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#美術鑑賞 #内覧会 #三菱の至宝展 #三菱一号館美術館

三菱創業150周年記念 三菱の至宝展 (ブロガー特別内覧会)

是非行ってみたいと考えていた「三菱の至宝展」、幸運にもブロガー特別内覧会に当選しましたので、いそいそと参加させて頂きました。

このようなご時世なので内覧会向けの特別なイベント等は無く、並んで入場、勝手に鑑賞、自由に解散という願ったり叶ったりの放置スタイルでした。😊

写真撮影はブロガー特別内覧会での特別な許可を得て撮影可能でした。
作品の1点撮り、接写は禁止されていました。
この撮り方は怒られないかなぁ(三菱さんは厳しい!).. と、ガイドラインを気にしながら少しビクビクしての撮影でした。
その為自分好みのショットはあまり撮れませんでした。😢

こういう時、デジタル一眼レフは何をどう撮影しているか回りからは判りませんので少し後ろめたい気持ちになってしまいました。😅
(クイックプレビューは常日頃から切っています)

曜変天目・曜変天目・曜変...

もう私の情熱は曜変天目を再度直に見る! これに憑きました。

以前静嘉堂文庫で見た際は、日光降り注ぐからっとした明るい環境で展示されていて、趣が思いっきり阻害されていました。
その為、薄暗い中で人工光が当たっている環境で見たかったのです。

今回、その希望が叶いました!
回りはホントに薄暗かったです。😄

背景のパネルは曜変天目を撮影し、引き延ばし印刷した上に説明書きがあるという風に中々凝っていました。

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見る角度により特定の模様が輝き出したり、色々と表情を変えるのが曜変天目の醍醐味です。

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暗い中、流石にデジタル一眼レフカメラでの撮影は、色の再現性等スマホとは違いが出ます。
本日のお供はPENTAX K-1 + D FA100mm F2.8 Macro でした。
館内は全体的に暗めだったので、ISO6400 固定で何とかブレずに撮影出来ました。

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注:一応会場風景の意図で撮影しましたが、これが違反と判断されれば直ぐ削除します。

もう、回りをグルグル回り、視線を上から下からとその表情変化を堪能しました。
このエリアの滞在時間が一番多かったですね。
人が来れば立ち退き、居なくなればまたウロウロ... といった事をしていました。

私は日本(世界?)に存在する3つの曜変天目の内、この稲葉天目と藤田美術館所蔵(サントリー美術館にて)の2点だけを直に見ただけですが、個人的には藤田美術館所蔵の方がより心躍ります。

残りの龍光院蔵は死ぬ前に是非見たい物です。
I want to see Ryukouin's YohenTenmoku then die.

三菱創業150年

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それにしても三菱は創業まだほんの150年なんですね。

お〜い!竜馬(武田鉄矢(原作)、小山ゆう(作画))で岩崎弥太郎さんがコミカルに描かれていた事を、ふと思い出しました。

それからすると一時は日本最大の財閥まで上り詰めた位なので、ものすごい成り上がりですね。三菱財閥の全盛期の財力がピカ一だったのは間違い無いです。

そういう富裕層が伝統や文化、芸術のパトロンとして現在まで色々と残してくれて来た事実は感謝したいと思いました。

残り個人的にめぼしかった物達

曜変天目以外の扱いが軽くて申し訳ありません... (_ _)

12神将の内3体

それぞれ造形が素晴らしく、立ち姿・表情なども見応えがあったので、是非単品撮りをしてみたかった作品でした。

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刀(太刀)

人殺し目的の道具である刀は普段撮影を忌避していますが、今回は少し気まぐれで撮影してみました。
確かに造形としては美しく、芸術性も高いとは感じます。

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日本刀というのは、このように側面から見ると銀色に光り波紋も美しく浮かび上がって見えます。

ところが正面から正対すると、刀身は光を全く反射せず黒く闇に沈みます。敵に太刀筋を悟られないようにステルス仕様となっている訳です。昔から武器にステルス性能は重要だと言う事ですね。
(刀身が黒くなるショットは一点撮りを避けては撮れませんでした... orz)

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茶道具類

わびさびは良く判りませんが、何となく美しいとか味わいがある程度の感覚はあります。
良いと呼ばれる茶碗は、確かに良い表情を見せてくれるように感じます。

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一応茶碗1つを一作品とカウントしましたが...

各種資料

右側コーラン左側聖書と、こうして並べて展示できるのは流石日本ならではと感じました。😅

”日本では神は争わない”

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面白ポイント

通常でも撮影可の部屋があります。そこにはオタフクと、下記壁掛けが展示されています。

この壁掛けはフラッシュを焚く事を忘れずに撮影しましょう。
中心に顔が来るようにした方が良いかと思います。

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後、この部屋では天井を見る事もお忘れ無く😄

蛇足1

三菱一号館美術館は建物自体も楽しめると思います。
普通の廊下や、外が見える回廊、階段等ただ通り過ぎるだけでは勿体ないと感じます。

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照明も年代っぽい物だったりします

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蛇足2

三菱一号館美術館に向かう途中見かけました。ここは一瞬ロンドンかと...
レンガ造りの三菱一号館美術館とも雰囲気が合いますね😊

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蛇足3

私は中庭にある、このエミリオ・グレコの「うずくまる女」像が好きで、訪れる度に撮影する事が多いです。

帰り際で雨も降り真っ暗でしたが、何とか撮れていて良かったです。
(もちろんフラッシュは使っていません、というかK-1 には付いていなかった様な...)

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他にも色々と写真は撮りましたが、今回はこの辺で割愛させて頂きます。

三菱一号館美術館は年間パスポートを購入していた時期もあり、会社帰りにふらっと寄れる利便性の高さと、落ち着いた建物の魅力有る美術館です。

機会があれば自腹で曜変天目を見に、また訪れてみたいと思います。

再度注:
写真は内覧会の特別な許可の上、撮影ルールを理解した上で行っています。
通常は撮影ポイント以外での撮影は禁止となっていますので、ご注意下さい。


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