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特撮ヴィラン語り ~その201 ダークネスヒールズ~

マンガが実写化ってのはよくあるけど、逆に実写がマンガ化ってなかなかないパターンだと思うんです。
そんな中で異例中の異例といえる展開を見せたのがウルトラシリーズ。なんと2.5次元の舞台作品が作られ、そこからさらにマンガになるという珍しい作品展開を見せております。
主役になったのは歴代ウルトラシリーズで登場してきた悪役キャラクター5人。「ダークネスヒールズ」というタイトルを冠し、彼らが歩む数奇な戦いを描くストーリーになってます。

なんか戦隊シリーズっぽいけどこんなメンバーの戦隊があってたまるかっていう人選です

彼らは何者かによって本来の力を封じられ、人間のような姿に変えられていました。
ウルトラ戦士に敗れ、倒された記憶を残しつつも、本来の姿に戻れる時間にタイムリミットが設けられているジレンマに苛立つ面々。本来の力全てを取り戻すため、5人は自分たちをこんな姿に変えた何者かの行方を追って行動を開始します。そのメンバーはというと、

力に魅せられ光の国を追放された裏切りのウルトラ戦士にして
最近は必殺武器として顔だけ勝手に使われている(「ウルトラマンZ」参照)悪の巨人:ウルトラマンベリアル

あ、はい割とネタ的に紹介するノリですんでよろしく

ウルトラマンティガの元カノで、今カノとイチャついてんじゃねえよという嫉妬から世界を闇に包もうとしたヤンデレ闇の巨人:カーミラ

多分悪人じゃなかったはずなのに現代で一体化した人間がクズ過ぎたせいでそれ以降もずっと悪役扱いを受けることになった影の戦士:イーヴィルティガ(イーヴィルって呼ばないでくれと本人もよく言ってます)

「ウルトラマンネクサス」の黒幕でありながらぽっと出みたいに言われ、円谷公式のエイプリルフール企画で2chでは紳士キャラ扱いとしていじられたりもした闇の人造戦士:ダークザギ

みんな大好きウルトラマンオーブのライバルにして、こじらせ過ぎてなんか気持ち悪いホストみたいなキザキャラになった愛されキャラ:ジャグラスジャグラー

こんな濃ゆいメンバーですよ。そりゃ大変だよ。
ちなみに真面目な解説も過去記事で一応してます。興味があれば是非。

ただそもそも気になるのが、ジャグラーに関しては確かにオーブに敗れこそしたものの別に死んだわけじゃないというところ。何なら「ウルトラマンZ」で防衛組織ストレイジの隊長として、思惑はありつつもちゃんと地球を守って戦ってきたし。
だからそんなジャグラーの生まれ変わりみたいな形で別存在がいること自体が物語の謎の鍵とも言えます。ここはこれからの注目ポイントでしょうね。

そんな5人が、自らの力を封じた何者かを探して様々な惑星を旅する「ダークネスヒールズ」。
行く先の惑星で起こるトラブルを、正義のためなどではなく「なんか気に入らねえからアイツ潰す」という独自の基準で解決して、人々を結果的に救っていくのがなんだか面白いポイントではあります。是非チェックしてみてください。

なお「ウルトラマンR/B」「ウルトラマンタイガ」と登場してきた悪の戦士:ウルトラマントレギアもこの中に入りたそうにしていますがそこはシカトしときましょう

matthew

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