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ただ、"生" がそこにある。その事実に触れてしまったなら。

2020年6月21日、13人がオンラインで集った。鼓動をリアルタイムで光に変換する小さなアート作品 "kodou"とともに。全員が目を閉じながら、静かに、祈っている瞬間。

"kodou" とは何か。
そう問われても、僕にもわからない。

"kodou"には、
究極的に、思想も哲学も存在しないのかもしれない。

あるのは
思想などない、という思想。
哲学などない、という哲学。

言い換えると、
“生”がそこにある
ただ、その事実を目の前に、
突きつけられてしまうだけなのかもしれない。

そのことに
何を見出し、何を感じ、何を求めてしまうのか、
僕にはわからない。

でも、
その "何か" は "あなた自身" でしかない。
僕はその、"何か" を通して、 "あなた自身" に触れてみたい。

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