人前で話す時に心がけている事
どうも、まっとんです
学生の前でお話しする機会があるのですが、そういった時に何を話すのか、何を気を付けているのかまとめてみたいと思います
今後、このようにまっとんに話をしてほしいとお考えの皆さんにも参考にしていただければと思います
みんなが期待する障害者の話はしない
まず大前提ですが、私は重度障害者です
ですが、それをメインに話す事はやりませんし、やりたくありません
難しいとは思うのですが人と人が話をする上で障害の話って必要なのかな?って思う部分があるんです
だから、やらない
聞かれなきゃ話さないようにしています
聞かれない事は興味がない事だと思っているので、話していない
もちろん学校などでお話しする際は、呼ばれている都合お話はします
ただ、あんまり興味がないような感じなんですよね
想像つかないレベルの話だから、よく分からないという感じに近いと思います
むしろ、普段から考えている事だったり、経験した事をお話ししている時の方がなんとなく聞いてもらえてる感じです
障害者に生まれたからこそ思う事
自分としては、ここの部分を強くお話ししたい気持ちがあります
というのも、なんとなく生きてなんとなく毎日を過ごしている人がたくさんいると思います
自分もその一人でした、適当に毎日過ごしていました
ただ、死ぬという事に少なくとも1日経つたびに近づいていきます
また、周りで誰かが亡くなったり、そういう事にも直面すると、より思うわけです
同じように障害を抱えている方でも、自分のようにしぶとく生きられる人もいれば、些細なきっかけで死んでしまう方もいる
命ってのは、理不尽です
『なんで死んでしまうんや!』
同級生が先に亡くなるのは、辛いです
何人も見てきました
そんな経験をしているからこそ、言える事があると思ってお話しをします
皆さんは死についてぼんやりとしか考えてません
本当に人って簡単に死ぬんですよ
でも、死んだ事ないからわかんないですよね
死んだ事あるやつにしか分からないんです
死んだ事ありますよ
死んだ事もねえ癖に知った口利きやがってと思った方は残念でした
私は、死にかけた事もありますし死んだ事もあります
まぁ、屁理屈とも言えるかもしれませんが、心停止した事があると受け取っていただければ…
本当に不思議な話なんですが、一度そんな経験をすると死についての恐怖がなくなるんですよね
そして、いつかは訪れる終わりを受け入れるだけの心の準備が出来るんです
いつ死んでもいいように毎日をしっかり生きておかなきゃいけないと思うんです
ぶっちゃけ健常者っても死ぬ時は死にますからね
他人事と思ってると痛い目見ますよ…
伝えたい事
ためになる話とか、感動する話とか、そういうものはしっかり台本作ってさえいれば誰でも出来るんです
ただ、それって結局ドラマや映画見てればいい話なんです
生身の人間が話す意味、そこがすごく大事だって自分は考えます
だから、自分が経験してきた事をそのまま脚色せずにお話しします
人によってはつまらない事なのかもしれません
でもそれでいいのかなって
障害者に生まれたところで毎日が感動的なわけないし笑
普通なんですよ、皆さんが期待しているほど何もないんです
むしろ自分の場合、障害関係ないところで何がが起きているので、クローズドの場でないとお話できない事も多かったり
また、聞く人が聞けばびっくりするような事だったり、怒るような事だったり…
でも、等身大のままお伝えするとそうなっちゃうんですよ
ここで書いてる事だって、まだまだ抑えてる方ですからね?
もっと話がしたい
昔はメディアに出たりして、有名になりたいなんて思ってましたが、作られた何かを演じなければ出ることができないと分かったので、今は出たくありません
先ほど言ったようにクローズドなところでお話しする機会が増えるといいなって思います
もちろん「まっとん」として、話をして欲しいっていう方がいればですが…
希望とあれば障害者としてもお話しします、私のやり方でよければ…
もっと障害者という存在が当たり前に捉えられる目線をたくさんの方に持っていただきたいのが私の願いです
今日も一日自分のやりたい事をやって終わる事にします
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