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特撮ヴィラン語り ~その291 仮面ライダーギンガ~

平成仮面ライダーシリーズの締めくくりを飾った「仮面ライダージオウ」では、歴代の人気キャラに混じって「ジオウ」オリジナルで設定された未来の仮面ライダーが4人登場しています。
シノビクイズキカイ。この3人はそれぞれが分岐した並行世界の未来で活躍するライダーと設定されており、そのライダーの力を巡って敵味方が入り乱れての乱戦に発展することもしばしばでした。
そして、最後の4人目がこの仮面ライダーギンガ、なんですが

ハッキリ言ってコイツマジで何者なんだってぐらい情報が一切公開されていないんです

歴代ライダーの力が秘められたライドウォッチの争奪戦を繰り広げるジオウたち仮面ライダーと、その力を悪用した怪人:アナザーライダーを生み出す謎の未来人:タイムジャッカー
その戦いの最中、突然空から巨大な隕石が飛来。その中から現れたのがこの仮面ライダーギンガです。
誰が変身しているのかも分からなければ、一体どの未来や並行世界からやって来たのか誰にも分からない。一切正体不明の仮面ライダー。そんな奴が唐突に現れたかと思いきや、圧倒的な力でジオウたちもタイムジャッカーたちもブッ飛ばすわけです。
攻撃を繰り出そうとしても謎の念力によって触れることすら出来ず、掌から放つ破壊光弾によって誰も彼も返り討ち。率直に言って戦いにすらなりません。
あまりの事態にタイムジャッカーたちも一時休戦を申し出、ジオウたちと協力してギンガを倒そうと計画を変更します。

ポッと出で出てきたヤツが敵味方束になってかからないといかん強敵ってなかなかにムチャクチャですよね、冷静になって考えると

しかも実際束になって戦っても、まともに攻撃が通じないんですよ。そりゃそうだ触ることすら出来ないんだから。
しかし、全く持って弱点がないというわけではありませんでした。その弱点は太陽光がエネルギーということ。そのため晴れの日以外は動くことが出来ず、太陽が雲に隠れたりといった形で光が浴びられなくなると肉体を石化して活動を停止、身を守る性質を持っていたのです。
そうなれば無防備なので、作戦としてはとにかく攻撃が当たらなくても全員で時間を稼ぎまくって太陽が雲に隠れるチャンスを待つ持久戦。結構ハードですよこりゃ。攻撃当たらないのに粘るって大変な苦行ですからね。
どうにか作戦は成功し、タイムジャッカーのリーダーであるスウォルツはその力を掌中に収めようと密かに裏切りを企てましたが、最終的にはその思惑も読んでいたウォズ/仮面ライダーウォズがギンガの力を奪取。その力を使って最強形態にパワーアップすることに成功しました。

そう、正体はパワーアップイベントの当て馬だったのです(それが正体でいいんか)

……うん、こう言っておかないと自分でも自分を納得させられないんですごめんorz

matthew

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