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Freelance Filmmakerに、なる。

こんにちは、Freelance Filmmakerの松浦竜介(りょうすけ)です。ウェブCMなどの映像コンテンツを制作しています。発信をしていくにあたって、僕自身の生い立ちから現在に至るまでの経歴を記事にしています。関心を持っていただいた方、一緒にお仕事をされたい方、なんだかよくわからないけど僕に絡んでみたい方、僕はこんな人間です。ぜひご覧ください。
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原点に立ち返る

契約カメラマンをしながら後期セメスターで復学した僕は、
なんとか大学院の修士課程を修了することができた。

自らの活動を映像で発信しながら周囲を巻き込んで「何か」を実現する。
そんなイメージを持ちながらも、
その「何か」が何なのか、ぼんやりとしていた。

一度は夢も心もへし折れた僕だったが、ここでもう一度、
「この地球上から悲惨の二字をなくしたい。」との原点に立ち返った。
大学時代、世界の悲惨さと自分の無力さを知った、あの原点だ。

(大学時代の記事はこちら)

自分の人生を生きよう

アジアの山岳地帯などで200校以上の学校建設を行うNPO、
モンテッソーリ教育を淵源とした神戸のフリースクール、
都市と農業をつなぐベンチャー企業などにアプローチしたが、
「自分にはこれができる」といった武器がなかったり、
周囲の反対にあい寸前のところで留まってしまったりと、
僕はなかなか一歩を踏み出せないでいた。
ここでの教訓は3つ。

1つめは、「やりたいこと」と「できること」は違う、ということ。
当時の僕はやりたいことばかり追いかけて、
自分のできること、武器を磨いていなかった。
できることが土台になって、やりたいことの幅が広がっていくと、僕は思う。

2つめは、「できること」は自分の「本心で決める」ということ。
「自分にはこれができる」という武器をつくるにしても、
自分自身が幸せでなければ意味がない。

自分が幸せだと感じることはなんだろう。
自分が楽しめることはなんだろう。
自分を生かせることはなんだろう。
そして、
人が必要としていることはなんだろう。と、僕は考えていった。
これが僕の場合は映像だった。

3つめは、
自分を縛っていたのは自分だった、ということ。
人によってバラバラな周囲の意見などに身を任せていたのは、
結局は自分に自信がなく、臆病になってしまっていたから。
自分の人生なんだから、自分が全責任を持たなければ。

ともあれ20代後半になり、僕の生活は苦しく、気持ちは焦るばかりで、
この時期は正直かなり辛かった。

僕はその後一般企業に就職し、
その資金をもとに個人として撮影できるだけの機材と編集用のPCを揃えた。

リスクを取らないことの方がリスク

一般企業で働いている頃、
山口県に数年前から移住している大学時代の仲間とよく電話をしていた。
作家を目指している彼は、今は農業に従事しているらしい。
耕作放棄地を借りて観光農園を開設しようとしているとのこと。

パーマカルチャーという言葉を教えてくれた。
人々の生活に根ざした環境問題へのアプローチ。僕もやりたいと思った。
話していくうちに、目指している方向がとても近いことがわかってきた。
映像の発信だけなら、パーマカルチャーだけなら、全国どこでもできる。
しかし、同じ志を持った仲間に出会えることはとても貴重なことだ。

映像の力でどこまでできるのか試してみたい。
人と自然の共生をテーマに発信していきたい。
今始めなければ後悔する。僕は直感した。
僕は5年ほど過ごした関西を離れ、山口県へ移住した。
周囲からは10人中10人が反対するような状況だったけど、
僕にはすでに一歩先の未来が見えていた。
一時の不安定な生活よりも、
リスクを取らないことの方がリスクだと思った。

Freelance Filmmakerに、なる。

2018年秋。僕は山口県の限界集落に移住した。30世帯ほどの村だ。
引っ越し日にゲリラ豪雨に見舞われ
トラックに積んでいた荷物の半分を断捨離することになったり、
家にインターネットも携帯の電波も届かないことが入居してからわかったり、
僕の新生活はドタバタと始まった。

詳しくはこの映像で。https://www.instagram.com/p/B8WH3VOAzto/?utm_source=ig_web_copy_link

そして、移住後間もなく映像制作事務所 Sizuku Filmsを開業。
主に企業向けウェブCMの制作を生業としている。
無収入からスタートした生活から
現在では約1年半が経ち、ありがたいことに仕事も増えつつある。

こういった紆余曲折を経て、
僕はFreelance Filmmakerになった。
映像で発信している人、技術のある人ならいくらでもいる。
しかし、これまでのストーリーは僕にしかないものだ。
僕だからこそ見える世界があると信じている。
そして、このストーリーに共感してくれる人たちと関わっていくことができたら、僕はとても嬉しい。

Freelance Filmmakerとして仕事をしながら、社会のなかで自分がどういう役割を担うべきか、ずっと考えてきた。映像という「自分にはこれができる」という武器をつかって、世の中に対して何をするのか。僕の目指しているところは大学時代から今も変わらない。

「この地球上から悲惨の二字をなくしたい。」

最近になって撮りたい映像が見えてきた。
僕だからこそ見えるもの。
僕だからこそできること。
詳しくは次の記事に書きたいと思う。
これが今僕が一番発信したいことだ。

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☆今までの映像や普段のストーリーを、Instagramで発信しています。

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