![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101599304/rectangle_large_type_2_b5d5a5abe02cd2deeb194caff95948c9.png?width=800)
合気道のリズム:天才的ベーシスト・ミートたけしさんから学ぶ「呼吸力」とは何か?
この動画でミートさんがめっちゃいいことを言っていたのでそのことについて語るフリをして合気道のことを語る。
動画の内容はざっくり言えば日本人は海外とはリズム感が違うという話。
そして海外の人には取れないし理解できないリズムがあって、それが「一本締め」なのだそうだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1680181468697-83ZknICE9V.png)
あの「よぉぉ~~~っ」でみんながタイミングを合わせて「ポン」と締めるのは海外の人には難しいらしい。
なんとなくこの話を聞いていた時に「あぁ、合気道の呼吸力ってこういうことなんだろうなぁ」と思った。
呼吸力とは?
呼吸力と言うのは合気道においては最も必要とされる力で、これがあればあるほど相手の強い力にも負けないといわれている。
![](https://assets.st-note.com/img/1680183204866-9gbJYaPldx.png)
ただし、具体的にどういう力かは説明されていないので、稽古によって理解していくしかない。
そんなわけで人によって解釈はさまざまだ。
なぜ呼吸力なのか?
呼吸というのは当然ながら吸って吐くもので、陰と陽のように反対のものを象徴している。
![](https://assets.st-note.com/img/1680183237295-uIodMm0LHC.png)
押し引き、高い低い、早い遅い、そういった色んな正反対のものを自分がひとつにするもののが「呼吸力」なんだと思う。
相手と自分の力を一つにすれば、相手の力を貰いながら相手を動かすこともできるというわけだ。
そして一本締めというのは周囲と呼吸を合わせて一つにする、まさしく合気道的な作業をしている。
一本締めの呼吸
日本は昔からこうやって呼吸を合わせるということをやってきたのだろう。
呼吸を合わせるというのは一本締めのようにみんなで合わせようとするものの他に、自分に合わさせるというのもある。
![](https://assets.st-note.com/img/1680183302963-UxGWpASFKf.png)
相手の「協力」なしには呼吸というのは合わせられない。
だけど「協力」させることはできるのだ。
そしてそれは自分に主導権がある時にそうなる。
![](https://assets.st-note.com/img/1680185178547-QMpuhIegod.jpg?width=800)
最初から勝っている
ミートさんは別の動画で楽器の演奏をするというのは、スタジオや会場に来てから弾き始めるのでは遅いという。
プロのミュージシャンがプロなのは一番最初から最高の演奏ができるからなのだとか。
それをするためには朝起きた時から演奏はもう「はじまっている」のだそうだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1680183467394-yyT1atGVmM.png)
合気道は「絶対の先」を稽古する。
これはどれだけ相手よりも早く準備ができているか?みたいな話だ。
「先」の呼吸
早ければ早いほど「先」を取ることができるし、相手の力を利用することができる。
ミートさんもいざ演奏する時には緊張もしないし、逆にしっかりとリラックスしていた方が余裕があって良いパフォーマンスができるという。
![](https://assets.st-note.com/img/1680184487455-2ClOlEFgj0.jpg?width=800)
合気道でいう「正勝吾勝勝速日」というのもそうなのだ。
それはある種、日本的な呼吸の在り方のようにも思う。
遥か前から始めるというのも呼吸なのだ。
その瞬間がはじまるずっと前から「よぉぉぉぉ〜〜〜〜」がはじまっているからこそ、相手や天地と気を合わせることができる。
そんな風に思った。
マツリの合気道はワシが育てたって言いたくない?