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完璧主義なわたしの失敗談 ♯4自分の意見だけ伝えても本心が伝わらないと意味ないよ

どもどもORIGIN整体です。

大学を1年で中退してフラフラしていた私ですが3年かけてなんとかやりたいことをみつけました。それはホームページの制作です。当時ホームページの制作というとまだまだ個人でまともなものを作れるというものではなく専門知識が必要で、あとはなんとなくクリエイティブでかっこいいという印象でした。今となってはホームページが作りたかったのかというとそうではなくてなんとなく憧れられそうな仕事に就職したかったのと、大学を中退している僕にできる仕事は限られていたというのが本音です。

どのようにして会社に入ったのかは長くなるのでまた別の機会にお話するとして、22歳の時にどうにかこうにかもぐり混んだ会社で起きた出来事を振り返り考察していきます。このことに関しては今でもたまに夢にみるくらいトラウマになっていて自分に悪いところがあるのは間違いないのですが、じゃあどうやったらトラウマにならずにすんだのかということについて考えてみようと思います。

ホームページ制作会社に入ったものの技術としてはまだまだ素人でした。僕の仕事はコーディングというホームページの基礎づくりのようなもの。家で言うところの柱の組み立てのようなもので、今みなさんが見ている画面も上には「note」というロゴが配置されているようにこの画像をこの場所に!とかここの文字はこの色で!とかそんな設計をコードと呼ばれる記号?みたいなものでズラズラ書き並べるのが仕事です。

そんな難しそうな仕事に素人が採用されたのか?あとでわかったことなのですが3ヶ月後に辞める先輩がいたからです。これよく考えれば当たり前のことなんですが、人材の募集があるのって辞める人がいるか?事業を拡大するか?のほぼ2択で大企業でもない限りゆっくり人材を育成していこうなんて考えはないはずなんですね。

先輩はすごく仕事もできる人だったのでかなり焦りました。プライベートではコードを使ってホームページの制作をしていたもののいざ仕事となると厳正な仕様書(説明書のようなもの)や色々なブラウザ(「Internet Explorer」「Safari」など)に対応しなければならず今までの知識はなにも通じませんでした。さらに引き継ぎも受けながらだったので頭の容量はパンパンでさらにメールの書き方や電話対応など社会人としてのルールなんかものっかってきてがむしゃらに過ごしているうちに3ヶ月はあっという間に過ぎました。

先輩は去りましたがなんとか仕事も頭に入ってきた頃、突然社長から自分の仕事ぶりについてチェックが入りました。「おいお前キーボードみながらうつな!」と一言。キーボードを見ないでうつやり方をブラインドタッチというのですが、それをやれというのです。「これを練習しろ!」とタイピング用のゲームみたいなものをパソコンに入れて一通りやり方をみせて去っていきました。その時の僕の感想としては「別に仕事はやってるんだからよくない?」でした。一応言われた通り何度がチャレンジしたもののこれで身につく気もせず、1ヶ月が経ったころその日は訪れました。

「おい前に言ってたブラインドタッチできてるんだろうな?今からやってみせろ!」僕は焦りました。あれ以来ほとんど触ることのなかったゲームを開き他の社員さんもみている前でタイピングをスタート。緊張と恐怖からパニックになりなにもできないままに終了。すると社長は「帰れ!」と一言。何度も謝罪に行きましたが一向に許してもらえる気配はなくその日はお昼に帰宅するはめに。

次の日重い腰をあげて仕事に行くと夜まで社長は来ないと聞きホッとしました。帰ってきたら謝罪してまた頑張れば・・・と考えていたのですがその夜待っていたのは社長との面談でした。向かい合ってすわっていたのですが、威嚇のためか椅子の背もたれをドンと蹴られて「お前仕事なめてんの?」と一言。その後のことは断片的にしか覚えていないのですが、いかに僕が無能だったかツラツラと語られ12時が近づいたころ終電も行ってしまうからと開放されました。

言われたことをやらないこれはどう考えても自分が悪いです。だからと言ってここまでの仕打ちはさすがになかったなと今でも思っています。

今の自分があの頃に戻れるとしたらもちろんタイピングの練習はします。しかしただ単にゲームをひたすらやるという非効率的なことはしません。タイピングってコツがあってセットポジションと言われる最初に指を置く場所を覚えることからスタートするんです。そのあとに母音である「A」「I」「U」「E」「O」の場所を感覚で覚えいく。そのあとにゲームなどで失敗を繰り返してスピードアップをはかるという順番が大事だと思っています。

社長なんで忙しいのはわかりますし、1人の社員に割ける時間がないのもわかります。ただ何時間も説教する時間をとるなら最初から丁寧に教えたら良かったんじゃない?とは思います。夫婦や親子や仕事場や学校など上下関係があったとしても「やっておけ」の一言で済ましておくと後で多くの時間を割かないといけないという良い例ではないかと思います。

今日の処方箋その1

自分の意見だけ伝えても本心が伝わらないと意味ないよ

今日の処方箋その2

学ぶ時は順序が大事

この社長からは良い面もたくさん学びましたが基本的には反面教師ですwこの会社での失敗はまだまだあるので次の機会に書こうと思います。

2000文字超える長文でトラウマ爆発な内容でしたが、ご覧いただきありがとうございました。