見出し画像

【彼記録】私との共通点はスイカ

北斗の拳というアニメはご存知の方も多いはず。
私は幼い頃、夕方テレビをつけると

「ァタタタタタタタタタタァ…!」

目にも止まらぬ速さで秘孔を突きまくる主人公。
そして主人公の決めゼリフ「お前はもう、死んでいる」。
このセリフとともに敵の身体がみるみる膨張、弾け散るという衝撃的なシーンは、当時の幼い私には刺激的でテレビに釘付けになっていた。

物語こそよく覚えていないけれど、
北斗の拳といえば決まってその衝撃的なシーンが私の脳裏に蘇る。

そんな北斗の拳。ご存知の方も多いとは思いますが、
記事を書き進めるにあたり、主人公ケンシロウのWikipediaを掲載させて頂きます。

さて、この北斗の拳の主人公、ケンシロウ
実は私、この顔が視界に入るたびに思っていた事が。

似ているのですうちにいる彼に。

ケンシロウファンの皆様、
 申し訳ございませんが、もう少しお付き合いください。


まず見た目。
浅黒く焼けた肌に太く凛々しいゲジゲジ眉。
そして小さな口はへの字に曲げている。

勿論ご存知の通り、ケンシロウは架空の人物。

ただもし、
実在する人間として現代に現れたなら。

もしくは、
『全日本ケンシロウに似ているランキング』が公開されたとしたら。

うちの彼、10位以内にランクインしてしまうのでは。

と、そのくらい私は彼がケンシロウに「ぱっと見」似ていると思っている。
※「ぱっと見」ここ重要です。

よし、では次は見た目以外のものを比較してみる。

私は残念ながら北斗の拳という漫画も、アニメもちゃんと見てこなかった。
よって比較対象であるケンシロウについての情報源はWikipedia。

そのWikipediaの情報を読み進め、彼との共通点を探してみました。


冷静沈着で寡黙。
うん。そうだね。

悪には容赦ないが、善人や子供、老人には優しさを見せる。
うんうん。彼もお年寄りや子供にとても優しい。
そして私には厳しい。

あ、でも私の好物のスイカ、絶対全部くれる。
うん。優しい。それでそれで?


あー…。


激しい怒りを感じると、服が裂けるほどの筋肉の隆起。

これはない。物を大切に扱う彼。
どんなに怒ろうと服を裂いて無駄にはしない。

あと「お前」や「貴様」という言葉も彼は決して使わないな。

…お。


Wikipediaを覗いていていると、
このケンシロウ、ものすごい身体能力をお持ちのようだ。
勿論架空の人物なので「設定上」だけどね。

なになに?
視力は暗闇でも生物のオーラを察知し、
光の中にいるのと同じように見える。

…むむ。

さらに
放たれた矢さえも止まって見えるという動体視力。
す、凄すぎる。

聴力はというと、
2キロ先の内緒話も聞き取れるとか。
ひぇー

人間離れしている。

(そりゃそうだ)


お、ジャンプ力が9m?これも凄い。

でもね、うちのケンシロウだって運動神経には自信がある。

さすがに9mは届かないよ。
でも120cm程の高さの防波堤なら、
助走なしのその場両足ジャンプで飛び乗ってたよ。
ついこの間の話。

これっていい線いってないかい?

…私はもう、何がなんでも彼をケンシロウにしたくなっている。

あ、決定的に違う点を見つけてしまった。
(いや、そもそも違う点しかない)

1週間睡眠をとらずとも耐えられるのに対し、
うちのケンシロウに、睡眠時間を削ることなど不可能だ。

我がケンシロウにとって睡眠時間とは、何にも勝る尊い時間なのだから。

私はついに、「我がケンシロウ」なんて書いてしまった。

原作ファンの方には大変申し訳ないですが、
ケンシロウを検索し続けたせいでしょうか。

結果、見た目以外の共通点はゼロにも関わらず、
私の目にはもう、彼がケンシロウに映っている。

目の前で携帯ゲームに夢中になっている彼。
世紀末を受験生として終え、
サラリーマンとして令和を生きる、ケンシロウ。

似ているのは見た目だけ。虫も殺せないけれど
彼が私の救世主であることは、間違いない。


特技:北斗神拳 スイカゲーム

おわり


最後までお読みいただき嬉しく思います。
貴重なお時間を私に使っていただき有難うございました。

≪補足≫
“虫も殺せない”に関してはこちらhttps://note.com/mattari_coffee/n/n8db163e1eb08



この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?