数字で分かるBtoB企業の動画マーケティングの実態
こんにちは
ビジネスアニメクリエイターの檀浦です
今回は数字で見るBtoB企業の動画マーケティングの実態ということで
データを見ながら解説していこうと思います。
あくまでデータなので参考程度にしていただければと思います。
ではさっそく見ていきましょう
BtoB動画の86%はデスクトップで視聴されている
これ意外ではないですか?
スマホスマホとモバイルフレンドリーと世の中言われていて
動画を載せるサイトも「スマホで見ると見えやすいようにしよう」とHPを製作する企業も多いと思いますが、BtoBにおいてはPCからの視聴が多いようです
私も以前からBtoB向けにLP製作など手掛けていてアナリティクスなどで分析していましたが、「デスクトップ60%、モバイル40%」という結果が出ており、「もしかして・・」と思いつつも、スマホ画面で見やすい段落分けや文字の大きさ、画面の大きさ、画質にしていました。
ですが、デスクトップ上だと多少違和感がある構成になっていたためか
最下部までのページスクロール率は38%ほどで止まっていました。
しかし、この事実を知ってデスクトップ側に改善したことによって62%まで上昇してpvが日々10pvであるにもかかわらず、1成約を取れた経験がありました。貴社でも試す価値はあるかと思います。
分析は「mieruca」といこの析ツールを使っていました。ヒートマップで熟読率やクリック箇所、ページスクロール率などを測れるサブスク型のサービスですね
多くの企業が1カ月あたり平均18本の動画を配信している
全企業の平均として月に18本の動画が配信されていました。中でもハイテク企業が平均21本ともっとも多く、製造業が平均20本でそれに続きます。中小企業でも平均200本のライブラリを所有していることから、動画がマーケティング手段として有効だと認められています。
ただ製造業などは技術の流出を恐れを気にして、内部のみの活用や社員教育に利用されているケースが多いようです。
また本格的な動画を1本外注して作るよりもなるべく低い予算で
何本か作ってもらってPDCAを回す「カジュアル広告」というものが鉄板になりつつあります。
つまり、
仮設を検証するため、そこそこの品質の動画を出してみて効果を検証して
例えば離脱の多い秒数のシーンのみを改善してもう一度出す!というような流れです。
なので、
企業よりはなるべく安くすむフリーランスに発注して仮説検証して
反応率が悪ければ修正してもらうという対処法がとれます。
半数以上の動画が2分以内にまとめられている
BtoB用の動画は、複雑な商品紹介などもあるため尺が長めになる傾向がありますが、本データでは、全動画のうち56%は2分以内となっています。
私のクライアント様からの要求でも多かった事案ですが、営業資料がどうしても長くなり、相手への負担もかかることから最後まで目を通してもらえない。だから、1,2分ほどの動画にまとめてほしい!
これがまさに動画の強みで1分の動画でWebサイト3600ページ分の情報伝達力があります。
2分ですと7200ページ分になるわけですが、時間のない現代社会において短い時間で存分にPRできるというのは凄まじい効果があるわけです。
ただ例外もあってこのデータを見てください
17%にあたる121~240秒の動画は「Youtube広告」にあたります。
これはYoutube広告が主に「興味のない層に興味付けをする工程」が必要なのでどうしても物語を語る工程が必要になり、少し長く尺がとられるためです。
そして、12%にあたる長尺動画は「ウェビナー」です。ウェブ上で行うセミナー動画のことで今BtoB企業の多くが効果を実感している施策の1つですね
以上参考にしていただければ幸いです。
檀浦