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まつたく
2019年11月25日 21:29
紫陽花が咲き乱れる梅雨の通学路ぼくは独りで雨に打たれながらうまずたゆまず 自分の“言葉”を整理していたこの孤独な気持ちに当てはまるワードが浮かびそうな気もしていたがそれはまるで泡沫の雫のように浮かんでは消え 浮かんでは消えぼくをしっかり困らせた靴がえらく小さくぎゅうぎゅうになっており踵に不思議な痛みを感じた雨の水滴が ぼくのその靴擦れの傷に染みてくるそこに特
2019年11月20日 13:27
また目の前がモノクロになった白と黒その2色の交錯には何の希望も感じられない交わっても灰色になるだけその事実が ただいたずらにぼくの心を閉ざしていく崖の上にある岩場で空虚を感じながらおもむろに太陽の光を浴びていたぼくは自然と目の前を飄々と通り過ぎる風の音に耳を立てていた最初はまるで興味もなかったがぼくはそのしらじらしさに若干心をうばわれかけたキミの色はぼくには