

正直、JINENの取り組みを屋久島の仲間はもちろん、内部メンバーにも解像度高く世界観を伝えられているかというと、ギャップがあると思っていました。

このビジョンマップを通して、自分自身も話しやすくなったし「こういうこと考えているんだ」ということが、内部メンバーや屋久島メンバーにも伝わったので、嬉しかったです。

みなさん、第一声は「すごいね」「絵が美しいね」など、ビジュアルと世界観に対して声をいただくことが多いです。そこから「これってどういうことなの」と、深掘りしてくれる人も出てきて。第一声の驚きの感動から、理解と対話に進んでいく、そんな関係性が深まるコミュニケーションが生まれています

3. Visioning で生まれたもの


——改めて、大知さんからJINENのビジョンについてお伺いしたくなりました。

人も自然も幸せになる流域シナリオ

改めて、なぜ私がこの取り組みをするかというと、私たちの幸福に欠かせない流域(山・里・川・海)から失われている恵みを取り戻したい、という想いがあります。

つい100年ほど前までは、私たちに必要なものはすべて流域から得ていたそうです。私が流域が失われていることを初めて体験したのは、後を継ぐ予定だった実家の水産業の倒産でした。

その背景に、魚の減少がありました。それがなぜ起きているのかを辿っていくと、温暖化だけでなく、山・里・川・海の恵みが失われていることが、大きな要因にありました。森と海は恋人ともいわれますが、都市化と共に流域から人が離れることで、恵みをもたらしてくれる流域がどんどん失われています。

自然には元に戻る力があるといわれますが、実際はそうではないという科学的証拠もあるそうです。かつてマヤ文明が衰退した後も、森林の劣化や土壌流失も数百年単位で起きていました。流域を通じて人と自然が営んできたところから人が離れることで、流域の管理や運営をどう持続可能なものにしていくのか、世界の社会課題になると考えています。

私自身、実家の水産仲卸業は倒産しましたが「持続可能に、人間の営みと自然の営みが共に豊かになっていくために」と考えながら事業を営んでいます。最終的に私たちが描いているビジョンは、人も自然も幸せな流域を再生し、創っていくことです。

Step 1
土中環境と周辺植物を豊かにする再生建築

サウナやホテルを建てる過程で、まず私たち人間の手で、大地の再生の取り組みを行います。これは全国・世界的に起きている動きです。スコップ一つでできて、地面に点穴を開けて、そこに落ち葉や有機物を穴に入れていきます。

これによって、それまで硬かった土壌がふかふかになっていきます。土壌がふかふかになると、土壌で暮らす微生物が元気になり、そうするとその周辺の植物が元気になる。結果、多様な生き物が集まってきて、人間にとっても心地よい場所になっていきます。

一方、現状の大地の再生には、二つの課題を感じています。一つ目は一回きりで終わってしまいやすいこと。二つ目は、データがまだなく、再現性を確保しにくいことです。

両方とも継続的に続けることが難しいという課題に対し、今回それを解決するために、一回きりで終わらずに、土中環境を良くし続けるための、再生建築(regenerative archtechture)を行います。

なぜ一回きりで終わらず、この土中環境の改善や大地の再生ができるかというと、建築の上を人が歩くことによって、その振動が地面に伝わり、地面が揺れ動き、それによって空気と水が土壌の中に通り、地面が柔らかくなり続ける、そんな建築の仕組みを取り入れているからです。

Step 2
自然と深くつながるアートとサウナ体験


そのためには、建築に人が来続ける仕組みが必要です。人が本当にこの地で心地よさを感じられるように、サウナ体験、またアートとサイエンスを組み合わせた体験も用意しています。

サウナ体験は、流域を感じられるように、山から川、川から海の流れを体感できるようになっています。また、アート体験を通して、微生物や大地といった自然と、体験者ご自身の境界が揺らぐ体験を提供します。

Step 3
都市とローカルの資源循環


JINENのつくるサウナやホテルは、ある種のリトリート空間と捉えています。

私の思いとして、今この人類に必要なのは、First placeとしての家、Second placeとしての職場、Third placeとしてのカフェでもなく、本当に自分と向かう、0th place だと思っているからです。

この0th place は、昔でいう神社だと思っています。JINENは屋久島に代表となるようなリトリート空間を作ります。その後に神社が分社化して各地に広がっていったように、地域各地に代表的なリトリート空間を作ります。

更に、都市にもミニマムなリトリート空間を作ります。空き地や駐車場などの使われていない場所を、リトリート空間と木々に変えていく "Partking to Forest" のプロジェクトです。

Step 4
100年続くための管理のコモンズ化


最後のステップは、JINENの仕組みが100年続くための仕組みづくりです。流域の保全・再生が100年続いていくために、JINENの資産をコモンズとして管理運営していく仕組みづくりをしていきます。

具体的には、会社の株式を、地域住民や企業に保有してもらい、その株を持っている人が管理運営していく仕組みです。株式を持っている人が、そこでの恩恵も得られるようになる仕組みを、JINENで作ります。

これら4つのステップを通して、Regenerative Hotel "JINEN Yakushima" として、人も自然も幸せになる流域を実現していきます。


——何度聞いても心惹かれます。

僕はこういったビジョンマップでのサポートもですが、アーティストとしても常設作品を創らせていただきますし、勝手に芸術祭の企画も提案しているので、そちらの文脈でもよろしくお願いします…笑。

