入社以来1年間でやってきたことのまとめ その1 (UXグロース提供企業での活動)

こんにちは、beBit 事業戦略室 室長の矢部です。このnoteでは、事業開発や社内での取り組みを発信しています。

私がbeBitに正式に入社したのは2021年の2月ですが、昨年度のこの時期ぐらいから入社に向けての準備を始めていました。先日、採用活動の中で「自分がこれまでやってきたこと」を説明する機会があり、自分が1年間でしてきたをまとめてみることにしました。振り返ってみると、仕事の大小はあれどもそれなりの数の課題を解決してきたことを改めて実感しました。
今回からは数回に分けて、これまで1年間に取り組んできた内容をご紹介いたします。

サブスクリプション型プロフェッショナルサービスの立ち上げ

beBitという会社は2020年までは大きく分けると2つのビジネスを展開してきました。

(1)  プロフェッショナルサービス(コンサルティング)として、お客様のUX改善やサービスコンセプトのご提案を行う。
(2) デジタルタッチポイント上のユーザー行動を視覚化し分析し、改善のための示唆をえることができるSaaSツールであるUSERGRAM。

それぞれのビジネスは提供の仕方も異なれば対象となるターゲットも異なりますが、一番の違いは(1)のプロフェッショナルサービスはプロジェクト型(one shot)での提供となるということであり、(2)はサブスクリプション型(継続型)のビジネスであるということです。

以前の記事にも書いた通り、beBitという会社は"お客様のUXの絶え間ない改善を実現すること"をサービスを提供する際の目標としておいています。この目標の中で特に重要なのは、”絶え間ない"という単語となります。これは、サービスのアップデートとか、サイトのリニューアルといったタイミングだけでなく、日常的に改善を繰り返して欲しいということです。

一方でbeBitのコンサルティングサービスは、これまではプロジェクト型で提供してきました。期間と予算を明示した上で、お客様のニーズにお応えるする・・といったコンサルティングにはもちろん価値があります。
しかし、プロジェクト型のサービス提供というのは、どうしても断続的な改善になってしまいます。我々もそのことには当然気づいていましたし、なんとかお客様と継続的にお付き合いをしたいと考えていました。ただ、そのための方法論を見つけることが出来なかったのです。

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2021年に正式に立ち上がったUXグロースという新たなコンサルティングサービスは、この壁を突破することが出来るきっかけになりました。UXグロースはまさに"グロース(継続的な成長)"を実現することを目的としており、USERGRAMとこのUXグロースの考え方を組み合わせれば、お客様の具体的なデジタルタッチポイントを改善しつつ、組織課題や戦略課題にも同時にアプローチすることが出来るのです。

このことに気づいた我々は、UXグロースコンサルティングをサブスクリプション型プロフェッショナル・サービスとして提供することにしました。我々の方法論はUSERGRAMを用いることを前提としていますので、まずはUSERGRAMをご契約いただいているお客様の中で、自社だけではデジタル改善を十分に進めることが出来そうにない、あるいはbeBitの能力を活用すればより高いレベルで改善することが出来る、と考えるお客様にご提供を開始しました。

このサブスクリプション型プロフェッショナル・サービスは、beBitのコンサルタントを必ずしもフルに使っていただく必要はない、というのが大きな特徴になります。

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お客様は社内のリソースやコスト、必要となる要素に合わせて複数のサービスモジュールを組み合わせて選択することが出来ます。
例えば、これまでのコンサルティングサービスのようにフルアサインとなったメンバーが全ての活動に伴走するということも可能ですし、ある特定の領域や機能(分析やデータからの企画立案)のみのご支援ということも可能です。また、サブスクリプション型という位置付けのため、お客様は必要な期間だけサポートを受けることも可能です。

このようにサービスをモジュール化することで、より安価にこれまでよりも多くのお客様に価値を提供することが可能となりました。2021年はまだこのサービスをリリースしたばかりですが、多くのお客様にお引き合いをいただき、beBitの成長を牽引するサービスとなっています。私個人としても、このサービス構築と”サービス構築の考え方"をbeBitに植え付けることが出来たのが、最も大きな成功体験の一つであったと考えています。


・・と、ここまで書いたところでだいぶ文字数が増えてきましたので、今日は一旦ここまでとして、続きは別の記事でお届けしたいと思います。


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