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英詩の翻訳集

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2020年5月の記事一覧

私訳:ウィリアム・ブレイク「イェルサレム」(1808)

私訳:ウィリアム・ブレイク「イェルサレム」(1808)

【日本語訳】

古き時代、あの方の足は踏み入った
イングランドの緑豊かな山脈に。
神のきよらかな子羊が現れたのだ
イングランドの清々しい草原に。

あの神々しい表情は照らしたのだろうか
この煙で曇った丘陵を。
ここにイェルサレムは築かれたのだろうか
暗いサタンの工場地帯に。

私に燃え上がる金の弓を渡せ。
私に願いの矢を渡せ。
私に槍を渡せ。おお、煙の雲よ、散れ!
私に炎の戦車を渡せ!

精神の闘

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私訳:エミリー・ディキンソン「林檎の樹に降るひとしずく」(「雨の詩」)

私訳:エミリー・ディキンソン「林檎の樹に降るひとしずく」(「雨の詩」)

【日本語訳】

林檎の樹に降るひとしずく
屋根の上にもひとしずく。
軒には六回、キスの音
切妻からは笑い声。

雫は川へと加わって
川は海へと加わった。
私はひとり推し量る、雫が真珠だったなら、
どうネックレスにしようかと!

舞う土埃も帰り道
浮かれた様子の鳥の歌。
陽射しが帽子を放り投げ
きらめき残る果樹の園。

竪琴たちのさみしさを
幸せな風が洗い落とす。
東に一つの旗が立ち
お祭り騒ぎを締

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