本当に楽しみですね笑。

Regenerative Hotel "JINEN Yakushima" に提案中の
芸術祭コンセプト


4. ブレイクスルーの瞬間

ユニークさ・インパクト・共感性を包含する事業ストーリーが求められて

——改めてこのプロセスを振り返った時に、大知さんとして一番難しかった瞬間、またそれを越えられた瞬間があったら、教えていただきたいです。

一番難しかったのは、はじまりのときでした。一体どういうストーリーで、事業のユニーク性やインパクト、共感性といったいくつかの要素を含みながらも、一貫したストーリーを作ればいいのかまったく見えていませんでした。

私自身、はじめに言葉にしていたのは、「利己が利他や利地(地球)になる体験」という話でした。私たち人間以外のあらゆる自然は、自分たちの命をまっとうするだけで、自ずと誰かのためになったり、大いなるものになっていくという感覚があります。

でも、人間だけがここから外れた仕組みの中にいるのではないか、という何となくの違和感から、本当にやりたいこと、また願っていること、おのずとでてきた行動が、他者や地球環境のためになっている、そういう仕組みづくりや事例を、事業で作っていきたいという思いがありました。

でもこれはかなり哲学的で、伝わる人と伝わらない人が別れていました。今の言葉一つとっても、利己の個人と他者と自然と三つのレイヤーそれぞれあり、これらが分断されている現状をいかに繋いでいくのか、どの語り口で語ればいいのか、本当に悩んでいました。

自然から語ると、人は遠すぎるものに対して共感や理解は覚えづらい。かといって、その人のことや誰かのためだけだと、地球環境のことが疎かになってしまいやすい。個人が共感できるところから地球も良くなっていくためにはどういうストーリーラインが必要なのか、とにかく難しさを感じていました。


——そこを、どのように乗り越えられたのですか?

正直、覚えていないです笑。

コウスケさんと話しているうちに、いつのまにかに乗り越えていましたよね…。でも振り返ると、最初のラフスケッチを見た時には、すでに乗り越えている感覚があったかもしれないです。

議論当初の構造図

——最後に。素晴らしい世界観を持っていて、ビジョンもあるけれど、その実現に課題を抱えている人がたくさんいるのではと思っています。

特に、Regenerative と呼ばれるような、生態系への影響など、複雑な現象を含む領域はまさにそうです。いくら本質を追求していても、「サステナブル」という言葉で表層的なものと一緒くたにされてしまう。

そういった、ビジョンストーリーが明確になる前の大知さんのような方に、最後にメッセージをお願いできないでしょうか。

ビジョンマップを見て、なんかいいなと思ったら、コウスケさんにご連絡をお願いします笑。本当に、自分自身、そうだったので…

——ステマみたいですね…笑。でも、素直に嬉しいです。

アーティストの破壊と創造のプロセスを体験し、湧き出る情熱

全く違う文脈ですが、ヨーゼブ・ボイスという社会彫刻家の話がすごく好きなんです。「誰もがアーティストで、この世界に貢献しうる」という話。

特に今の時代、本当に一人一人の感性や個性を以前よりも表現しやすくなっています。これからの時代は更に進化して、本当に多様な世界に向かっていくと思います。

その世界において、一人一人の表現も多様になってくる。そこで誰もが感性や個性や世界観、ビジョンを表現していくプロセス自体が美しいし、命が喜ぶプロセスだと思っています。

事業推進のためのアウトプットに加えて、このビジョンマップを作るプロセス自体が、アーティストの破壊と創造のプロセスそのもので、それにある種、加わらせてもらったみたいな感覚もありました。

一緒に白いキャンバスに絵を描きましょう、という部分をサポートしてもらいながら、アーティスト的な動きを協働でさせてもらえたと思っています。すごく楽しかったし、本当にめちゃくちゃ良かったです。

話しそうになりながら、本当に泣きそうになりますが…、この過程をぜひ体験して欲しいです。そこから生まれてくる熱量、思わず思いついてしまうこと、どうしても実現してしまいたくなるわくわく、それらがこのプロセスを通じて出てくるんじゃないかと思いました。

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※ インタビュー編集後記。

大知さんとは、「屋久島に作る新しい拠点に、作品を作って欲しい」と紹介を受け、出会ってちょうど1年になります。飄々としてみえて、深い思想性を宿しながら素晴らしい仲間と資本を集め、現実化に向けて歩んでいく姿は、明らかに未来のリーダーの一人だと思っています。

本来、豊かな内的世界を宿している人は、それを外の世界に出すことを躊躇しやすいはず。なぜなら、よくわからないと言われるし、理解されないことが多いから。しかし大知さんは、その繊細な内的世界をそのまま外に出し、それを事業として世界に実装しようとしています。この事業は確実にビジョンではなく、現実化するだろうと思います。

世界を見る繊細な眼差しと、それを現実化に導く力強さ。両極に思えるこれら二つの特性を兼ね揃えている彼のような存在が、この世界をより豊かに体験することをたくさんの人に促していくのだと思います。

僕自身、彼のような方と一緒に未来を創っていける自分でありたいなと思います。一人の、アーティストであり、クリエイターとして。また世界観あるリーダーの伴走者としても。

本インタビューで大知さんにご興味持った方はご連絡ください。ご紹介できればと思いますし、また松島に創造行為のサポートとしてできることがあれば、お気軽にご連絡ください。この記事が、新しい何かのつながりになればと願っています。

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編集:humm 竹下 奈月


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