見出し画像

完璧主義なわたしの失敗談 ♯3ベストアンサーよりもベターアンサーを選ぼう


どもども!ORIGIN整体です。

そもそもの私の性格としてケチというのがあります。なるべくお金を使わない、かけないことに対して喜びを感じるタイプなんです。だからといってお金を貯めてやりたいこととか、高価なものが欲しいといった欲があるわけではないのです。一人暮らしをしていたころかなり生活費はカツカツの状態で暮らしている頃がありました。それこそセブン○レブンでバイトしていた19歳のころはシフトに入る回数も少なく時給も700円台とかだったと思うのでどう計算しても一日に使えるお金の額が100円前後なんてこともありました。その頃重宝したのが「ぶどうぱん」「ロシアパン」というバカでかいタイプのパンです。100円台にも関わらずお腹をパンパンに膨らませてくれるなくてはならないものでした。話がそれました…そういった経験からお金を使わないということが体に染み付いているのです。

一方嫁はというと買い物をすることでストレスを発散するタイプだと思うのです。ちゃんと聞いたことはないのですが、とにかく買い物が好きなようで家は買ってきたもので溢れかえっていて、タグが外されないまま1年近く放置されているなんてことも珍しくありません。買った段階で満足するタイプなんだと思います。

これぐらい金銭感覚が真逆なのでお金のことでもめないよう僕は一切のお金の管理を嫁に譲渡しています。貯金をしよう!といってもこの性格は簡単には治ることはないので、だったらせめてお金は渡しておいて自分が使う頻度さえ減らせはお金が減る瞬間を目撃してがっかりすることも少なくなると考えたのです。事実今の生活に不満はありません。いったい自分の生活にどれくらいコストがかかっているのか?考えると疲れてしまうので基本的になるべくお金が残って有事の際にはそこから捻出できればと思うのです。

そんな風に思っていたにも関わらず先日嫁の言った一言に対して失敗してしまったなということがあったのです。

基本的に嫁は自分の口座からお金を捻出しているようで、僕が預けたお金には手をつけてないらしいのです。ところが今月は少し出費が大きかったようでお金が足りないので僕の口座からお金を引き出したいと言われました。もちろんオッケーなのですが、ここで僕の心にはこんな思惑がありました。

こうやって使いすぎて失敗したときこそ浪費グセを治すタイミングだ

そこでこう伝えたのです。「お金は全部あずけてるんだから引き出すのは全然大丈夫だよ。まぁ将来のためにお金が残るように計画的にやっていこうや」

こう伝えた時、嫁の顔が一瞬曇ったのがわかりました。その時はなんで怪訝そうな顔をしているのかな?と思ったのですが後になって冷静に考えてみると自分は言葉は相手変わってほしいと思っているということに気づいたのです。要は「こういうところがあるから治したほうがいいよ」というようなニュアンスを含ませてしまったのです。

なんでこんな言い方したのか?因数分解して考えると次のような結論にいたりました。

自分にとってのベストアンサーを相手に押し付けようとした

ここでいうベストアンサーは嫁にお金のことは大丈夫だよってことが伝わり、かつ計画的にお金を使うようになってくれること。ただこれって自分にとってのベストであって相手からみるとなんにもベストじゃないんです。じゃあどうすればよかったのかというとベターアンサーを見つけるべきだったと思うのです。

ここでいうベターアンサーは嫁にお金のことは大丈夫だって伝わり、今のまま使いたいことにお金を使ってもらうこと。これ結局なにも変わってないじゃないか?って思うんですがそうじゃないんです。ベストアンサーを選ぼうとすると相手の機嫌を損ねるというリスクが伴っているのでマイナスに転じる可能性が大です。ベターアンサーは現状維持なんですが自分が受け入れられう範囲の現状維持なのでマイナスはない。むしろ相手を気遣うという点で少量ではありますがプラスといえるでしょう。

今日の処方箋

ベストアンサーよりベターアンサーを選ぶことも大事

状況にもよりますが基本的に相手に変わって欲しいというのはほとんどの場合自分自身のエゴです。貫き通して孤独になるか、しっかりと自分との関係性をつくっておいて然るべきときに話を聞いてもらえるようにしておくのかでは話が全然違います。

こういう日々の気づきに感謝して家庭内がうまくいくようにしていければと思います。