見出し画像

東日本大震災から8年、いま考えること

震災当時

2011年3月11日の14時46分、当時大学生だった私は東京の自宅にいました。
これまでの人生で体験したことのない揺れ、仕事へ行った父とは連絡がとれず、ある程度落ちついてからも不安で心が揺さぶられていました。未曾有の大被害を報道やニュースで知り、自分にも何かできないかと考えました。

それから8年

その年の冬、ピアノリサイタルを開催し、お集まりいただいた皆様の募金のおかげで被災者の方に暖房器具を3台送ることができました。(写真は7年前の私です。)

また、それから3年後には石巻市などで1週間ほど被災地ボランティアを経験しました。

私は震災をきっかけに、いくつかの行動を起こすことができました。ただ散発的なもので、継続的な支援をできていないのが現実です。

私ができたリサイタルやボランティアも、協力してくださる方や受け入れ先があったからこそできたもので、毎年この日、ただ被災地に思いを馳せるのみでした。

普段は余裕がないなどと言いながら、優先順位をつけていろいろなことを後回しにしているのですが、震災で犠牲になられた方、被災され今も避難生活を余儀なくされている方々が味わっている様々な苦難と比べれば、私が日常生活で直面している壁なんて本当にちっぽけなものです。

日々温かいご飯を食べることができ、仕事でやりたいことをやらせてもらえて、それでお給料をいただいている。
何より自由に夢を持つことができる。
これは本当に恵まれていることだと思います。

このような自分がこうして生き永らえているのは、きっとお天道様からの「何かをやりなさい」「世の中のためになることをしなさい」というメッセージだと思います。

だからこそ、年初に立てた「進む」年にするということを今一度肝に銘じ頑張っていきます。

東北との「縁」

自分のルーツの半分は岩手県です。そして幼少期には宮城県の仙台市に計6年間住んでいました。私の親戚も、友人も被災しました。

距離が離れていると言っても同じ日本に住んでいるわけです。何か考えて、行動を起こそうと思えばすぐにできる。

できるならば、今年一週間ぐらい東北を旅したいです。

なかなか長期休暇は取りづらいのですが、旅を励みに仕事を頑張って、休暇を取れるようにして、自分の目で今の東北を見に行きたいと思います。東北の空気の中で育った者として、被災地の方とお話をしたい。

これから

恵まれている自分ができることはたくさんあるはずです。
またピアノリサイタルをやりたいと思っています。お客様に聴いていただくからには無礼な演奏はできません。だから時間を作って一生懸命練習したい。
楽な方向に流れていきやすい自分に喝を入れ、前を向いて再び進んでいこうと思います。

サポートいただきありがとうございます。地域活性化活動、特に次世代の子どもたちの探究学習の支援に使わせて頂きます。