クリエイティブはめんどくさい

誰しも「クリエイティブ」にできればなりたいと思っている。人工知能により代替されない仕事をすべき、だというライフハック的な文脈でもクリエイティブの優位性みたいなものは語られることが多いような気がする。

ただ一方で、単なるコンテンツ消費も楽しいものである。Netflixで映画を見たり、ベッドの上に寝ころびながら好きな漫画を読んだり。そこには全く想像もできない世界が広がっていると同時に、現実よりも生々しいリアルな人生が緻密に描かれていることもある。

このような矛盾にも似た感情を同居させている人間だが、実際は単なる難易度、参入障壁の問題であり、ただただ楽な方に甘んじているだけである。

もちろん作り出すことを心から楽しめる人もいるだろうが、本質的にクリエイティブはめんどくさいものなのだ。より厳密に言えば、自分が納得できるものをつくろうと思えばある程度の工数が絶対に必要になるということ。

だからその工数を埋めるために、ある程度のトレードオフをしていくことになる。なんとなく必要とされているものを切り捨てていき、良くも悪くもとがっていくことに繋がる。


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